06. 2011年3月09日 22:11:46: cqRnZH2CUM
小笠原誠治の経済ニュースに異議あり米連銀内の意見対立(原油高) 2011/03/08 (火) 14:59 今回の原油価格高騰が、米連銀内で意見の対立を生み出していると言われています。 どのような意見対立かといえば、原油価格の高騰によってインフレが起きる恐れが出てきたから、超緩和的な金融政策を止めるべきだという考え方と、原油価格の高騰によって景気が後退する恐れが出てきたので、更なる緩和策が必要だという考え方だそうです。 で、超緩和策を止めるべきだと主張するのは、ダラス連銀のリチャード・フィッシャー総裁で、6月の期限が来る前に長期国債買い入れ停止に賛成する可能性を示唆しているのだとか。 I remain doubtful enough as to its efficacy that if at any time between now and June, it should prove demonstrably counterproductive, I will vote to curtail or perhaps discontinue it. 「 長期国債の買い入れ政策の有効性に関しては疑問を抱いたままである。従って、(買い入れ期限の)6月より前であっても、それが有効でないことが立証されれば私は、長期国債買い入れを削減するか取り止めることに賛成する」 一方、景気が悪化する可能性があるから、さらなる刺激策、例えば長期国債の買い入れ額をさらに増額するなどの措置が必要だと主張するのはアトランタ連銀のデニス・ロックハート総裁。 I want to remain open to whatever has to be done or needs to be done at a given time
「ある時期にどのようなことが必要になるかということについては、オープンにしておきたい」 I believe the circumstances in the Middle East .. are at this point unpredictable and we cannot rule out that there would be a higher run-up of energy prices 「中東の情勢は、予想はできないし、エネルギー価格がさらに上がる可能性も排除できない」 さあ、皆さんは、どちらの意見を支持するでしょうか?
景気が悪化するかもしれないから更なる緩和策が必要と考えるか、或いはインフレ回避のために緩和策をそろそろ転換させるか? しかし、景気が悪化するかもしれないというのは、原油価格が高騰する結果の話であって、そのためにさらに長期国債の買い入れを行うようなことをすれば、さらに原油価格を引き上げる要因にもなりかねないわけですから、この際景気を下支えしたいというのであれば、財政措置で対応するのが筋ではないかとも考えられる訳です。 では、今回はインフレ回避のために長期国債の買い入れを止めるべきだという意見になるかといえば‥、しかし、今回仮にインフレが起きるにしても、その原因は原油の供給に不安が感じられるからであって、そうなれば起こるべくして起こるインフレと考えるべきで、そのような事態に金融政策で対応するのは必ずしも適当なのかという疑問が生じる訳です。 つまり、金融緩和を続けてきた結果、原油価格が上昇しているというのであれば、それならば金融緩和を止めればいいとなる訳ですが、そうではなく需給関係が原因で原油の価格が上がるとなれば、そうした事態に対して幾ら金融を引き締めたところで、原油価格の上昇を抑えることは不可能であるからです。つまり、需給関係を反映して、原油価格が上がるところまで上がるまではどうしようもないという訳です。 まあ、そのようなことを考えれば、二人の意見のどちらでもなく、当面は現在の政策を続けることが適当なようにも感じられる訳なのです。 バーナンキ議長の注文 2011/03/03 (木) 15:46 バーナンキ議長が、3月2日、下院の公聴会で証言をしましたので、そのうち、ポイントになるものを集めてみました。(ロイターの記事を参考にしました) ・石油価格と長期国債購入措置の解除時期 It depends a lot whether inflation expectations remain anchored and what's happening to the broader basket. Oil prices alone would probably not be enough to make us respond.
「解除時期については、インフレ予想(期待)が落ち着いたままでいるのか、また、様々な物価の構成項目でみて、何が起こるかにかかっている。石油の価格だけで我々が判断することはなかろう」 I recognize that the increases in gas prices are very troubling for a lot of people and very difficult, but they are not inflation per se. Inflation is an increase in the overall price level, which is very low. The inflation rate right now is 1.2 percent for all goods and services. 「ガソリン価格の上昇は多くの人々にとって困った問題であるが、ガソリン価格が上がったらと言ってインフレだというわけではない。インフレとは、全般的に価格が上昇することであって、その意味では非常に低い。全ての財とサービスにかかるインフレ率は今現在1.2%だ」 ・石油価格とインフレ The main risk from a price stability point of view would be if higher gas prices, for example, would start feeding into the broader basket because people came to expect higher inflation, began to demand higher wage increases, or those costs were being regularly passed on by producers that overall inflation would begin to rise. 「物価の安定ということからみた大きなリスクというのは、例えば、ガソリン価格が上昇すると、人々はインフレ率が高くなると予想することから幅広い項目で価格転嫁が進み始め、その結果人々は賃金の引き上げを求め、或いは、そうしたコストの転嫁が絶えず起き、そのようにして全般的な価格の上昇が始まるということだ」 That would be the point at which we would become very concerned and make sure that we would take monetary policy actions to avoid any significant increase in overall inflation. The relative price of oil, again, is primarily due to global supply and demand. 「その点が我々が非常に気にするところで、全般的な価格の上昇が起こらないようにするために金融政策を確実に採用する必要がある。石油の相対的価格は、繰り返しになるが、主に世界的な需要と供給の関係によって決まる」 ・ドルからの逃避 I just don't see at this point that there is a major shift away from the dollar. I would add also, on the commodity prices, that, first, that the fears of some foreign governments that we were, quote, manipulating the currency, by which one means that we were reducing the value of the dollar, has not come true. 「私は、現時点でドルからの逃避が起きているとは思わない。商品価格の他に、第一に、海外政府のなかには、我々が通貨(ドル)を操作しているのでは‥そして、それによってドルの価値を引き下げているのではないか、と恐れる向きがあったようであるが、そんなことは起きてはいない」 The dollar has not moved very much at all. And commodity prices have risen just about as much in other currencies as they have in terms of the dollar. So, while I take those commodity price increases very seriously, I don't think they are primarily a dollar phenomenon. 「ドルは、大きく変動してはいない。そして商品価格は、他の通貨がドルとの比較で見た場合に大きく変動しているように、他の通貨で計測すれば大きく上がっている。だから、そうした商品価格の上昇を非常に深刻に捉えてはいるが、商品価格の上昇はドルの現象ではあるとは思わない」 ・予算の削減 Our sense is that a $60 billion cut spread out in the normal way would reduce growth, but we think, given the size, it's more in a couple of one, two tenths in the first year and another tenth in the next year, something in that order of magnitude and that would translate into couple of hundred thousand jobs. So it's not trivial.
「我々が感じているのは、600億ドルの削減は、成長を下押しするであろうというこだ。しかし、その大きさの削減であれば、初年度の成長率を 0.1〜0.2%、翌年度にさらに0.1%ほど引き下げる程度だと考える。雇用との関係でいえば、数十万ほどの雇用(失業)を意味するであろう。だから、小さな問題だということでもない」 ・財政赤字 The concern is if the federal deficit remains on an unsustainable path, that we could see at some point an increase in interest rates, which would be both bad for the recovery, bad for financial stability. 「心配しているのは、もし、連邦政府の赤字が持続不可能な状態であり続けるのであれば、将来いつかは金利の上昇が起こり、それは、景気の回復にとっても財政の健全性にとっても悪材料となるであろう」 That would obviously go against the efforts of the Fed to keep interest rates low so we can have a recovery. While I understand these are difficult decisions and we certainly can't solve it all in the current fiscal year, I do think we need to look forward. It will be very constructive for Congress to lay out a plan that will be credible, that will help bring us to sustainability over the next few years. 「そういう事態は、景気回復のために金利を低く抑えようとする連銀の努力にも反することになる。こうしたことは難しい判断であり、また単年度で解決することもできないが、先を見据えて判断することが必要であると考える。信頼性のある計画を議会が示すことが建設的であろう。それは今後数年間で持続可能性を回復できるようなものでなければならない」 In particular, one rule of thumb is the ratio of the debt to GDP stops rising. Currently it's rising relatively quickly. If we can stabilize that, that will do a lot to increase confidence in our government and in our fiscal policy. 「特に、対GDPの債務比率が上昇することを止めることが大事だ。今、急速にその比率が上昇している。もし、我々が上昇率を落ち着かせることができれば、政府と財政政策に対する信頼回復に貢献するであろう」 優等生の答案のようにみえますが、財政赤字を放っておくと、将来金利が大幅に上昇しかねず、そうなれば景気回復のあしかせになり、そして、また財政を一層悪化させる原因にもなると言っているのが印象に残りますね。 日本銀行の総裁が、そんな趣旨の発言をすることは殆どありませんから。 ケビン・メア氏のレク 2011/03/09 (水) 10:34
ケビン・メアという外交官の発言が、物議を醸しています。沖縄の人々はゆすりの名人だとか、或いは怠け者だからゴーヤを育てられないとか。 何ということを言う男でしょう。まあ、写真をみれば、そんなことを言いそうな感じもするわけです。でも、我々が反応すべきは、沖縄の人が金を欲しがっているとか、怠け者だ、という考えにだけではないのです。 ケビン・メア氏が学生にレクをした内容をみれば、米国がどんなことを考えているのかが窺えるのです。思いやり予算は、決して手放さないぞ、とか、日本には憲法を改正させないぞ、とか。つまり、日本が憲法を改正して正式な軍隊を保有するようになり、そして米軍にも頼らなくなるような事態を一番恐れているということなのです。いつまでも、米軍を頼りにしてね、と。 だって、日本は米軍を頼りにすればこそ、基地も提供するわけですし、思いやり予算も出すわけですから。それに、もし、日本が米国に対して距離を置くようなことにでもなれば‥、米国は日本に対しても警戒を怠ることができなくなるからなのです。 日本は、憲法9条を改正しないと軍事行動に出ることができないわけですが、米国はそれを理由に、米国は日本を守っているのに日本は米国を守ることはしないのだから、お金ぐらい出して当然だ、とも言う訳です。 レクを受けた学生さんたちが起こした発言録をみてみましょう。コメント付きです。
I was the Consul General in Okinawa until 2009. It is said that a half of U.S. bases in Japan is located in Okinawa, but the statistic only includes bases used exclusively by the US Military. If all bases, US bases and bases jointly used by the US and JSDF, are considered, the percent of bases in Okinawa is much lower. 「私は、2009年まで沖縄総領事であった。日本にある米軍基地の半分が沖縄に所在していると言われるが、その数字は、米軍の専用基地についてだけ言っているものだ。もし、米軍と自衛隊が共同使用している基地を含めると、その数値は大きく低下する」 ■75%の米軍基地が、沖縄に所在している。 The controversial bases in Okinawa were originally in the middle of rice fields, but are now in the middle of towns because Okinawans allowed urbanization and population growth to surround United States facilities. 「問題の基地は当初田んぼの中にあった。今は街の真ん中にあるが、それは米軍基地の回りが都市化され、人口が増加したからだ」 ■米軍基地の多くは、戦争中と戦後に強制収容されたもの。多くの人々にとっては、基地の周辺しか住む所がなかった。そしてそこには先祖の墓があるのだ。 The US bases in Okinawa exist for regional security. The Japanese obligation under the US-Japan security treaty is to provide land for bases. The relationship between Japan and the US under the security treaty is asymmetric and benefits the Japanese to the detriment of the US. 「沖縄の米軍基地は地域の安全のために存在している。日米安全保障条約の下で日本が負う義務は、基地のための土地を提供することだ。同条約の下での日本と米軍の関係は、日本にとっては有利であるが、米国にとっては不利になっている」 ■日本政府が負担しているおもいやり予算は、米国にとって有利であるとメア氏は述べている のと矛盾する。 Japan is not obligated to defend the United States if US forces are attacked,but the United States must defend and protect Japan's people and property.Collective security is not a constitutional issue, but a policy issue. 「日本は、仮に米軍が攻撃されても米国を守る義務はないが、米国は日本国民と日本の財産を守らなければならない。集団的自衛権は、憲法の問題ではなく、政策の問題である」 ■そうではなく、憲法上の問題である。日本政府は憲法9条が、集団的自衛権を行使することを認めているとは解釈してない。 Eighteen thousand (18,000) US Marines and an air wing are stationed in Okinawa. 「18000人の海兵隊と空軍の兵士が沖縄に駐留している」 ■2007年の数値は、沖縄県によれば13,200人である。沖縄の海兵隊員の数は、イラク・アフガニスタンに出兵していたりアジア以外での訓練のためにもっと少なくなる。 The United States needs bases in Okinawa for two reasons: bases are already there and Okinawa is an important geographical location. (While showing a map of East Asia) 「米国は二つの理由から沖縄に基地を置くことを必要とする。基地は既にそこにあり、沖縄は地理的に重要な場所に位置しているからである」 US Forces Japan is headquartered in Tokyo and is the location of a logistics hub that would coordinate supplies and troops in the event of a crisis. Misawa, an important base in the Cold War, is the closest U.S. base to Russia and the base at Iwakuni is only 30 min from Korea, yet Okinawa's geographic location is important to regional security. 「在日米軍は、本部が東京にあり、危機が発生した時に物資や軍隊を派遣することができるような配置になっている。冷戦時代の重要な基地であった三沢はロシアに近い基地であり、岩国の基地は韓国から僅か30分の距離にある。しかし、沖縄は、その地域の安全のために重要場所に位置している」 Okinawa was an independent Kingdom paying tribute to China, although it has never been a part of China. The U.S. occupied Okinawa until 1972. The Okinawan people's anger and frustration is directed at Japan rather than the United States.The DPJ government does not understand Okinawa. The Japanese government does not have a "pipe" of communication to Okinawa. When I offer to contact people in Okinawa DPJ officials say "Yes! Yes, please!" The LDP communicated with Okinawa and understood Okinawan concerns better than the current DPJ government. 「沖縄は、中国に朝献していた独立の王国であった。もっとも一度も中国の領土にはなったことがないが。米国は沖縄を1972年まで占領していた。沖縄の人々の怒りと不満は米国よりもむしろ日本に向けられた。民主党政権は沖縄を理解していない。私が沖縄の人々とコンタクトを取ることを申し出ると、民主党の関係者は、「よろしくお願いします」と言う。自民党は、沖縄と意思疎通ができていた。そして現在の民主党政権よりも沖縄の懸念をより理解していた」 One third of people believe the world would be more peaceful without a military. It is impossible to talk with such people. The 2009 election brought the DPJ to power, which was the first change in the government of Japan.Hatoyama was a leftist politician. Despite the DPJ and PM Hatoyama, the US and Japan managed to issue the 2+2 statement in May. 「三分の一の人々が、基地がなくなれば世界はもっと平和になると信じている。そんな人々と話をするのは不可能だ。2009年の選挙で、民主党が政権を取った。それは日本にとって初めての出来事であった。鳩山は最も左翼的な政治家であった。民主党と鳩山総理に関わらず、米国と日本は、5月に2+2の声明を公表することができた」 (ここで、メア氏は部屋を離れ、2人の彼の同僚が日米の経済関係について話をした。その後メア氏が戻ってきてレクチャーを再開し、2人の同僚は部屋を去った) The US will relocate 8000 Marines from Futenma to Guam in order to reduce the US Military footprint on Okinawa. The plan will allow the US to maintain a military presence in the region to provide regional security and deterrence capability. 「米国は、沖縄における米軍の規模を小さくするために、普天間からグアムへ8000人の海兵隊員を移動させる。この計画は、この地域の安全と抑止力を保証する米軍の存在を維持させるものである」 Under the Roadmap, Japan will provide money for the relocation and it is a sign of a tangible effort from Japan. The DPJ government has delayed implementation, but I am confident that government will implement the existing plan. Tokyo needs to tell the Okinawan Governor, "if you want money, sign it [agree to the relocation plan]." 「ロードマップによれば、日本は移転費用を提供する。それは日本側の目に見える努力の証である。民主党政府は、実行を遅らせている。しかし、私は日本政府が現行の計画を実行するであろうと確信している。東京(政府)は、沖縄の知事に言う必要がある。「もし、お金が欲しければ、サインをしろ(移転計画に合意しろ)」
There is nowhere else to base US Marines. The DPJ suggested a replacement facility in mainland Japan, but there is no place in mainland Japan for the US Military. 「米軍の海兵隊の基地となるのは、他にはどこにもない。民主党は、本土の代替地を提案した。しかし、海兵隊の基地になり得るところは、本土にはどこにもない」 Japanese culture is a culture of "Wa" (harmony) that is based on consensus. Consensus building is important in Japanese culture. While the Japanese would call this "consensus," they mean "extortion" and use this culture of consensus as a means of "extortion." By pretending to seek consensus, people try to get as much money as possible. Okinawans are masters of "manipulation" and "extortion" of Tokyo. 「日本の文化は、和の精神である。合意をベースとした和である。日本文化にとって合意形成は重要である。日本人はこれをコンセンサスと呼ぶが、彼らの意味するところは、ゆすりである。彼らはゆすりの手段として合意を求める。合意を探る振りをして、人々は、できるだけ多くの金を得ようとする。沖縄人は、ごかましとゆすりの名人である」 Okinawa's main industry is tourism. While there is an agricultural industry, the main industry is tourism. Although Okinawans grow goya, other prefectures grow more than Okinawa. Okinawans are too lazy to grow goya 「沖縄のおもな産業は観光である。農業もあるが、主な産業は観光である。沖縄はゴーヤを栽培するが、他の県の方が沖縄よりもゴーヤの生産量は多い。沖縄人はなまけもので、ゴーヤを育てられられないのだ」 ■沖縄は、ゴーヤの生産では第一位。ゴーヤは苦いメロン。 Okinawa has the highest divorce rate, birthrate (especially out of wedlock) and drunk-driving rate due to Okinawa's culture of drinking liquor with high alcohol content. 「沖縄は、離婚率が全国で一番も高い。出生率(特に婚姻によるもの)も高い。飲酒運転率も、アルコール度の高い酒を飲む習慣があることから高い」 You should be careful about "tatemae and honne" while in Japan. Tatemae and honne is the "idea that words and actual intentions are different." While in Okinawa, I said MCAS Futenma "is not especially dangerous." My statements caused Okinawans to protest in front of my office. Although Okianwans claim MCAS Futenma is the most dangerous base in the world,they know it is not true. Fukuoka Airport and Osaka Itami Airport are just as dangerous 「日本にいるときには、建前と本音について注意すべきである。建前と本音というのは、言うこととやることが違うということである。私は沖縄にいるとき、普天間飛行場は、特に危険であるということはない、と言った。私の発言によって、沖縄の人々は、私のオフィスのまえで抗議を行った。沖縄人は、普天間飛行場は、世界で最も危険な基地であると言うが、それが本当でないことを知っている。福岡飛行場や大阪の伊丹飛行場がまさに危険なのである」 ■福岡と伊丹の飛行場は、米軍基地ではない。 Japanese politicians do tatemae and honne all the time. Okinawan politicians will agree to a negotiation in Tokyo but return to Okinawa and claim they did not. The US Ambassador and other representatives to Japan are constantly criticized for speaking the truth because the Japanese culture is too focused on tatemae and honne. 「日本の政治家は常に建前と本音を使う。沖縄の政治家は、政府との交渉に合意するであろうが、沖縄に帰ると、合意はしていないと言う。日本に来ている米国の大使らは、いつも本当のことばかりを喋るからといって批判される。何故なら日本人の文化は余りにも本音と建前に偏り過ぎているからだ」 The US Military and JSDF have different mentalities. The US Military trains to prepare for possible deployment, but the JSDF train without actually preparing for deployment. 「米軍の基地と自衛隊は、メンタリティが異なっている。米軍は、実際に配置されることに備えるために準備をする。しかし、自衛隊の場合には、実際に配置されることがない上で訓練がなされている」 Local people oppose to night training by the US Military but it is necessary because modern warfare is often fought at night. Night training is essential to maintain deterrence capability. 「現地の人々は、米軍の夜間の訓練に反対するが、それは必要なことなのだ。何故ならば、近代戦は、しばしば夜闘われるからだ。抑止力を維持するために夜間の訓練は必要なのだ」 I don't think Article Nine of the Japanese Constitution should change. I doubt it will ever be changed. It would be bad for the United States if the Japanese Constitution was changed because Japan would not need the United States' Military. 「日本国憲法第9条は改正すべきでないと思う。改正されるとは思われない。もし、日本国憲法が改正されれば、米国にとっては好ましくなくと思われる。何故ならば、日本は米軍を必要としなくなると思われるからだ」 ■米軍基地は、憲法9条によって認められているのではなく、安保条約によって認められているものだ。日本の憲法は、米軍基地の存在について何も規定していない。 If the Japanese Constitution was changed the United States would not be able to use Japanese land to advance US interests. The high host nation support the Japanese government currently pays is beneficial to the US. We've got a very good deal in Japan. 「もし、日本国憲法が改正されると、米国は日本の土地を使用することができなくなり、米国にとって不利になる。日本政府が支払っている思いやり予算は、米国の利益になっている。これは大変得なのだ」 以上 |