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東京株が暴落=過去2番目の下落率−原発危険拡大で全面安
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011031500588
15日の東京株式市場は、東日本大震災を受けた日本経済の先行き悪化懸念が一段と強まり、全面安の展開が続いた。東京電力福島第1原発周辺の危険な状況が伝わった午後の取引で売り注文が殺到。日経平均株価は午後1時現在、前日比1283円20銭安の8337円29銭まで暴落。下落率は13.3%とリーマン・ショックを上回り、1987年10月のブラック・マンデーに次いで過去2番目となる。
週明けからの2日間の下げ幅は1900円に達し、2009年4月1日以来、約2年ぶりの安値水準まで値下がりした。
大震災で被害を受けた福島第1原発で新たな爆発音が確認されるなど、緊急事態が続いている。計画停電による経済活動の停滞も想定され、投資家は不安感を拭えない状況に陥っている。大震災の影響で14日の欧米主要株式市場が軒並み下落し、世界的な景気の先行きに警戒感が一層高まった。
原発事故の拡大が続いてる東電や、管内の原発が運転停止に追い込まれた東北電力には、依然として大量の売り注文が出ており、値幅制限いっぱいとなるストップ安でも売買が成立しない状態だ。
市場関係者からは「原発問題が解決し、復興計画が明らかになるまで投資家心理は改善しない」(大手証券)との声が上がっていた。(2011/03/15-13:37)
◇
日経平均、リーマン・ショック超す下げ幅 :読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110315-OYT1T00237.htm?from=top
15日の東京株式市場は、福島第一原子力発電所の事故が深刻な事態に陥ったことを受けて日経平均株価(225種)は急落している。
午後の取引に入って下げ幅を一段と広げて前日比で1200円を超えた。2008年10月のリーマン・ショック時を超える下げ幅となっている。
午後1時現在、同1266円16銭安の8354円33銭で推移している。福島第一原発で高濃度の放射能が拡散した事態を受け、投資家心理が一段と悪化した。14、15の両日で下げ幅は計1800円を超え、株価は下げ止まる気配が見えない状況に陥っている。午前の終値は、前日比620円76銭安の8999円73銭だった。東証1部の午前の出来高は約27億3000万株だった。
東京電力株には前日に続き売り注文が殺到し、午後0時40分時点で取引が成立していない。原発メーカーの東芝も取引が成立せず、日立製作所は一時、前日比8%を超える大幅安となっている。
一方、15日の東京債券市場は、株から逃げ出した資金が流入して、国債価格が上昇、金利が低下している。長期金利の代表的な指標となる新発10年物国債の流通利回りは一時、前日終値比0・035%低い年1・165%まで低下し、今年1月11日以来、約2か月ぶりの低水準となった。
(2011年3月15日13時14分 読売新聞)
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