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http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=aby0jez0ZfqA
3月11日(ブルームバーグ):3月第3週(14−18日)の日本株相場は、日経平均株価が昨年12月1日以来、1万円を割り込みそうだ。原油価格の高騰で景気の先行きが不安視され始めていたところに、11日午後に東日本で大規模地震が発生した。経済活動への影響は不透明で、投資家からリスク回避の売りが先行するとみられる。
みずほ証券の瀬川剛エクイティストラテジストは、「1995年1月の阪神・淡路大震災は、直接的には日本経済にそれほどのダメージはなかったが、今回も基本的にはそうだろうし、そうなって欲しい」と話した上で、「まだ全体像が分からないし、これで終わりかどうかもよく分からない」と指摘した。
11日午後2時46分ごろ、東北地方太平洋側の三陸沖を震源地とした大規模な地震が発生し、仙台市では津波が内陸に押し寄せ、東京も大きな揺れに見舞われた。取引終了が迫っていた同日の日本株は、ヘッジ売りも交えて先物主導で急落。シンガポール取引所では日経平均先物が1万円を割り込んだ。各地の被害状況は徐々に明らかになってきたが、週明けはこの流れが続きそうで、相場の落ち着きには時間を要するとみられる。
3月2週の日経平均終値は前週末比4.1%安の1万254円43銭、TOPIX終値は4.2%安の915.51、ともに2週ぶりに下げた。阪神・淡路大震災があった95年の日本経済は、実質国内総生産(GDP)がプラス1.5%。年初から震災、オウム真理教事件、急激な円高、金融機関の経営破たんなどで夏まで冷え込み、公定歩合の引き下げや経済対策の効果で底割れは回避した。同年の日経平均は年間で0.7%高と小幅に上げたが、震災後の1月は5.4%安、2月は8.6%安、3月は5.4%安と3カ月連続で下げていた。
原油高騰が招く景気リスク
世界的にも、最近の原油高騰を受けて景気の先行きに対する楽観ムードが後退している。日興コーディアル証券国際市場分析部の小林久恒部長は、「中東・北アフリカの政情不安を受けた原油高騰が景気、企業業績に与える影響が懸念されてきた。一時期、来期も2割増益との見方があったが、増益率は縮小せざるを得ないだろう」との認識だ。
リビアの最高指導者カダフィ大佐勢力と反政府勢力の戦闘は、政府軍が石油関連施設を空爆するなど激化の一途。原油供給への不安からニューヨーク商業取引所の原油先物は7日の取引で1バレル=105ドル台と2年5カ月ぶりの高値を付けた。
その後、石油輸出国機構(OPEC)の増産観測に加え、フランス政府がリビアの反対勢力が設立した暫定機構を同国政府として承認するなど国際社会のカダフィ包囲網の動きから102ドル台へ反落したが、産油量でOPECトップのサウジアラビアで反体制デモの動きがあり、原油価格高止まりへの警戒は強い。米商品先物取引委員会(CFTC)の週間建玉報告で、ヘッジファンドなど大口投機家の原油先物・オプションの買い越し規模が30万枚超と過去最高になっていることも、こうした市場心理を裏付ける。
ドイツ銀行ニューヨークのグローバル金利チームヘッド、ドミニク・コンスタム氏はここ数週間での原油高騰を「中東での石油生産と他地域への流通が混乱に陥る可能性をめぐる懸念が原因」と分析。この上昇が続けば、ことしの世界の経済成長率は現在の基本予測である4%前後より0.5ポイント程度低くなる恐れがあるとみる。
期末需給
市場では、足元の株式需給の悪さも指摘されている。3月決算企業の期末を迎え、国内機関投資家、金融機関などを中心に決算対策、持ち合い解消の売りが出やすいためだ。東京証券取引所の投資部門別売買動向によると、年金資金などの売買動向を反映している信託銀行は、3月1週まで12週連続で売り越した。
国内勢の売り圧力を、18週連続で買い越している海外投資家が吸収してきたが、その海外勢も地震発生でいったん持ち高整理の売りを増やす可能性がある。さらに個人投資家も、「年初から相当押し目買いを入れていたため、今後は投げ売りが出てくるだろう」と東海東京調査センターの中井裕幸専務。「株式相場はいったん山を見たと言え、リビア問題で強気の旗も降ろした」という中井氏は、当面の下値防衛ラインを日経平均で1万円としている。
利回り銘柄、M&A
地震の影響で経済活動、金融市場動向は当面不安定な状況が続くとみられ、投資対象は個別選別の色彩が強まりそうだ。日興コーデ証の小林氏は、「3月期末が接近し、薬品や電力、商社といった高配当利回り株が注目を集めやすい」と指摘する。
このほか、3月2週も電機大手の日立製作所がハードディスク駆動装置(HDD)子会社を米ウエスタンデジタルに売却、医薬品・医療機器メーカーのテルモが輸血関連で大手の米カリディアンBCTを買収、玩具大手のタカラトミーが米玩具企業のRC2コーポレーションを買収するなど企業再編の材料が相次いだ。
ゴールドマン・サックス証券のチーフストラテジスト、キャシー・松井氏も内需低迷や業界再編圧力、グローバル化の要請、豊富なキャッシュなどから日本でのM&A増加を予想する1人。同証では1つの手段として、上位5社の売上高合計がセクター全体に占める集中度などから、今後業界再編が起こりやすい業種を予測。集中度は水産、空運、海運、鉱業、ゴム製品で高い一方、建設や化学、小売、サービス、機械、電機で上位5社のシェアが50%に届かず、「これらのセクターは、とりわけ再編の条件が整っていると言えるかもしれない」と、同氏は指摘している。
3月3週に日本株相場に影響を与えそうな材料は、国内では16日に1−3月の法人企業景気予測調査、17日に公示地価の発表があり、海外では15日に米国で連邦公開市場委員会(FOMC)の開催、16日に米国で2月の住宅着工件数、17日に2月の米コンファレンスボード景気先行指数などが予定されている。
【市場関係者の日本株に対する見方】●イワイリサーチセンター長の有沢正一氏 中東情勢は先が読めない。FOMCなどをきっかけに、日本も業績相場に入れるかどうかに注目している。10年秋以降、世界的な金融相場が続いてきたが、日本の企業業績はすこぶる良い。米景気回復や出口期待が高まり、業績相場にスムーズに移行できれば、質の違う長期上昇トレンドが描ける。
●東洋証券情報部の大塚竜太部長 地震被害の詳細が明らかになるのはこれからだが、11日の取引終了にかけて慌てて売った市場参加者による買い戻しが想定される。チャートでは三角もち合いを下離れしてきたが、回復傾向にある企業業績を考慮すると、相場全般に割安感から買いを入れやすくなっている。11月以降の上昇局面で出遅れた投資家などが買いに動きそうだ。
●スタッツインベストメントマネジメントの大木昌光氏 短期的には、中東情勢が商品価格に反映され、それに株式相場が左右されるボラティリティの高い展開が続く。世界的にインフレが進んでいることには留意が必要だ。特に、日本の輸出先であり、工場でもある中国の経済成長鈍化が見えてきていることは要注意。
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コメント
香港の有名な風水師が、今年の日本或いはその他の地域で地震があると予想していたようですが、この日本に本当に大きな地震が発生しました。
私も当時、地震だなと気楽に感じていたのですが、小さい揺れが長くなり、そのうち本棚の上に置いてあるののが落ちてきて、これは本格的地震と感じ、階層が低い階であったためすぐに身の回りを整え外の公園にでました。
東京市場の場末に処分することもできなく、かつ、明日は停電もあるとのことですので月曜日の市場には不安感があります。
淡路大震災の時は、被害の大きさが広がることにより確か1000円程の下落もあったようにも思えますが、今回の震災、津波の影響が長引けば、東京市場の流動性がなくなるのかもしれません。
日銀がとれだけ対応するかですが、まだ余震が今も続き、かつ、停電などがおきることから難しい状況になりつつあるようです。
しかし、日本に地震被害がでようともNY市場などは、上昇しているのですからもはや日本の内需というのは、世界経済から期待もされていないということでしょうか。
日本では、偶然かどうかわかりませんが、左翼政権となると地震がおきるというジンクスがあるのでしょうか。
地震被害の舵をとるにしても淡路大震災の時は、過去最も総理としての評価が低い宰相の時期でしたし、今回もそれ以上ともいえる宰相を日本は選択しています。
今日から3日以内に淡路大震災クラスの地震がくる確立が70%以上あるといわれている状況、原子力発電などの事故がまだ解決のめどさえ見えていない時、今後は、菅政権の性質、つまりは、無責任、責任のなすりつけなどがおきるかもしれません。
東電などが政府に情報をなかなかあげられないのも、責任をなすりつける政権であるために報告に慎重になっているのかもしれません。事件は現場でおきているのですが、現場にいないものが責任をなすりつけあうという作為的状況が今も、今後も内部はおきているのかもしれません。
被害にあった人々には、何とか力になれるように励ますつもりですが、助かった人はできるだけ原発地域から遠い地域に避難するべきとも伝えたい。
香港の風水師によると、地震で漏れ出して来る瓦斯、液体に気をつけることとも反しておりまだまだ二次災害、三次災害と続くかもしれません。
民主党の副大臣がヘリで被災地を視察中、居眠りをしていたという記事がでてきましたが、寝ずに必死に対応しているのが現場の救助隊員であり、そして震災の被害者であるのですが、どうも民主党菅政権は、責任が及ばないように行動しやすく危機感が政権内に全くないという状況が伝わってきていますし、放射能漏れにしても一体政府からの報道に真実性が疑わしいとも言われるくらいお粗末です。
今後は、疫病などの被害も発生しやすく本来は非常事態宣言をし一般市民は被害地域に立ち入らせないというくらいのことをしないと大きな問題、間違いがおきるかもしれません。
この風水師は、もう一つ予言しています。菅政権の次かどうかわかりませんが、今の政治家ではない人物が近々宰相となるであろうとも語っていますが。あたるかどうかわかりませんが、多くの国民が、今の政治家、そして官僚を含む公務員、大手企業などの準公務員という無責任社会にノーを突き付ける時がきているのかもしれません。
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