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通貨安、債券安と株安、それはどのようにして始まるか?
http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/153.html
投稿者 taked4700 日時 2011 年 2 月 20 日 01:44:59: 9XFNe/BiX575U
 

 
 通貨安、債券安と株安、それはどのようにして始まるか?

 今年、又は、遅くとも2013年までには国債発行がうまく行かなくなり、国債が暴落、ほぼ同時に通貨安と株安が始まるとされる。
 
 2012年末にそれが起こると仮定して、どのようにそういった事態に至るか、それを簡単に予想してみよう。

1.2011年、それまでインフレだった日本国内物価が上がり出す。主に、資源エネルギー関連と食料品関係だ。本来なら高速道路全線を物流トラックに無料で開放し、物流コストを抑えることでこういった値上げを避けることが出来たが、民主党政権は財源不足を理由にそういった対策をしない。

2.2011年末、円高が多少緩み、85円から88円ほどになる。ドル高が始まるのだ。理由は、ドル資金による投機がほぼすべて成功し、ドルで買ったさまざまなものを高値で売って、ドル資金回収に入るからだ。同時に、株高が進みだす。日経平均株価が14000円ほどなる。これは円安による企業業績の改善を見てのものだ。

3.2011年末までに財政再建がマスコミで話題になり、一般市民が郵貯や地方銀行、都銀への預金から債券投資へ乗り換える動きが表面化する。しかし、それでも資金の移動量は1割にも満たない。大部分の資金はそのまま金融機関に預けれ、公債購入に使われる。

4.都銀の株価が下落し、一時は10%を超えて下落するが、中国などアジアの投資家が中心になって買い戻しが入り、数か月で値を戻し、却って数パーセント値上がりする。東芝、三菱、日立、NEC、トヨタ、日産、ホンダ、新日鉄などの株価も一時値下がりするが、その後日本国内からの買いが大規模に入り却って値上がりする。多分、こういった動きが2012年の3月ごろまで一回から数回あるはずだ。

5.2011年末ぐらいにサウジアラビアでのデモが本格化し、王家が民主化を宣言し、政権中枢から関係者が引き上げる。各州知事も普通選挙で選ばれるようになり、議院内閣制が誕生する。多分、2012年末にはこういった民主的な体制ができるはずだ。ただ、これは、単に王家に独占されていた石油の富をアメリカの傀儡になった一般市民上がりの政治家が横取りし、その大部分をアメリカ資本家階級に流すためだ。この結果、2012年から2013年には原油の値上がりが激しくなり、1バレル200ドルを超える。

6.日本社会の階層化がますます進み、一部の富裕層と大部分の貧困階級に分かれていく。貯金ゼロ世帯が全体の35%を超え、生活保護の申請が急増するが、市役所の予算が組めず、多くの申請者が追い返される事態が頻発する。マスコミはそれを一切取り上げない。一部の若者は経済発展の著しい中国やシンガポール、オーストラリア、ブラジルなどへ出稼ぎや移住を開始する。

7.2012年夏、何回目かの株の値下がりが起こり、ある程度下がったところで国内投資家が大挙して買いに入る。この時、大規模な空売りが仕込まれる。決済期限は6か月かそれより長期だ。同年暮れにかけて株や債券は値上がりを続け、より多くの一般投資家が買いに入る。この時、円安が進み、1ドル100円ほどになる。

8.2011年から物価が上がりだし、2012年には物価上昇率が3%を超える。これらはかなりの程度食料品価格の値上がりによるもので、一般市民の生活はどんどん困窮するが、国債の発行は順調に進み、発行利率が上がることはないし、国債価格が暴落することもない。銀行の預金金利も相変わらず低いままで、一般市民が預金を引き出し株や社債などに投資をする動きが活発化する。この動きは2012年の年末にかけて活発化する。マスコミも銀行預金ではインフレに負けるので株投資をするほうが良いと連日報道する。

9.2012年12月、関東地方で灯油の18リットル小売価格が2000円を超える。前後して、東北、北海道の自治体で地方債の発行が困難になり、日銀が地方銀行が保有する社債や株式などの買い取りを始める。

10.同じく12月、日銀が国債買取の特例として、財務省からの直接買い付けを開始する。それを見た外資が国債先物市場で空売りを大規模に始め、先物市場での値下がりが始まる。

11.国債暴落を見た政府は、銀行の経営不安が一般市民に伝わり、取り付け騒ぎが発生するのを恐れ、銀行閉鎖を検討するが、そのことが政府内で合意が取れず、銀行閉鎖をしない。

12.その間に、一般企業や銀行が手持ち資金を外貨に換えようとして円売り、ドル買いに走る。

13.円安が本格的に始まり、一日で1ドル120円から130円になるなど一日当たりの円安が10円を超えてどんどんと円安が進む。同時に株安が始まり、日経平均株価が10000万円台から8000円台へ、そして、4000円台へと数日で急落する。

14.政府は銀行閉鎖を強行する。しかし、株式市場の閉鎖はできず、企業は手持ち資金を国内株や債券から海外へ移そうとし、債券安、株安、円安が定着する。そのなかで、輸入物価高が急激に進行し、食パンの小売価格が300円を超え、卵のパック売り価格が300円から400円と値上がりする。

15.一般市民は手持ちの現金がなくなるが、銀行は一定額しか引き落としができなくなり、多くの市民は生活困難に陥る。年金支給がされるが、物価の値上がりに一年遅れて増額されるので、年金生活ができなくなる市民が大規模に発生する。

*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<354>>
 

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コメント
 
01. 2011年2月20日 02:35:13: ibwFfuuFfU
と、ヘッジファンドが言っていますのでどうぞよろしく。

02. 2011年2月20日 08:36:58: BQdvzPdYtg
 国債の償還は日米欧等しく困難になって行く状況なので、為替レートは三者弱含みが予想され現時点から目先1〜2年は極端な変動はしないと思われます。(遠い未来は分かりませんが)

 一番厳しいのは米国だと思いますが、ドルが基軸通貨である事とルール無用の政治力があるので経済金融の理論通りに推移することは無く未来予測は難しいですね。

 サウジアラビアのシナリオは現実味があってドキッとさせられますが、
埋蔵量の過大予測も言われており原油の高騰は不可避でしょうね。


03. 2011年2月20日 10:10:04: SvCxDipdtU
面白く投稿文を読ませて頂きました。
そういったシナリオを皆が共有して行くと将来への判断の材料や、考え方が変わったりしてとてもよい事だと思います。
コメントも含めて。

04. taked4700 2011年2月20日 11:58:49: 9XFNe/BiX575U : gwC7qJ7g1G
下手をしたら、今秋にも、危機が表面化する可能性があります。赤字国債を発行することが半年ほど遅れ、そのために、一度に出す国債の量が増え、それを狙われるのです。

05. taked4700 2011年2月20日 12:13:29: 9XFNe/BiX575U : gwC7qJ7g1G
記事のシナリオで一貫しているのは、空売り、または投機です。株については、海外の株主が売り逃げし、日本国内株主が高値つかみさせられるのだと思います。

日本の政府や金融機関などが保有する米国債など海外債権ですが、円安に向かう中、なかなか売ることが出来ないのではと思います。1ドル100円の時よりも1ドル200円のほうが、300円のほうが、より得をすると言う判断が働き、売却が遅れるのです。

多分、半年以上遅れ、その頃には、危機の状況が別のステージに移ってしまうと思います。すなわち、国内治安の悪化、災害などです。政治的不安定さがますでしょう。


06. 健奘 2011年2月20日 12:27:08: xbDm84QDmOFmc : FY4u2WPdes
次の姿がどうありたいかが共有できないと、危機をあおるだけになりませんか?

世界では、2.5京と推定される金融資産があります。仮に、1%の利息を確保しようとすると、250兆。2%で、500兆。

そんななか、5%、10%の利息を得ようとする強欲が、ギリシャにもアイルランドにも貸し込みます。そして、危機をあおった後、間接的に、中央銀行から通貨をもらう、などというやり方が、まかりとおっています。

それが、動乱の根源ですし、それを支える考え方があるでしょう。

いずれ、日本国債も、世界の強欲によって手玉にとられるのがおちでしょう。今のままでは。

こつこつと積み上げる、小さな、良い変化も、動乱で吹っ飛んでしまいますよね。


07. taked4700 2011年2月20日 12:42:04: 9XFNe/BiX575U : gwC7qJ7g1G
投稿者です。

一部に打ち間違えがあります。

>1.2011年、それまでインフレだった日本国内物価が上がり出す。

は当然ながら、次のように、インフレではなくデフレが正しい。

1.2011年、それまでデフレだった日本国内物価が上がり出す


08. jesusisinus 2011年2月20日 12:57:41: veLsqfdw2ggms : A4BBg4Gbso
1. インフレ>デフレ??
  物流トラックについてはオレも一瞬そうおもたが(笑)…現実でやると、それを理由に荷主から値引き圧力かけられちゃうんだろなっ(--;)

3. はどうだろな(笑)預金者保護もあるし「一般市民」の1割も動くとは思えん(笑)
5. も…安定的にそういった状況になるとは思えん…。しかし動乱がイスラム諸国に飛び火し、安定的な石油供給が出来なくなることで原油価格が高騰することは十分ありえる…ちゅ〜か、既に先物では高騰してる?
6. は笑える(^0^)一部の若者が移住(笑)
中国にブラジル?ブラジルまで行く渡航費稼げるなら、国内でよくねっw
シンガポールで働けるのは、英語に堪能で金融知識&実務経験をもった優秀な若者?のみ(笑)
せいぜい出来て、オーストラリアでアルバイト程度でしょ(笑)

10. 以降は既に危機のレベルを超えてますので、タイトル変えた方が良いですw


09. 2011年2月20日 14:27:19: NRvAM7Ti0k
グローバル基準に縛られた政府日銀が何もできないことを前提にしているよ。

今のままのアメリカ支配が続けば起こってもおかしくないシナリオだよ。

小沢首相になればこうはならない。


10. 2011年2月20日 21:31:50: D4UBTHnm4I
taked4700さんよ

あんたの主張ってさ

副島隆彦氏、朝倉慶氏、田中宇氏のおいしいとこどりだね

パクッて書くなら

もう少し書きようがあるでしょうが W


11. 2011年2月20日 21:44:16: y3G6t3ZyRU
新円切替 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%86%86%E5%88%87%E3%82%8A%E6%9B%BF%E3%81%88

12. taked4700 2011年2月20日 22:32:24: 9XFNe/BiX575U : 26g7Dy07g2
10さんへ。

>副島隆彦氏、朝倉慶氏、田中宇氏のおいしいとこどりだね


 これら3人の方の名前は存じ上げていますが、今回の記事を書くに際しても、また、この一年ほどの間を見ても、これらの方による経済関係の記事は一切読んでいないと思います。

 どこか、似ているところがあれば、具体的にご指摘ください。自分も、なぜ、似た主張になるのか、それを確認してみたいと思います。


13. 2011年2月21日 00:20:34: NwnWqvxZZs
自由に経済が動いてるわけではないのよ。全部グル。売り手も買い手も同じなのよ。

世界政府が総ての経済を自由自在なんよ。ヤラセだ。総て。

世界政府は一旦世界経済を全部潰そうと思ってるだけですよ。統一するために。

日本は無くそうとしてるんだよ。全部しくんでるんだよ。

規制すれば良くなるとかは馬鹿にたいするガス抜き。判るだろ。


14. 2011年2月21日 08:54:25: 5OBgVoxZmo
10年以上前から、狼老人の浅井隆が言っていることだ。藤巻・辛坊・大前等、国家破綻を主張する奴は、ことごとくみんな胡散臭い輩なのはなぜだろう。どこの証券会社の回し者なのか。アメリカから、いくらか貰っているのかな。誰かの金儲けの道具にされないように、せいぜい気をつけることだ。

15. 2011年2月21日 11:10:09: 8DyzXIbWbE
投稿者は下記の事にコメントください。

1.アメリカの借金は4-5京円程度でほぼデフォルの状態。
2.よって、米ドルは下がり続ける。
3.日本株は、米国を中心とするファンドでコントロールされている
4.よってインサイダー以外、利益確保は難しい。ゼロサム。
5.次の派遣国家は中国、どこで元がドルペッグをはずすか注目。
6.現在1ドルは80円以上にコントロールされている。
7.たとえば、オーストラリアドルと米ドルの逆転は注目。


16. 2011年2月21日 12:42:32: yrE4RZyoyw
小沢系の人って、政府公共事業の恩恵に浴していた人だったの?
財政縮小に極端な拒否反応をする

公務員に払うのをやめて自分たちに回せ
自分たちに回らなくなる政府財政規律の適正化は反対だと。
小沢派と同じ勢力?


17. 2011年2月21日 13:39:25: NwnWqvxZZs
某週刊誌によると管総理は韓国人との間に子供まであるそうだ。総理が反日の敵対国の女を愛人にしたらだめだろう。国家機密がつつぬけだ。小沢の秘書がシナ人と韓国人というのも駄目だ。情報がもれるだろ。一体どこまで売国なんだ。一般人と違うんだぜ。管総理と小沢氏が済州島の出自であるというネットの噂が本当のように思えてくるぞ。まあガセだろうけどな。そんなわけないだろう。2人とも名家の出だそうだ。

小泉元総理の愛人も嘘か本当か判らんが在日だったとネットででていたが、関連性はあるのか。在日は在日を取り上げるというのはあるからね。


18. 2011年2月21日 13:46:28: NRvAM7Ti0k
16さん
もっとも波及効果があるのが公共事業。
経済学の常識だけど増税論者は否定したがる。

19. taked4700 2011年2月21日 13:52:30: 9XFNe/BiX575U : F8yx6glvyU
15さん、

>1.アメリカの借金は4-5京円程度でほぼデフォルの状態。
>2.よって、米ドルは下がり続ける。
>3.日本株は、米国を中心とするファンドでコントロールされている
>4.よってインサイダー以外、利益確保は難しい。ゼロサム。
>5.次の派遣国家は中国、どこで元がドルペッグをはずすか注目。
>6.現在1ドルは80円以上にコントロールされている。
>7.たとえば、オーストラリアドルと米ドルの逆転は注目。

http://www.usdebtclock.org/#によれば、アメリカの市民を含めた総負債は5000兆円ほどだそうです。US total debt という、ページのほぼ中央にある数値がそういっています。そうであるなら、15さんが言われている値とは一ケタ違います。

この数値が何を意味しているかについては、

>同じ「アメリカの借金」という言葉に当てはまるものとすれば、中央あたりにある「USTOTALDEBT」も似たようなもの。  これは上記のが「国単位での借財」なのに対し、州や企業、そして個人まで全部ひっくるめたものを含めた値を示している。

と、http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0815&f=business_0815_011.shtml
書かれているので、ある程度は信ぴょう性があると判断しました。

 更に、4で言われているゼロサムというのも疑問です。経済成長をすれば、株価は上がるのが当然であり、ゼロサムというのとは異なるはずです。

 その他のこと、つまり、23567については、ほぼその通りと思います。オーストラリアドルが米ドルを逆転したというのは、米ドル安が進みすぎているからだと思います。

 全体的に言って、米ドルが破たんする可能性はないとは言いませんが、たとえ破たんしてもその後、急激な回復がされるので、米ドル資産を持っている場合は、投げ売りをしないほうがいいと思います。


20. 2011年2月21日 15:06:16: 7mD6z2ROYk
今年度末くらいにイスラエルからイランへの核攻撃があるんじゃないかな?
そのあとは第三次世界大戦へとつながるイルミナの予定表。

21. 2011年2月21日 16:35:20: 6YF0WwkPS2
バブル崩壊以来、波及効果とか言いながら
ドツボにはまってきたことに気付かないで
20年マンネリで続けてきたわけだが。

そういう理知的に問題対処が出来ない民族性を
マッカーサーは日本人の精神年齢は12歳であると指摘したんだよな。


22. 2011年2月21日 16:53:52: NRvAM7Ti0k
21さん
バブル崩壊の傷の大きさを理解していない。
敗戦よりもはるかに大きいと言われている。

三橋貴明が言うように政府負債の増大は民間負債を肩代わりしたもの、
景気対策は効果を上げている。

それがフェアな形で行われたかは別の問題だが大問題。
財務省関連、天下り関連の優遇には目に余るものがある。

アメリカの工作に負けて本来守るべき製造業を韓国に奪われてしまったのは国策として大失敗。


23. 2011年2月21日 19:01:39: 5PMZgFC9Ps
>>22
つうかバブル崩壊とその後処理って、日本に有った金
全部アメリカに吸い出されたって事なんだけど

それで日本借金増大、アメリカはウハウハ

バブル以来、日本はアメリカにむしられ続けてんだよ!


24. 2011年2月21日 19:38:14: zGkBZDxH8M

金融知識に暗い者です。日本はギリシャ、アイスランドなどと違って、対外債務は少ないので通常の取引で国債が暴落することはないと思いますが、仰るとおり巨大投資ファンドの空売りによる暴落はありうることで、そうなったら大変です。日本政府には巨大投資ファンドによる国債の大規模空売りを防ぐ手立てはないのでしょうか?  どなたか教えてください。

25. taked4700 2011年2月21日 20:36:19: 9XFNe/BiX575U : V928iFz3ac
24さん、

>対外債務は少ないので通常の取引で国債が暴落することはないと思います

これ、違うと思います。通常の取引でも、国内資金がもうすぐ、長くても数年で底をつくと言われています。その時どうするかと言ったら、日銀が直接政府から買い取るか、または、民間保有の国債を買い取るか、どちらかしかありません。多分、今の日銀法でできる民間銀行保有国債の買い取りを増額するでしょう。しかし、どちらにしてもそれがインチキ経済であることに変わりはないのです。

 何がインチキかというと、労働の裏付けのない金がどんどんと市場へ流れていくからです。本来、単に資金がどんどん増えれば、価値に対して貨幣が過剰になるのでインフレになるのですが、日本ではインフレが起きません。これは、貨幣需要が常に伸びているからです。その原因は年金支払いです。年金支払いは年額数十兆円にもなり、これが、民間へ支払われ、それがまた貯金され、それを政府が国債発行で借り出してまた年金として支払うというサイクルができているのです。多分、この分が10兆円ほどになると思います。

 上のサイクルが回っているうちはよかったのですが、今後は、再貯金がされないものがどんどんと多くなっていくのです。その結果は、明らかに、価値に対して貨幣が多くなっていくので、インフレになります。インフレになれば、2%程度で発行していた国債はどんどん逆ザヤになります。つまり、1億円、年利2%で発行したとして、物価上昇率が3%なら、年に1%の割合でその国債を買った人は損をします。

その結果、今まで国債を保有していた金融機関から国債の投げ売りが始まったり、または、新規発行の国債の利率の高騰が始まるのです。


>日本政府には巨大投資ファンドによる国債の大規模空売りを防ぐ手立てはないのでしょうか

ないと思います。そもそも、空売りさえ必要ないのです。実際に先物を買って、ドへ99億円で売ります。それを今度はAファンドへ98億円で売ります。こうやって国債価格を暴落させることが出来ます。市場参加者がある程度の規模でタッグを組めば、こういったことは簡単にできます。


26. 健奘 2011年2月21日 22:58:10: xbDm84QDmOFmc : FY4u2WPdes
> 何がインチキかというと、労働の裏付けのない金がどんどんと市場へ流れていくからです。

昔は、その通りでした。

現在は、省力化 = 機械化 によって、労働があるにもかかわらず、省力化 = 低賃金化によって、労働に見合うだけのお金がなくなっています。

新規産業が順調に育つ時代は、既存産業から新規産業に人が移り、低賃金化は起きないと、多くが言います。しかし、インターネットの普及があった過去15年、賃金はどのように変化したでしょうか?

新規産業が興っても、省力化の勢いが強く、労働に見合う分のお金が回らなくなっています。


27. 2011年2月21日 23:17:28: zGkBZDxH8M
>>25

V928iFz3acさん有難うございます。24です。

知識がないためか、まだよく呑み込めません。私も年金生活者のひとりですが、年金が使われずに再貯蓄されているという箇所が引っかかります。年金生活者の皆さんって、そんなに裕福なのでしょうか。そうであれば、年金生活者は年々増えていますので、心配ないということになりませんか。確かに、経済成長が止まっているうえに財政赤字に伴う発行残高が膨大ですので、国債の格付けが上がることはなく長期的には下落傾向を辿るでしょうが、通常の取引をしている限り、思惑による価格の急低下(暴落)がおこるメカニズムがいまひとつ理解できません。


28. 健奘 2011年2月21日 23:23:08: xbDm84QDmOFmc : FY4u2WPdes
26> 結論を記していないままでした。すみません。

したがって、労働はあっても、省力化によって縮んだ分を、通貨発行して補うのは、"労働の裏付けのない金が・・・"とは言えないでしょう。

現代は、もっと、複雑になっていると思われます。


29. 健奘 2011年2月21日 23:58:08: xbDm84QDmOFmc : FY4u2WPdes
27 さん
日本国債を、金融筋が手掛けるには、金融筋にとっては、相当な準備が必要です。まず、逃げ場所というか、落ち着く先の見通しを持たなくてはなりませんから。

つまり、米ドル、ユーロ、そして円が、手掛けた後、どのくらいで均衡するのか見通しておくということです。均衡する見通しがあれば、その間の乱高下において、売り買いを行う根拠を得ることができます。

ところが、現在は、米ドルもユーロも、落ち着く点が、簡単には、見通せないのです。不安定な状態にあります。

たとえば、日本国債を空売りに出れば、邦銀(そして日銀)が自行防衛のために手を打つでしょうが、このとき、邦銀が、米ドルを売りに出せば、他のどこかが追随して米ドルを売りに出すか分かりません。

数年後、米ドル、あるいはユーロが落ち着きを取り戻していれば、そこを拠り所とするでしょうから、分からなくなりますが。

それ以外にも、だれだれと組むか、了解を作っておく必要があります。金融筋は、通常、了解と裏切りが共にあるからです。


30. 2011年2月22日 00:37:18: NRvAM7Ti0k
23
馬鹿

31. 2011年2月22日 06:05:14: NwnWqvxZZs
経済が上向くわけないだろ。知恵をしぼれば良くなるというのは間違いの可能性がある。世界経済を総て破綻させようとしてるわけだから。長年の計画だ。

ここはいかに生延びるかだけでも考え無いと。米国は最初から返す気なんて全然ないよ。常識だろ。踏み倒して終わりよ。混乱の時代がくる。


32. taked4700 2011年2月22日 23:46:41: 9XFNe/BiX575U : V0Uc9j46qw
27さんへ、

>そうであれば、年金生活者は年々増えていますので、心配ないということになりませんか。

 いえ、支給された年金が再預金されると言うのは、だいたい1990年以前でに年金生活に入られた方を指しています。つまり、今の80代後半よりも年上です。この傾向は多分、今でも、公務員を定年退職された方などを中心に続いているはずです。

 ただ、今現在、70歳ぐらいの方は、明らかに支給年金額が少ない場合が多く、現役時代の貯蓄を取り崩しながら生活する場合が多い様子です。これは、より年齢が低下するにつれて強まるはずです。

 このため、現実に貯蓄が減り、国債を買う原資が減ると言うことです。

 更に、26で健奘さんが言われているように、一般労働者へお金が回りにくくなっています。ただ、省力化というよりも、派遣労働の一般化とか、高所得者への優遇税制などが主な原因でしょう。ともかく、このため、税収がどんどん減っているのです。


33. 2011年2月23日 00:26:43: 6dFNO7gqkM
経済が上向かないのは、基本的には利益や所得が増えた分を借金返済に向かうからだろう。
常に、設備投資のような前向きの投資が増え続かない限り経済は縮小する。
経済が縮小し始めたのはバブル崩壊後、ビッッグバンと称してBIS規制を頑に守ろうとしたからだろう。
経営に不安のある企業があれば、引当金が要る。経営不安のある企業への資金の貸出しが出来なくなる。
そうなれば、資金繰りの悪い企業は潰れざる得なくなる。
経済縮小の悪循環を止められない。
もう一つのガンは日本特有の保証人制度だ。資産を処分して廃業や倒産しても、借金がチャラになるワケではない。保証人全員が破産しない限り、孫子にまで負債を求めて行く。
銀行が損切りせずに、借金を回収し続ける限り、経済は縮小するし、自殺は増える。
どうして、この保証人制度をどうにかしようと言う政治家はいないのか?

34. taked4700 2011年2月23日 04:38:54: 9XFNe/BiX575U : 0ZwGVA0W2o
33さん、

確かに、「設備投資のような前向きの投資が増え続かない限り経済は縮小」するというのは実感をします。
BIS規制は、日本にだけ適用されているわけではありませんから、日本の場合、バブルの影響が未だにあると言うことですね。

保証人制度ですが、日本以外の国で融資保証をやっていないわけではないと思います。保証会社のようなものが一定の手数料を取って保証を引き受けているはずです。

日本でも保証引き受け会社はできていると思うのですが、あまり機能していないと言うことでしょうか?


35. taked4700 2011年2月23日 04:42:53: 9XFNe/BiX575U : 0ZwGVA0W2o
記事の投稿者です。

記事を書きながら迷ったのは、長期金利と短期金利がどう動くかでした。

短期金利は日銀の買いオペや売りオペという市場操作で決まり、長期金利は長期債の発行条件として決まっていくということで理解していましたが、現実の仕組みとして、トリプル安のとき、日銀がどう対処するか、よく分かりませんでした。

皆様は、どうこれらの数値が動くと思われますか?


36. 2011年2月23日 23:13:15: sr263xjKss
保証制度の話ですが、7年前の事でしたが、知り合いの人が銀行に借り入れを申し込む際に保証協会に保証を求めたら、担保を求められたそうです。担保を出せるなら保証協会に保証を求める必要は無いではないか。
話を聞いた時は唖然としましたよ。
断るための方便と善意に解釈したとしても、銀行も保証協会も貸出しには後ろ向きなんだなって思いましたよ。
去年も亀井大臣(当時)のモラトリアム法案の話を農協の金融担当の人にしたら、「何それ?」なんてこと言ってました。
貸す金がないのか、貸したくないのか。回収する事しか考えてないようでしたよ。かなり延滞してる人が多いみたいでしたけどね。

37. taked4700 2011年2月24日 15:53:09: 9XFNe/BiX575U : FndyxXiuBQ
>銀行も保証協会も貸出しには後ろ向きなんだ
>かなり延滞してる人が多い

36さん、

確かに、そうなのでしょうね。日本の場合、なぜか、事業自体の将来性を評価する仕組みがあまり整っていない。これも、日本が植民地で、自分の力だけでは自由に業績を伸ばすこともできないと言う状況があるからでしょうね。その点、アメリカは、いいアイデアがあればかなりの程度それを評価してもらえる。自分が他の国を植民地にする立場だから、アメリカ国内は却って自由さがあるのでしょうね。


38. taked4700 2011年3月09日 21:46:59: 9XFNe/BiX575U : Ulu9FM8xK6
最近の物価動向を見ていると、思ったよりも早く事態が動きそうですね。なぜなのか?

1.アメリカ国内での階層化が思ったよりも激しく、その結果、一部の強欲な人たちがより多くの富を非常に速いペースで得ようとしている。つまり、アメリカ国内で早い者勝ちのような強欲レースが起きつつある。

2.つまり、アメリカ国内での大規模世論操作がうまく行っていて、その報酬を求める連中が多くいる。多分、その背景には、世論操作の仕組みを理解していて、それを個人的に悪用している連中もいるはず。インターネットやマスコミなどを使ったものだけでなく、さまざまなマインドコントロール手法が編み出されているから、そういったものについて、統制が取れなくなりつつあり、彼らを切って捨てるわけにいかないので、海外により多くの富をぶんどりに出る戦略しか取れなくなっている。

3.多分、これにはサブプライムローンがらみの債権処理がある。安値で引き取った債券を高値で売りたいと言う連中が多くいて、彼らがインフレを望んでいるからだ。インフレだけでなく、アメリカ国内での住宅需要の増加、商業不動産価格の上昇を望んでいて、そのための条件整備が必要になりつつある。

4.そのためのもっとも簡単な方法は、アメリカ以外の世界各国の社会騒乱だ。内乱、テロ、又は本格的な地域戦争などが起これば、富裕層はアメリカへ移住する。資本そのものもアメリカへ移動するだろう。

5.ティーパーティ運動や中東での市民革命など、または、タイでの反政府デモの継続などもそういったことを裏付けると思います。今、リビアで内戦になりつつありますが、NATOが飛行禁止空域設定に積極的に踏み込む様子です。イラクの反カダフィ派が政権を握った結果、リビアの石油を主にEU諸国が取り込み、結果的にヨーロッパ全体に対するイスラムの反感が強まり、それがヨーロッパ全域でのテロを招くと言うシナリオがあり得ます。

6.日本は、結局忘れ去られていくのかもしれません。もっとも、大地震、原発震災、その救助と引き換えの米国債チャラというシナリオはそのままでしょうが。


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