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英米の金融支配体制の崩壊が始まった!
<< 作成日時 : 2008/01/25 00:13 >>
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サブプライム問題に端を発した金融不安ですが、 22日のFRB FF金利0・75%緊急利下げを実施しましたが、一時しのぎにしかならないと思います。
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ドルLIBORが大幅低下、前日の米FRB緊急利下げで
1月24日7時31分配信 ロイター
[ロンドン 23日 ロイター] 23日の欧州インターバンク市場で、ドルLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)が大幅低下。前日に米連邦準備理事会(FRB)が大幅な緊急利下げを発表したことが要因となった。
1カ月物ドルLIBORは3.37625%。前日は3.77375%。同3カ月物は2年半ぶりの低水準である3.33125%。前日は3.71750%だった。
3カ月物ユーロLIBORは4.28750%と、2007年8月初旬以来の低水準となった。前日は4.33%。1カ月物ユーロLIBORは4.16938%。前日は4.17%。
3カ月物ポンドLIBORは前日の5.52750%から5.48375%に低下。同1カ月物も前日の5.52875%から5.49750%に低下した。
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FRB、月末に再利下げか 次の一手に早くも注視
1月24日8時1分配信 産経新聞
【ワシントン=渡辺浩生】米連邦準備制度理事会(FRB)が22日に緊急利下げに踏み切ったものの、23日のニューヨーク株式市場は一時200ドル超の下げとなった。リセッション(景気後退)入りの懸念は消えず、FRBが今月29、30日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、0・25%から0・50%の追加利下げを決定するとの観測が浮上。市場は次の一手に早くも注目している。
ロイター通信が22日に主要金融機関に調査したところ、約9割が月末の追加利下げを予測、大半が下げ幅を0・50%と予想した。市場参加者の多くは3月以降も利下げは続き、現在3・50%の短期金利の誘導目標は最終的に2・50〜2・75%まで引き下げられるとみている。
一方、ブッシュ大統領も22日、ペロシ下院議長ら議会首脳と緊急経済対策について協議、関連法案の早期成立を目指すことで一致した。経済対策の規模は1500億ドルと予想されたが、拡大もあり得ると示唆した。ただ、「根本にある住宅ローンの焦げ付き急増と住宅価格下落に手を打たなければ、景気悪化を食い止められない」(米大手銀ウェルス・ファーゴのスコット・アンダーソン上級エコノミスト)との指摘も根強い。
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もともと、アメリカ自身が双子の赤字が巨大ですので、金利が下がれば海外から資金が集まらなくなってやっていけなくなるのは明らかです。 金融しかなくて製造業等の実物経済の実態が無い状態ですので、一度、崩れだすと歯止めが掛からないと思います。
注目されていませんが、イギリスの実情も同じようにやばいようです。 アメリカと同じで金融中心の経済体制で貿易赤字が続いているようですので、田中宇さんの下記のコラムを読んでみると実態がよく分かります。
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イギリスの凋落
アメリカでは、金融危機と不況を併発する経済難が悪化しているが、ここ2週間ほどの間に、イギリスが、アメリカをしのぐ急速な勢いで、アメリカと同じ構造の経済難に陥りつつある。
イギリスは、昨夏のサブプライム債券問題を発端としたアメリカ発の金融危機の中で、住宅金融専業の大手金融機関である「ノーザンロック」が資金調達難に陥ったものの、それ以外には大きな危機は起こらなかった。英金融市場は世界からの投資を集め、ロンドンの高級不動産は昨夏、年率36%の値上がりという、30年ぶりの大幅上昇を記録した。(関連記事)
その後「イギリスでも、アメリカと同様の住宅市況の崩壊が起きそうだ」という警告が専門家の間から出てくるようになった。だがその一方で、昨年のイギリスの経済成長率は3・3%と、先進国(G7)の中で最高だった。イギリスでは1993年以来、15年間の経済成長が続いてきた。(関連記事その1、その2)
この間、イギリスの不動産市場では2桁の在庫増加が続き、住宅バブルの崩壊の接近が感じられるようになった。昨年12月後半になって、11月の経済統計数字が相次いで発表され、それが異様に悪化していることから、英経済が急速に経済難に陥っていることがわかってきた。(関連記事)
第3四半期(昨年7−9月)の経常赤字は400億ドルと、前期の270億ドルから急増し、GDP比6%で1955年以来の大赤字になった。イギリスは、世界からロンドンの金融市場に流入する投資資金からの儲けと、北海油田からの石油産出が、貿易での赤字を埋めて経常収支をバランスさせてきたが、昨年夏から投資がロンドンに流入しなくなり、それに北海油田の枯渇が加わって、大赤字となった。貿易の赤字を金融の黒字で埋めていたのはアメリカと同じ構造で、夏以降、金融の儲けが減って経常赤字が拡大したのも米英で共通だった。(関連記事)
法人税の急減などから、同時期に発表された11月の財政赤字も、史上最高額の112億ポンドとなり、赤字は前年同月の91億ポンドから急増した。(関連記事その1、その2)
▼アングロサクソンの強さの崩壊 ----( 続きを読む)
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アメリカ発の世界不況
1月21日から22日にかけて、世界的な株価の急落が起きた。日米だけでなく、欧州各国の株も下落し、世界の主な市場の多くが、1日で4−6%の下落という、911以来6年ぶりの急落を記録した。(関連記事)
株安の原因は、世界から商品を旺盛に輸入・消費し続けてきたアメリカが不況に陥りそうだということだ。不況(リセッション)は、経済のマイナス成長が6カ月以上続く状況を指すが、ここ1カ月ほどの間に、ゴールドマンサックスやメリルリンチといった米大手投資銀行がアメリカの不況入りを予測し、ブッシュ政権も不況対策の計画を発表し、すでに米経済の不況入りはほぼ確実である。(関連記事)
最近発表された12月期のアメリカの失業者数は、前年同月比13・2%増となった。米経済はこれまで、失業者数が13%以上の増加になると、必ず不況に陥っている。住宅着工は約30年ぶりの激減だ。アメリカの消費者は、16年ぶりに消費を減らし始めた。経済統計から見ても、米経済は今後かなりひどい不況に陥ることが見通せる。(関連記事その1、その2、その3)
米政府は、消費と投資を誘発するため、減税を中心とした総額1500億ドルの財政的な景気対策を行うことにしたが、この対策は効果が薄く、時期的にもう遅すぎるとも指摘されている。景気対策の発表後、米株は失望売りで下落した。(関連記事)
アメリカの今の政権と議会は、産業界や農民、医者などが作る各種の政治圧力団体(ロビイスト)からの要請に弱いことで有名だ。911後のテロ対策や、2005年のハリケーン復興など、特別枠の予算の多くは、本筋とあまり関係ない業界への利益誘導に使われている。今回の景気対策も、議会で、各種の利権のひも付きになっている議員たちにいじり回された挙げ句、景気対策とはほど遠い予算の無駄遣いになる可能性が高い。(関連記事その1、その2)
▼景気対策は無駄遣い ----( 続きを読む)
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[[ コメント ]]
アングロ・サクソンの金融支配体制の崩壊が始まったのだと思います。 日本も影響を受けるでしょうが、製造業がしっかりしていて、実物経済がしっかりしている貿易黒字国ですので、欧米に比べれば恵まれた状況にあると思います。 これから日本が真の独立国になるための方向を模索していく必要があると思います。
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