http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/131.html
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「一言で言えば、米国はこれまでの金融規制の強化を中断、緩和する方向へと変化させる一方、「向こう5年間で輸出を倍増し、雇用を拡大させる」(オバマ大統領)という「輸出立国」へと戦略を180度転換させようとしている。その延長線上にあるのが日本を含むTPP(環太平洋パートナーシップ協定)の推進に他ならない・・・・」
部落出身との噂のある日本の某閣僚が、「TPP推進にアメリカの圧力はない」と言ったとか言わないとか・・・・
アメリカのマイノリティ(朝鮮人・部落出身者)による対日間接統治の実態を見た気がする。
ZAK ZAKから
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20110202/ecn1102021155002-n1.htm
■米国の戦略転換を象徴するボルカー氏の退任
「これがボルカー・ルールだ。私の後ろに立っている背の高い人の名前だ。金融界が規制を阻もうとするなら、私もファイトする」
昨年夏に成立した金融規制改革法について、オバマ米大統領はこう力説してみせた。ボルカー・ルールは米金融規制の中核となる法律。そのルールを主導した2メートルを超す長身の人物、ポール・ボルカー経済再生諮問会議議長(83)の退任が決まった。
経済再生諮問会議は解消され、「雇用創出と競争力強化を目指す諮問会議」が設置される。新議長にはゼネラル・エレクトリック(GE)のジェフ・イメルト会長兼最高経営責任者(CEO、54)が就く。この一連の人事は、米国の戦略目標が、金融から実物経済に大きく転換することを意味している。
一言で言えば、米国はこれまでの金融規制の強化を中断、緩和する方向へと変化させる一方、「向こう5年間で輸出を倍増し、雇用を拡大させる」(オバマ大統領)という「輸出立国」へと戦略を180度転換させようとしている。その延長線上にあるのが日本を含むTPP(環太平洋パートナーシップ協定)の推進に他ならない。
昨年夏に成立した米国の金融規制改革法は、2300ページに及ぶ膨大な法律で、1933年の銀行と証券の分離を規定したグラス・スティーガル法以来、80年ぶりの大改革として議会では「モンスター法」と称された。
その骨子は、商業銀行にヘッジファンド、未公開株ファンド(プライベート・エクイティ・ファンド)などの所有、投資を禁じる。投資銀行の自己資金勘定による高リスク投資を制限する。また、「大きすぎて、潰せない(Too big to fail)」公的資金で救済する金融機関をなくすため、金融機関が借り入れる負債シェアに上限を設けるもの。
いわば、銀行は企業、個人への貸し出しや顧客サービスの提供に徹し、自己資金でリスクの高い金融商品に投資してもうけることを禁じる内容と言っていい。
しかし、この規制がそのまま導入された場合、米金融機関の収益低下は避けられず、リスクマネーの供給も抑えられかねない。いまだ病み上がりの米経済にとって金融を過度に規制する法律は、回復途上にある景気の腰を折る「もろ刃の剣」となりかねないと指摘されていた。
米金融大手の収益はここにきて改善傾向にあるものの、実態は不良債権処理コストの減少によるもので、貸し倒れに備えた引当金の減額やその取り崩しによる利益のかさ上げに他ならない。
一方、金融規制強化の導入を見込み、自己資金勘定で運用する部門を本体から切り離し、独立させる動きが顕著になっている。ボルカー・ルールでは、ファンド投資など高リスク取引を中核自己資本の3%までに規制することになっているためである。
こうした現状を踏まえ、中間選挙で大敗したオバマ政権は、金融規制改革法の本格施行を前に、その厳格適用を避ける方向に動きつつある。「米国で契約しているコンサルタント会社から、金融規制改革法の重要条文は換骨奪胎されつつあるとの報告を受けている」(大手機関投資家幹部)と指摘される。米国の戦略は確実に転換し始めている。ボルカー氏の退任は、その流れを象徴している。(森岡英樹)
■もりおか・ひでき 1957年、福岡県出身。早大卒。経済紙記者、埼玉県芸術文化振興財団常務理事などを経て2004年4月、金融ジャーナリストとして独立。
参考リンク
◆日本マスゴミの源泉について(黄金の金玉を知らないか?)
http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/887.html
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