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経済 2011年3月11日
日本の地震が再保険会社に打撃を与える
金曜日に日本を襲った地震は、ミュンヘン再保険・スイス再保険・ハノーバー再保険などの世界最大の再保険会社に打撃を与えている。費用がどれだけ巨額になるか、いまだに不明確だ。
ドイツの再保険会社である、ミュンヘン再保険とハノーバー再保険の話によると、損害の評価は時期尚早だが、両社はともに複数の日本企業を顧客に持っていることを認めている。
市場関係者の見積もりでは、この東京での地震で生じた、損害に対する費用は1000億米ドル[8兆1900万円]を超える可能性がある。
両社ともに、フランクフルト市場での取引で株価は大幅に下落した。
打撃に続く打撃
先月ニュージーランドで発生した地震や、今年初めにオーストラリアを襲った水害から、再保険業界がほとんど回復しないうちに、今回の地震は発生した。
ミュンヘン再保険は木曜日、2010年に240億ユーロ[27兆3000億円]の純利益を上げたことを公表したが、2011年の収益目標については慎重な構えを崩していない。同再保険が発表した声明によれば、今年1月と2月の主要な損失への負担を考慮し、今年の残り10カ月で主要な損失が平均額を下回り続けた場合にのみ、収益目標の達成が可能となる。
オーストラリアの水害と、ニュージーランドの地震にのために、ミュンヘン再保険は10億ユーロ[1140億円]の費用を支出している。
水曜日、世界第3位のハノーバー再保険も声明の中で、2011年の純利益見通しは650億ユーロ[74兆円]だが、これは、「主要な損失への負担が、約5億3000万ユーロ[603億円]という、前もって設定された水準を顕著に超えない」限り達成できる、と語った。
ハノーバー再保険は、ニュージーランド地震で1億1400万ユーロ[130億円]の損失を出している。
再保険会社は、保険会社のリスクを担保している。自然災害の事例など、損害が極めて大きいとき、再保険会社の出番が来る。
執筆:アンドレア・レンスベルク(dpa/boerse.ard.de)
編集:ジョン・ブラウ
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(投稿者より)
3月11日の震災で被災された方々に、お見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、いまなお各地で、自らの生命の危険を冒して、救助活動や二次災害を食い止める活動をなさっている多くの方々には、頭が下がる思いです。
ところで、今後復旧が進むと、保険の問題が出てくるはずです。これだけの甚大な被害に対して、誰がどのような補償をするのか、そもそも被害の規模が補償可能な程度なのか、ということです。
この点に関連して、ドイチェ・ヴェレのサイトに短い記事が掲載されましたので、投稿いたします。誤訳があるかも知れません。ご容赦ください。円貨換算は、1ユーロ=113円81銭、1ドル=81.円85銭で計算し、上から4桁目を四捨五入しています。
記事で指摘されている見積もりの数字は、11日現在のものであることにご留意ください。都市の壊滅も、原発の爆発も確認されていない時点のものです。この点についても、いずれ全貌が明らかになるでしょう。
いずれにせよ、カネより命が大事です。一日でも早く事態が収拾することを祈るばかりです。
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