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今年、又は、遅くとも2013年までには国債発行がうまく行かなくなり、国債が暴落、ほぼ同時に通貨安と株安が始まるとされる。 1.2011年、それまでインフレだった日本国内物価が上がり出す。主に、資源エネルギー関連と食料品関係だ。本来なら高速道路全線を物流トラックに無料で開放し、物流コストを抑えることでこういった値上げを避けることが出来たが、民主党政権は財源不足を理由にそういった対策をしない。 2.2011年末、円高が多少緩み、85円から88円ほどになる。ドル高が始まるのだ。理由は、ドル資金による投機がほぼすべて成功し、ドルで買ったさまざまなものを高値で売って、ドル資金回収に入るからだ。同時に、株高が進みだす。日経平均株価が14000円ほどなる。これは円安による企業業績の改善を見てのものだ。 3.2011年末までに財政再建がマスコミで話題になり、一般市民が郵貯や地方銀行、都銀への預金から債券投資へ乗り換える動きが表面化する。しかし、それでも資金の移動量は1割にも満たない。大部分の資金はそのまま金融機関に預けれ、公債購入に使われる。 4.都銀の株価が下落し、一時は10%を超えて下落するが、中国などアジアの投資家が中心になって買い戻しが入り、数か月で値を戻し、却って数パーセント値上がりする。東芝、三菱、日立、NEC、トヨタ、日産、ホンダ、新日鉄などの株価も一時値下がりするが、その後日本国内からの買いが大規模に入り却って値上がりする。多分、こういった動きが2012年の3月ごろまで一回から数回あるはずだ。 5.2011年末ぐらいにサウジアラビアでのデモが本格化し、王家が民主化を宣言し、政権中枢から関係者が引き上げる。各州知事も普通選挙で選ばれるようになり、議院内閣制が誕生する。多分、2012年末にはこういった民主的な体制ができるはずだ。ただ、これは、単に王家に独占されていた石油の富をアメリカの傀儡になった一般市民上がりの政治家が横取りし、その大部分をアメリカ資本家階級に流すためだ。この結果、2012年から2013年には原油の値上がりが激しくなり、1バレル200ドルを超える。 6.日本社会の階層化がますます進み、一部の富裕層と大部分の貧困階級に分かれていく。貯金ゼロ世帯が全体の35%を超え、生活保護の申請が急増するが、市役所の予算が組めず、多くの申請者が追い返される事態が頻発する。マスコミはそれを一切取り上げない。一部の若者は経済発展の著しい中国やシンガポール、オーストラリア、ブラジルなどへ出稼ぎや移住を開始する。 7.2012年夏、何回目かの株の値下がりが起こり、ある程度下がったところで国内投資家が大挙して買いに入る。この時、大規模な空売りが仕込まれる。決済期限は6か月かそれより長期だ。同年暮れにかけて株や債券は値上がりを続け、より多くの一般投資家が買いに入る。この時、円安が進み、1ドル100円ほどになる。 8.2011年から物価が上がりだし、2012年には物価上昇率が3%を超える。これらはかなりの程度食料品価格の値上がりによるもので、一般市民の生活はどんどん困窮するが、国債の発行は順調に進み、発行利率が上がることはないし、国債価格が暴落することもない。銀行の預金金利も相変わらず低いままで、一般市民が預金を引き出し株や社債などに投資をする動きが活発化する。この動きは2012年の年末にかけて活発化する。マスコミも銀行預金ではインフレに負けるので株投資をするほうが良いと連日報道する。 9.2012年12月、関東地方で灯油の18リットル小売価格が2000円を超える。前後して、東北、北海道の自治体で地方債の発行が困難になり、日銀が地方銀行が保有する社債や株式などの買い取りを始める。 10.同じく12月、日銀が国債買取の特例として、財務省からの直接買い付けを開始する。それを見た外資が国債先物市場で空売りを大規模に始め、先物市場での値下がりが始まる。 11.国債暴落を見た政府は、銀行の経営不安が一般市民に伝わり、取り付け騒ぎが発生するのを恐れ、銀行閉鎖を検討するが、そのことが政府内で合意が取れず、銀行閉鎖をしない。 12.その間に、一般企業や銀行が手持ち資金を外貨に換えようとして円売り、ドル買いに走る。 13.円安が本格的に始まり、一日で1ドル120円から130円になるなど一日当たりの円安が10円を超えてどんどんと円安が進む。同時に株安が始まり、日経平均株価が10000万円台から8000円台へ、そして、4000円台へと数日で急落する。 14.政府は銀行閉鎖を強行する。しかし、株式市場の閉鎖はできず、企業は手持ち資金を国内株や債券から海外へ移そうとし、債券安、株安、円安が定着する。そのなかで、輸入物価高が急激に進行し、食パンの小売価格が300円を超え、卵のパック売り価格が300円から400円と値上がりする。 15.一般市民は手持ちの現金がなくなるが、銀行は一定額しか引き落としができなくなり、多くの市民は生活困難に陥る。年金支給がされるが、物価の値上がりに一年遅れて増額されるので、年金生活ができなくなる市民が大規模に発生する。 *6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<354>>
通貨安、債券安と株安、それはどのようにして始まるか?
2012年末にそれが起こると仮定して、どのようにそういった事態に至るか、それを簡単に予想してみよう。
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