★阿修羅♪ > 経世済民71 > 115.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
日本の野菜は“ユニクロ”よりも強い 『日本は世界5位の農業大国』
http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/115.html
投稿者 tea 日時 2011 年 2 月 15 日 02:25:37: 1W1IXELjjF6i2
 

カロリー自給率にこだわるのは日本くらいだが、それが適正なのか
また関税で安全保障を守るのが適正なのか

TPP自体は、大した問題ではないが
全く冷静な議論が進まずに、反米意識を煽る人々や、
平成の開国などと頓珍漢な人に世論が誘導されているのは
日本人らしくて面白い


日経ビジネス オンライントップ>政治・社会>脱・幼稚者で行こう!
日本の野菜は“ユニクロ”よりも強い 

『日本は世界5位の農業大国』の浅川芳裕・農業技術通信社専務に聞く

* 2011年2月14日 月曜日
* 芹沢 一也

TPP  農業  自給率  農業水産省 

 関税をほとんど例外なく撤廃することを目的とした、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加をめぐっては、日本の食糧自給率の低さがたびたび話題になる。「41%」という数字が一人歩きし、世界の安い食料品に日本の農家が押しつぶされる−−そんなイメージは、正しいのだろうか。

―― 「日本の食料自給率は41%、世界最低レベルだ」という言葉は、農業について語る際の枕詞のようになっていますね。

浅川 脊髄反射のように唱える方がいますが、これは実は大変な誤解を招く表現です。

 そもそも「食料自給率」とは、農林水産省の定義で、国民が食べている食料のうちどれだけが国産で賄えているかを示す指標です。5種類あるのですが、よく出てくる「41%」というのはカロリーベースでの計算。国民1人、1日当たりの供給カロリーのうち、国産がどれだけかを示すものです。

 こう言われると、「実際に食べている食品のうち、どれだけが国産かの数字」と思っちゃうんですが、ここに大きな落とし穴が潜んでいます。
実態は「自給率6割以上」

浅川 この指標では、まず輸入・国産問わず、日本で流通している全生産物をカロリーに置き換える。ニンジン100グラム当たり何カロリーとかですね。それを人口で割って1日当たりに換算したものを分母に、分子には国産の分をおきます。

―― まっとうな計算のように見えますが。

浅川 芳裕(あさかわ・よしひろ)
1974 年、山口県生まれ。月刊「農業経営者」副編集長、農業技術通信社・専務取締役。1995年、エジプト・カイロ大学文学部東洋言語学科セム語専科中退。 Sony Gulf(ドバイ)、Sony Maroc(カサブランカ)勤務を経て、2000年、農業技術通信社に入社。若者向け農業誌「Agrizm」発行人、ジャガイモ専門誌「ポテカル」、農業総合専門サイト「農業ビジネス」編集長、みんなの農業商品サイト「Eooo(! エオー)」運営責任者を兼務。共著に『どうなる! 日本の景気』(PHP研究所)ほか著作多数。(写真:大槻 純一、以下同)

浅川 しかし、この指標にはたくさんの問題点があります。まず、我々は流通している生産物を全部食べているわけじゃない。食べ残しやコンビニの期限切れなどで、流通している生産物の4分の1は捨てられています。ところが、その廃棄分も分母に含まれる。元から消費されない分を分母に入れるわけで、当然「自給率」は小さくなりますよね。

 さらに分子のほうには、数字を小さくする“工夫”がされています。まず、国内生産量の2、3割にのぼる、流通以前に生産者が廃棄した農産物が入っていません。これらはもちろん食べられるのですが、型が不揃いなどの理由で、商売にならないと判断されて出荷されなかったものです。さらには全国に200 万戸以上ある、自給的な農家などが生産する大量のコメや野菜も含まれていません。こうしたものを分子に入れて、実際に我々が食べている分を分母にすると、自給率は6割を超えます。

 さらにこの指標上では、牛肉や鶏肉、鶏卵、牛乳なども、国産のエサを食べて育ったものだけが国産とされ、海外から輸入したエサを食べていたものは除外されるんです。これを国産と数えると自給率は7割をも超えてしまう。

 要するに、日本の農業の生産量や生産力は、農水省発表の数字よりはるかに高いのです。

―― つまり「カロリーベースの食料自給率」は、実態より自給率を低く見せるための指標だと。目的は何なのですか。

浅川 農水省が「食料自給率向上政策」を推進するためです。10年ほど前に、食料・農業・農村基本法が制定され、食料自給率を向上させることが国策となりました。国産を振興し、将来の食料危機に備えるというわけです。ここには、「農業とは、国が安定的に食料を国民に供給する手段だ」という発想があります。
国産信仰をあおる

―― 生産者ではなく、国が農業を管理しなくてはいけない、その理由付け、エクスキューズとして、低い食料自給率という「神話」が必要なんですね。
『日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率』(浅川芳裕著、講談社プラスアルファ新書)

浅川 そうです。さらには、「国産を食べるべし」というのが、食料・農業・農村基本法のベースにあって、その補助手段として輸入と備蓄があるんです。つまり、「国産最優先」がひとつの思想になっているんですね。

―― 私も「国産でまかなえるならそれに越したことはない」と考えていたのですが、そもそも、「食料自給率」なる概念を使っているのは日本だけと聞いて驚きました。

浅川 韓国だけが日本の政策をフォローして、一応、数字を出してみましたという程度で、ほかに食料自給率を出している国はひとつもない。いわんや、それで政策を組み立てている国など皆無です。

―― 食料自給意識の高まりになった事件として、1993年に起きたコメ不足があると思います。しかし浅川さんの本によれば、あのときタイ米が輸入されたのは、外国米は不味いという意識を日本人に植え付けるため、つまり国産信仰を煽るためだったと。

浅川 そもそも近代農業では、「この年は不作になる」といったことは、ある程度は分かっているんです。ですから、国も国産米に近い味のカリフォルニア米や、少なくとも中粒種を入れることはできたんですね。けれども、あえてテイストが大きく異なる長粒種のタイ米を輸入し、しかも、あえて一番評価の低いものを輸入した。

―― 何か臭くて、ぱさぱさしてましたね。

浅川 諸悪の根源は、日本のコメ輸入は“国家貿易”事業体として、農水省が独占していたことです。事実上いまなお、これは続いています。民間の事業者が輸入していれば、消費者ニーズにできるだけ応えるものを調達できていたはず。

 民間であれば産地指定買いでグレードの高いものを入れたりとか、あるいは韓国米を買ってもいいし、台湾米を買ってもいい。中国、ロシア、アメリカ、イタリア、スペインもコメをつくっている。

―― 実際、1993年にコメ不足という食の危機があって、それを解決したのはグレードの低いコメであったにしても、輸入ですよね。輸入という手段が解決しているわけですから、危機対策を食料自給率の向上だけに求めるのもおかしな話です。多国間の輸入ルートを確保する形でもかまわないはずで。

浅川 そう、食の安全保障と食料自給率は実は関係ないんです。危機を煽って世論を誘導する、官僚の常とう手段ですよ。

―― そもそものお話になってしまいますが、農水省は食料自給率向上を謳いつつ、減反という、生産量を減らす政策もとっていますよね。いったい何が狙いなのでしょうか?
減反しつつ自給率向上も図るって?

浅川 減反政策の目的はコメ価を下げないことです。国は国民がコメを食べなくなると想定していて、それに合わせて生産を抑制し、供給過多による値崩れを防いでいるんですね。需給調整によって安定供給ができるという考えです。

 ところがこれは、先ほど言及した食料安定供給とは逆行しています。法律は国民に合理的な価格で食料を提供するとしています。合理的な価格というのは、本来、市場での需要と供給によって決まるものです。コメの価格を人為的に上げるというのはカルテルでしかありません。結局のところ、「非合理的な価格によって、非合理的な供給をする」という結果になっています。

―― つまり私たちは、高いコメを食べさせられているということですね。

浅川 加えて納税の問題もあります。減反面積は100万ヘクタール(東京の約5倍)で全水田の4割にも及びます。それで減った分の売り上げは国や県が補填しますが、その金額はじつに約1兆円です。

―― それは税金から出る。

浅川 そう、税金から出るんですね。しかも、全国に5万人ぐらい、各市町村の農政課に減反担当の人がいるんですよ。その人たちが車で、公費を使って田んぼに行って、田植えしたかどうかをチェックして回っている。

―― それもまた税金……。

浅川 しかも、その結果、農家のモチベーションを奪ってしまう。

 農地というのは、一般産業でいえば工場ですよね。自動車工場に役人が行って、「今から生産能力の4割分の車はつくるな、その代わり金は出してやる」と言っているようなものです。そう言われたら、楽ができると喜ぶ人もいるかもしれないけれど、どこか、自分の仕事をバカにされたような気がしませんか。

―― それ、資本主義経済下でやることじゃないですよ。

浅川 本当にそうです。結局、「つくることを奪う」ことによって、どんなビジネスにも必要な、創意工夫の芽を摘んでいるんです。

浅川 コメというのは農家出荷段階で、2兆円弱の作物市場なわけですよ。末端までいくとだいたい3兆円ビジネス。3兆円のビジネスを、国が今年は何万トン、何ヘクタールと決めて、国から県に落とす。北海道は何ヘクタール、青森県は何ヘクタールと落として、その分を市町村で割る。市町村で割って、市町村が今度は集落に割る。これは国家と行政の談合としかいいようがない。

―― 改めて考えるととんでもない話なのですが、それを我々がこれまで甘んじて受け入れてきたのは、「日本の農業は弱いから、国が保護しなくてはならない」という認識があるからですよね。農業が壊滅するのは困るから、多少の負担は、と。

浅川 まずベーシックな話をすると、農業というのは近代国家でないかぎり栄えないのです。

 高い収穫を得るには、科学技術、流通、優秀な人材とそれを支える教育、法制度といった、近代国家でないと揃わない要素が必要です。日本にはそのすべてが揃っています。

 また、国民の所得が高い国が基本的に農業大国になります。国民の所得が高いとエンゲル係数(家計の消費支出に占める飲食費の比率)が下がりますが、そうすると主食に加えて、副菜やデザート等々、いろいろなものが食べられるようになるからです。この条件も、もちろん日本は満たしていますよね。

―― 具体的に数字で見ると、日本の農業の力はどうなのでしょう。

浅川 世界標準では農業の力を、食料自給率ではなく生産額、つまりどれだけ農業が富を生み出したかといった指標で評価します。では日本の生産額はといえば8兆6100億、じつに世界第5位の農業大国なんですよ。
経済力があるから、消費額は上がり、自給率は下がる

―― 農水省の振りまく印象とはえらく違いますね。

浅川 農産物換算で、日本人はひとり8万円買っています。また、食費換算だと80万円。食というのは日本では80兆円ビジネスなわけです。この市場に支えられて、日本の農業は世界的に見ても大国といってさしつかえない力を持っている。

 農水省のいう「カロリーベースの食料自給率」にいかに意味がないかは、市場規模から考えても分かります。たとえば年収が10万円の人は8万円の食費は使えないでしょう? だから、途上国はコメやムギ、ダイズ、トウモロコシの粉といった、一番安い基本食料で、かつカロリーの高いものを食べていかなければならない。

 これをカロリーベースでの食料自給率で計算するとどうなるか。むちゃくちゃ高くなりますね。つまり、この農水省の指標で自給率が高くなるのは、経済力がなく農産物に対価を払えない、もちろん輸入自体が難しい、こうした途上国なわけですよ。自給率は高い。けれども市場規模が小さいから、農業は発展しないんです。

 もうすこし例を挙げますと、たとえば、コメの値段。日本だったら、日雇いで1日、工事現場で働けば1万5000円手に入ります。1万5000円あればコメが1俵買えるんですね。1俵というのは日本人が年間に食べている量ですよ。1日の労働で基本の主食が1年分買える。それぐらい日本人には購買力があるんです。

―― 生産額、マーケット規模、何の問題もないじゃないですか。

浅川 ということです。さらに言えば、農家1人当たりのGDPは世界6位です。国民1人当たりのGDP、19位(どちらも2008年度で比較)よりずっと国際的地位が高い。日本の農業にとって一番の問題は、実は国民の購買力が下がるか、あるいは国民に「日本産はいらない」とそっぽを向かれることなんです。

―― そうならないように、国民が欲しがるような商品を開発するということですよね。どの産業でもやっていることをしなくてはいけない。

浅川 そう、それに尽きるわけです。

―― 付加価値の高い商品によって差別化していくとか。

浅川 あるいは、徹底的にコスト削減するか。で、実際にそうなっているんですよ。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が話題になっていますが、たとえば野菜にはもう関税はほとんどない。3%ですよ。ユニクロは優等生というけれど、衣類だって10%前後の関税です。野菜はそれよりも低い関税で競争している。しかも、あえて自給率を持ち出せば、8割が国産なんですよ。花にいたっては長年、関税0で、自給率85%。保護されなかった作物ほど競争力を増していることがわかるでしょう。

―― 例の中国産野菜報道で、日本の野菜は中国産にやられっぱなしみたいな印象もあると思いますが、実際はまったく違うんですね。

浅川 そんな勘違いを正すには、スーパーに行ってみるだけで事足ります。「あれ、今日は国産ないよね」という日はないでしょう。日本は南北に長い国だというポテンシャルもありますが、ほとんどの作物において一日たりとも欠品が出ないように、産地形成していった結果です。なぜかといえば、欠品が出るとたちまち輸入品がそこに入り込んでくるから。関税で守られていない分、商品力と安定供給で戦ってきたんです。
国産野菜の実力は努力の結果

浅川 そして、海外の食文化も柔軟に取り入れている。たとえば、アスパラガス。10年前はあまり食べてないでしょう。ところが、海外から入ってきて、一般の人も買いはじめると、日本の農家がつくりはじめる。商売になれば国産化しちゃうんですよ。キウイだってそうです。

 しかも、豊かな購買者がいるから、いろいろなバリエーションのものをつくる。たとえばイチゴ。とちおとめがあって、あまおうがあったり、さちのなかだったり、毎年のように新しい品種が出ている。イチゴが選べる、どのサイズのものがいいかとかいうような嗜好に応えている。こんな国なかなかないですよ。

 農家が顧客ニーズに対応できるだけレベルアップして、農水省の役割がなくってきている。そこで、自給率という数字を編み出し、わざと低く見せて、国民に危機感を煽るしかやることないんです。巧妙な自作自演ってヤツですね。

―― (次回に続く)

(聞き手:芹沢 一也 SYNODOS主宰)

このコラムは「日経ビジネス アソシエ」の連載記事「インテリブリッジ」と連動しております。記事中では、話者の思考をより深く読み解くための書籍リストと解説も掲載しています。
このコラムについて
脱・幼稚者で行こう!

 「誰かのせいにする。そこで考えを止める」−−我々はつい、こうした「幼稚」な道筋にはまってしまう。そこから抜けて冷静な議論をするには、あらかじめ知っておきたい、考えておきたい材料や課題がある。しかし、それらは研究機関や専門家の中では常識でも、メディアに分かりやすい形で出てくることがなかなかない。
 この企画は、若手研究者をつなぎ、「知のプラットフォーム」を謳うグループ、SYNODOS(リンクはこちら)を主催する芹沢一也氏に、アカデミックの先端で活躍する若手研究者と我々を接続してもらおうというものだ。現代の中で求められる「知」を、くだけた対話によって手に入れ、「幼稚」から脱出する手がかりをつかもう。

⇒ 記事一覧
著者プロフィール

芹沢 一也(せりざわ・かずや)

1968年東京生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。SYNODOS代表。専門は近代日本思想史、現代社会論。犯罪や狂気をめぐる歴史と現代社会との関わりを思想史的、社会学的に読み解いている。著書に『<法> から解放される権力』(新曜社)。『狂気と犯罪』『ホラーハウス社会』(ともに講談社+α新書)、『暴走するセキュリティ』(洋泉社新書)、浜井浩一との共著に『犯罪不安社会』(光文社新書)、編著に『時代がつくる「狂気」』(朝日選書)。高桑和己との共編著に『フーコーの後で』(慶應義塾大学出版会)。監修に『革命待望!』(ポプラ社)。
日経BP社
日経ビジネス オンライン 会員登録・メール配信 ― このサイトについて ― お問い合わせ
日経BP社 会社案内 ― 個人情報保護方針/ネットにおける情報収集/個人情報の共同利用 ― 著作権について ― 広告ガイド
© 2006-2010 Nikkei Business Publications, Inc. All Rights Reserved.  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年2月15日 02:47:29: A0dusaYeIc
足達英一郎 サステナブルな視点
食料価格高騰が示す「奪い合う経済」の未来

2011年2月10日

 2月3日、FAO(国際連合食糧農業機関)は、毎月の食料価格の変化を定期的に監視している「食料価格指数」が史上最高値を更新したことを発表した。指数は1月に平均して231 ポイントとなり、2010 年12 月から3.4%上昇した。これはFAOが食料価格の測定を開始した1990 年以降(実質および名目で)最高水準であるという。変化のなかった食肉を除いて、穀物、油脂、乳製品、砂糖のいずれの分野でも大幅な価格上昇を記録したことが報告されている。

 FAOのエコノミスト・穀物専門家は、「新しい数値は、世界の食料価格に対する上昇圧力が収まる気配がないことを明らかに示している」「この高価格は今後何カ月も続くだろう。特に価格の上昇は食料輸入代金のやりくりの問題に直面する低所得食料不足国や、食料へ所得の多くを費やす貧しい世帯にとって重大な懸念となるであろう」と解説している。
気候変動も要因のひとつ

 原因には、さまざまな要素が絡み合っている。新興国における需要の拡大、世界的な過剰流動性による投機資金の市場への流入などが指摘されているが、理由のひとつに「気候変動」があることも間違いない。昨年、11月にFAOは既に「国際社会は2011年には食料価格が更に上昇する可能性があることを認識しなければならない」との警鐘を発していた。実は、FAOは2010年の世界の穀物生産を対前年比1.2%の増大と予測していた。それをこの月に2%の減少と訂正した。FAOの報告書によれば、「天候不順による予想外の供給不足がこの方向転換の原因である」と結論付けている。

 日本においても、気候変動の影響は顕在化しつつある。その状況は、農林水産省の「平成21年地球温暖化影響調査レポート」に詳しい。例えば、乳製品についてみれば、夏期の高温が、酪農における乳量・乳成分の低下、繁殖成績の低下、斃死、疾病の発生などをもたらす。また、飼料作物については、夏期の高温、冬季の少雨らによる夏枯れ・冬枯れなどが中心として報告されている。

 こうした影響に対しては、(1)直接的冷却技術の導入(送風機、噴霧機、換気システムの利用等)、(2)間接的冷却技術の導入(植林、断熱材、遮光ネットの利用、屋根への石灰散布等)、(3)給餌・給水技術の改善(ミネラル給餌、夜間給餌量の増加、冷却水の給与等)、(4)夜間放牧などの対策が講じられることになるが、これらが乳製品のコスト上昇要因となること間違いない。

 いまから7年前、イギリスの新聞オブザーバーがスクープした米国国防総省(ペンタゴン)が極秘裏に作成した地球温暖化の安全保障上の影響を研究した報告書のことが思い出される。この報告書では、地球温暖化が向こうに20年の間に、軍事的衝突や自然災害を引き起こし数百万人の命を奪う可能性があり、将来、大干ばつ、飢饉、大規模な暴動が世界を覆って、多くの国々が限られた食糧、水、エネルギー供給を守るために核兵器を開発することで地球は無政府状態に陥ると予測していた。また、地球温暖化がもたらす世界秩序の流動化は、テロとの戦いよりも深刻な問題だとする意見も掲載されていた。

 このシナリオが現実になる事態だけは避けなければならない。フランスのサルコジ大統領の呼びかけで、6月にG20として初めての農業大臣会合をパリで開催し、穀物や砂糖などの価格の上昇がチュニジアやエジプトの政治的な混乱の一因になったという認識を前提に、国際的な食料価格の高騰への対策を話し合うことになったという。
ユニリーバの壮大な戦略

 こうしたなか、世界最大級の消費財メーカーであるユニリーバ(英・蘭)が昨年12月に発表した成長とサステナビリティを両立させる新しいビジネスプラン「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン」が関係者の注目を集めている。このプランでは、成長戦略の一環として「環境」「すこやかな暮らし(健康・衛生/食)」「経済発展」の3つの分野に取り組むことを公約し、それぞれの分野について2020年までの数値目標およびアクションプランを公表している。そのひとつには「原料として使用する農作物を2020年までに100%持続可能なものにする」との目標があり、具体的に、パーム油、パッケージ用の紙およびボール紙、大豆、紅茶、果物および野菜、ココア、砂糖、ひまわり油、菜種油、酪農品、卵について取り組みが詳述されているのである。

 この内容を見て気づかされるのは、食品メーカーとっては「原料として使用する農作物」をいかに安定して調達するかが、今後のバリューチェーン上の核心になるということだ。このプランは、一見CSRの取り組みを題材にしているように見えながら、「持続可能性」という錦の御旗のもとに原材料の供給者を囲い込んでいく壮大な戦略だと見えなくもない。

 気候変動が企業戦略自体を突き動かす時代を迎えたというと、大袈裟に過ぎるが、「環境問題がビジネスモデルの再構築を要請し始めている」という事例はあちこちで出始めている。レアメタルの話題に代表されるように、世界は「奪い合う経済」に徐々に移行していかざるを得ない。そこで人々の持続可能性と企業の継続性にどう折り合いをつけていくのか。企業は、難しい決断を迫られ続けることになるだろう。


02. 2011年2月15日 04:27:51: E66sdrKm66
>>01のコメントはどういう意図なのですかね。
もう少しはっきりものを言ったほうがいいのでは?

03. 2011年2月15日 15:16:49: lkv9lXwX9k
>スーパーに行ってみるだけで事足ります。「あれ、今日は国産ないよね」という日はないでしょう。

ありますよ。あります。これね、農業ではなくて日本の流通の問題だけども。この人、あかんね。嘘ひゃっぱち。一日の労働賃金で一年分の米が買えるとかさ、それ卸値でしょっつーの。エンゲル係数が低いとかさ、家賃とかガソリン代に持ってかれているだけだっつーの。アホちゃう?ホンマに。
ま、慶應のボンクラだからしょうがないけど。


04. 2011年2月15日 15:17:15: YmXpF2I9SU
食料の売り上げを計算するのに、詐術を使っている。

食料品は生産者が出荷する価格に、運送費、加工費、流通経費、関税、消費税がかかる。さらに宣伝広告費までかかる。ここまで足して売り上げを計算すれば数字が上がるのはあたりまえだ。

それをいうなら、国産とされる食品でも肥料、飼料の大半を輸入に頼り、農業機械の燃料も高額野菜のためのビニールハウスの灯油も輸入に頼っている。

国内の食料自給率はカロリーベース以上に実際の自給率は脆弱という見方もできる。だからこそ資源輸入国を含む貿易相手国との良好な関係が大切なのだ。

アホな詐術にだまされないようにしよう。


05. 2011年2月15日 20:36:45: cqRnZH2CUM
>TPP自体は、大した問題ではないが
全く冷静な議論が進まずに、反米意識を煽る人々や、
平成の開国などと頓珍漢な人に世論が誘導されているのは
日本人らしくて面白い


田村耕太郎とシンクロしているなw


TOP経済・時事田村耕太郎の「坂の上に雲はない!」【第7回】 2011年2月15日田村耕太郎 [前参議院議員]

TPPで大騒ぎは日本だけ!アメリカの意向を気にせず国益だけを考えて議論せよ
誰も知らないTPP
 ネットで日本のメディアをみると毎日のように“TPP”という言葉が出てくる。いつのまにか首相の公約になっていて、混迷極める政権の命運がか かった政策の一つになっているようだ。私が知る限りにおいてだが、アメリカでは経済番組でも一般ニュースでも“TPP”という言葉に出会ったことがない。 私が在籍するエール大学はじめニューヨークやボストンのアメリカ東海岸の知識人層の間でもTPPの意味がわかる人に出会ったことがない。
 結論から言うと、TPPの参加の議論について、アメリカの意向を過剰に気にする必要はないと思う。TPPをどうしようが、アメリカにとって日本の 相対的な重要度は損なわれることはない。日本の重要性は増す一方だろう。“日本の国益にとってどうなのか”に集中した議論をするべきだ。その上で参加の可 否を問えばいい。
 先日、私の所属するエール大学マクミランセンターでロバート・ゼーリック世界銀行総裁の講演があった。エール大学のグローバライゼーション研究所所長のエルネスト・ゼディージョ教授との対談形式だ。旧知の二人の対談を、シニアフェローとして最前列で聞かせていただいた。
 余談だが、ゼディージョ教授は2000年までメキシコ大統領を務めていた人物だ。TPPの先行事例でもあるNAFTAの実情を知る人物である。ゼ ディージョ氏は元大統領だからエールの教授をしているのではない。彼は博士号をエール大学で取得しており、その実績も考慮されてエール大学で教鞭をとって いる。各分野のノーベル賞受賞者にも学校行事でよくお会いするが、元大統領とかCIA元長官の教授がゴロゴロいるところがアメリカの名門大学のすごさだ。
世銀総裁とメキシコ元大統領の激論
 一方のゼーリック氏の経歴は、米大統領補佐官、USTR(米通商代表部)、国務副長官を経て第11代の世銀総裁に就任。WTOドーハラウンドの生 みの親といわれる人物だ。その間にハーバード大学ケネディスクールで研究員をつとめ、ゴールドマン・サックスのアドバイザーも歴任。政府・ビジネス・学界 を行き来する“回転ドア”の成功例の典型だ。
次のページ>>実務家の激しい応酬の中でさえTPPのTの字も出ない
 もう一つ余談になるが、講演の冒頭、ゼーリック世銀総裁はアメリカの回転ドアシステムの有用性を説いた。「政策の現場、ビジネスの実務、学問的追 求の場、これらを経験していないと今の国際問題に貢献できない」と熱く語っていた。その通りだと思う。ビジネスをやったこともない政治家や官僚たちが考え る成長戦略が全く機能しない日本がいい例だ。回転ドアシステムについては、弊害も議論されるが、私はメリットの方が大きいと思う。これについていつかこの コラムでページを割いて持論を述べたい。
 “机上の空論”とは程遠い、実務家同士の対談形式の講演だったので、全く退屈しなかった。話題は金融規制、欧州財政危機、WTO、FTA、 NAFTA、そしてG20誕生秘話まで面白すぎた。ゼーリック総裁はG7でもG20においても、中央銀行・蔵相会議のメンバーだから「世界経済金融問題に ついて本格的な議論の場が、G7からG20に移る過程の舞台裏」の生情報も披露してくれた。ゼディージョ教授も最近までWTOのアドバイザーだったので、 WTO、FTA、NAFTA、APECの場での各国の駆け引きの様子を教えてくれた。
 前述のTPPはやはり話題にならない。世界貿易体制の実務家である二人の激しい応酬の中でさえTPPのTの字も出ない。一番前の二人の目に入る席に、日本人である私が座っていることに二人は気づいていたはずであるが、TPPは所詮その程度の、存在感がない政策なのだ。
 無理もない。アメリカは忙しい。アメリカしかみていない日本とは違う。エジプトをはじめ、中東、北アフリカ情勢、欧州財政危機、アフガニスタン、対中国戦略、世界的インフレ傾向、そして自国経済対応等で忙殺されている。
日米関係は心配なし!
 日本におけるアメリカ謀略論者は、「これをしなければアメリカに嫌われる」とか「アメリカは黙っていない」などと論じているようだが、かなり怪し い。彼らが言うアメリカって誰のことだろう?そういう人たちに限って、“アメリカは日本を常に注視していて意識している”ようにいうが、アメリカだけ気に していればいい日本と違ってアメリカは世界中の騒動に関与して忙しい。
次のページ>>米国が日本という美味しい同盟国を手放すわけはない
 ワシントンの日本への信頼性は他国に比べたらかなり高い。日本を信頼しているからこそ、対日本のために割く資源(時間的、人的)そして関心は、他国に比して限られている。日本が政策判断をするとき、アメリカを過剰に意識することは政策判断を誤ることにつながると思う。
 国民も日本政府もメディアも、かつてないほどのグローバルな時代に入り、外から日本をみる視点をさらに養う必要がある。
 TPPに関しても、対米外交を過剰に意識しない方がいいと思う。東京やワシントンの対日チームの意見がオバマ政権の意見と完全に一致しているかも疑問だ。前述のごとく日本を信頼しているからこそ、日本専門チームの影はホワイトハウスで薄くなっている。
 何とか目立ちたい対日チームが論功行賞を焦って大統領の名を借りて日本にプレッシャーをかけている面もあるかもしれない。日本専門チームは、中東 や中国問題で忙しい大統領への報告時間もなかなか取れないだろうから、大統領周りの注目を集めるために、センセーショナルな報告を上げているかもしれな い。何事も、駐日アメリカ大使館経由のパイプではなく、ホワイトハウスと直接のパイプも構築し、政権の本意もうまく確認しながら交渉すべきだろう。
 政府も国会も日米関係を危惧しているようだが、日米関係は全然悪くない。それは二国間関係というのはすべて相対的であるからだ。日米がよいか悪い かは、他の二国間関係と比べて判断すべきことだ。米中、米欧、米中東、米南米、米ロ、米印等と比較して、“日米”は断然ましである。
「開国」につながるか?
 アメリカが、これだけ覇権国家としての力が凋落し、中国やインドそしてブラジル等の新興国に追い上げられている中で、日本というこんな美味しい同 盟国を手放すわけはない。欧州は財政破たん寸前で外交どころではない。力をつけつつある南米諸国は、存在感を示すためイランやロシアと交流したりして、ア メリカのいうことを聞かない。新興国はアメリカに対抗する主張を強める。
次のページ>>菅首相のダボスでの開国メッセージは世界に衝撃を与えた
 アメリカ政府関係者と話すと、TPPという戦略がアメリカで浮上してきた背景には、オバマ大統領の意向があるようだ。FTAで一国づつ各個撃破す るより、枠組みを作って一網打尽戦略に打って出ることを、オバマ大統領が好んでいるようだ。ワシントンでも対日関係者の間では鼻息が荒いが、全体的には TPPはそうプレゼンスが高くはない政策だ。
 アメリカに限らず、国際貿易の枠組みでの提案は、常に提案者の土俵に有利になっているのは当たり前だ。「アメリカの罠にはまる」という議論も拙速 だ。TPPに参加を決めるかどうかは、自国の国益を特定の産業に絞って考えるのではなく、できるだけ広く捉えて、TPPというものを日本経済にどう活かす かを検討してからだ。日米外交まで過剰に持ち出す必要はない。
 TPPは欧州ではさらに誰も知らないので、TPPが首相の言う「開国」のイメージを世界に与えるかは定かではない。ただ、ダボスで首相が発信した 「開国」のメッセージは世界に衝撃を与えている。意外なほど世界の期待を集めているようだ。本当は、仲間を作って自国に有利で「開国」のイメージにつなが る大胆な貿易政策を、自ら説得力をもって国際舞台で提案できるのがベストなのだが、そこまで今の日本政府に要求するのは酷だろう。
 対米外交のためではなく、日本の幅広い国益のために、国民全体でしっかり議論して決断することを期待したい。


06. 2011年2月15日 22:18:27: Uj0daPKq1Y
物価の高い日本で、農産物のトータル価格が高くなるのは当然のこと。

金額ベースで世界5位といっても、札束を食べてるわけじゃない。

カロリーベースの計算のほうが、食料自給率の実体に近いはず。

家畜の餌を輸入してたら、その肉が国産とはいえないというのは当然のこと。
餌がない状態で、家畜が育つとでも思ってるのだろうか?


07. 2011年2月16日 00:07:42: 5OSV8Up776
何の問題もない。
安いユニクロを着ないで高くて美味い地元の野菜を食おう。


ユニクロは本社から何から中国にうつって、中国企業になってしまえばいい。

そうすればみんな幸せだろ?


08. 2011年2月16日 00:19:12: DfXTUAo4Ho
欧州に住んでいますが、米は新潟の農家から、豆類は国産のものを日本から取り寄せています。その他、海藻類、日本茶も。
地元の日本食品店で買えなくはないけれど、店頭に常温で保存しているので劣化してまずくなる。運賃は高くつくけれど、保存用冷蔵庫にしまっておくので劣化は殆ど無い。
豆は地元の健康食品店に置いてあるものは、中国産ばかり。検査済みとは言うものの、古くなっている品が多く、日本産に比べて見た目も味も随分劣る。
まともな水が無い国で、安全で美味しい食料が生産出来るとは思えない。

日本は米と大豆さえ自給出来ていれば、取り敢えず食糧危機になっても困らないと思う。手作り味噌は素人ながら、驚く程美味しく出来て、もう市販の品を買う気がしない。豆腐や油揚げも自家製で賄う積り。おからも美味しくてびっくりする程。

日本の果物程立派で美味しい完璧な商品はよその国では売っていないと思う。
野菜も立派で味がいい。
農水産物を輸出の主要品目に加えるべきだと信じています。


09. 2011年2月16日 02:17:50: 7ISjS0XIxA
みんなの党もTPP賛成のようですね。みんなの党もTPPに関しては売国か・・

神奈川県横浜市でみんなの党の城田学という人間が、このタイトルと同じく
「日本の農業は実は強い。TPP参加で農業の競争力をつけよう」と、
トンチンカンな事を演説していました。

「TPPは、実質上、日米以外の内需は全体の1割に満たないのだから、
TPPに加盟しても日本は、輸出先がなく、逆に輸入が増えるだけ」
と私がいったら

「それは今の話であって、TPPに中国が入れば状況は変わる」
と、城田

「中国が入らなかったらどうするんですか?今の所、入る見込みなど全く
ありませんよね?韓国だって、絶対入りませんよ。そうしたら日本は大損。
そもそも中国や韓国に期待するならTPPでなく個別に協定を結べばいい」
と、私

続けて私が、
農業の競争力を付けるのはいいが、いったい全体どうやって?
TPPに参加すれば、自然と農家に競争力がつくの?
それはいったいどういう原理でそうなるの?
何の対策もないままに、今のドタバタでTPPに参加したら、日本の農業の
競争力がつくまえに、安い海外の農作物が入ってきて、日本の農家が壊滅したら
どうするの?壊滅してからでは、競争力もなにもないのでは?

と質問したら、何も答えられませんでした。

逆に、「あなたはTPP以外の事は分かるのですか?」
と、城田は、逆ギレ

しまいには、演説の妨害ですから、警察に一緒に行きましょう と
交番に逃げていきました。

政治家が政策を深く説明する場を与えられているのに、何も答えられずに
警察に逃げ込むしまつ

TPPの事をしらないなら、賛成も何もない
「その問題は、分からないので中立です」と素直に言うほうがまだ正直でいい

「開国」「開国」「TPP賛成」なんて連呼している政治家は、中身は
実は何も分かっていない人間ばかり
「わたしは、そういう問題にはうといもんで・・」
じゃあ、あなたは、どの問題にあかるいんだよ!

カロリーベースで41%だろうが
他の計算で6割だろうが、いずれにしても低いだろ

生命線である食に関しては、極力100%、自給自足が理想だよ

食料自給率を今の半分に落とされてから、中国にされたレアアース輸出禁止
のように、日本への食糧の輸出禁止 にされたら、日本は、どんな屈辱的な
条件でものまざるおえなくなるのは明白。その時になってからあわてても遅い

TPP反対派は、ちゃんと数字で反対の論拠を示している。
TPPは、全く日本の国益にならない事は、数字で示されている。
TPP賛成派だけは、「開国」「開国」と、勢いでごまかそうとしている


10. 2011年2月16日 05:30:07: BDDFeQHT6I
現にスーパーへ行ってみれば外国産の食糧が溢れている、いくら日本の農業は強いなどと言ってみても日本人の大半は外国産の食糧を食べて生活しているのは事実だ。
世界中が食料メジャーに席巻されている状況で日本を食料メジャーに売り渡すような条約に加盟する合理性はまったく無い、自給率が下がれば輸入食品が高騰するのは目に見えている、食の安全が無視されるのも確実だ。
殺虫剤への耐性が強い穀物を遺伝子組替えで作って、殺虫剤を空から大量に散布する様な環境破壊の見本みたいな農業と価格競争をしたって勝てる訳が無いだろう。

11. 2011年2月16日 11:18:28: KCaYclH64M
みんなの党は外資の党。国民の財産を叩き売る。そのために公務員叩き、農民いじめをやっている。まったくもってアホらしい。

12. jesusisinus 2011年2月16日 12:48:07: veLsqfdw2ggms : A4BBg4Gbso
日本は世界5位の農業大国??

地価ベースか、零細兼業農家の数ベースか?(笑)

安全保障??

自家消費主体の兼業農家が、安く売るってか?
戦時中・終戦後の事情よろしく、そんな食糧危機の際に、やつらが自分達のクイブチ売るわけないだろ(笑)

農家に補助金出すんなら、緊急時には、食料を国家統制し、安値で出させるくらいの強制手段も併せて考えなきゃ意味ね〜だろっつ〜の(笑)


13. 2011年2月16日 20:49:33: 43lh2LoHSQ
日本の野菜は“ユニクロ”よりも強い

『日本は世界5位の農業大国』の浅川芳裕・農業技術通信社専務に聞く

日経ビジネスオンライン
と見て読むの止めました。
時間の無駄ですから。

どうら内容はTPP推進プロパガンダでしょうね。

阿修羅住人で騙される人は居ないでしょうが。爆


14. 2011年2月16日 20:59:47: NRvAM7Ti0k
日本の農業技術の蓄積は独特。
将来世界を救うだろうね、

でも安くていい製品を供給するのは無理。


15. 2011年2月17日 01:16:54: C5RLJ6xXuQ
日本の農業が本当に強いのなら食って行けずに耕作放棄とかするとにはならないはずなんです
深刻な後継者不足とかにもならず農家はくいっぱぐれない仕事になるはずなんですが

16. 2011年2月17日 01:33:00: E66sdrKm66
耕作放棄は食っていけないからじゃなくて、耕作しなくとも食っていけるからでしょう。
とくに米農家の場合、票が欲しいために自民も民主も戸別所得補償を含め醜い優遇策が多すぎる。

17. 2011年2月17日 12:43:41: lQydFPZ0w4
数字のマジックを使っているのはどちらだろう

一部可能なことが全体でもできるというような「うそ」は言わないでほしい

企業が新規事業を始めるからと言って工場を建てる、もうからないからやめると言って工場を廃止するというような、簡単な話ではない

オーストラリアでも数年前まではコメを量産していたが、今はどうですか
自然相手で、それも外国の動きなど保証はない

ついでに言えば、日本に根の無い企業は日本企業ではない!


18. 2011年2月17日 14:27:01: Ro2V7PVdZs
ヘンリー・キッシンジャーの言葉

 石油を掌握(コントロール)せよ、そうすれば諸国の政治経済を自在に操縦(コントロール)できる。
 食糧を掌握(コントロール)せよ、そうすれば人口を調節(コントロール)できる。

 究極の目的は人口調節にある。うちら、間引かれる側みたい!

そういえば、キッシンジャーが 〜新たな国際秩序の構築〜 ってタイトルで岡山市に講演に来る。まさかこれから日本人を間引くとは教えてくれるまいが...


19. 2011年2月18日 02:03:30: F25mNpijMw
いろいろ言ってる先生だけど...

なんで日本の農家の多くが兼業で平均年齢が70にもなったか考えたことないんだろうな。

なんでアメリカやEUが相当な補助金出してまで、自国の農業を保護しているかも考えたことないんだろうな。

なんでだろー、なんでだろー、なんでなんでだろー


20. 2011年2月18日 02:31:16: 7ISjS0XIxA
・経団連
・商工会議所
・経済同友会

以上の売国3団体が、TPP賛成を猛烈に推し進めているが、まず
商工会議所のトップに非常に近い人間に数日前に接触してみた。

すると
「立場上は、声高には、TPP反対と言えないが、実は、私は、TPPは
反対である。日本の農業には、とても憂慮している。
菅政権は、完全に米国のいいなりになってしまって情けない。経団連も
前のキャノンも外資に乗っ取られており、米国のいいなり。
非常に重要な問題だが、関心のある人が少ない」
との事だった

やはり、予想していた通り、対米従属派は、殆どいなくて、本当に
各組織のNO.1と、主要ポストの数人を米国は徹底的に押さえている
だけのようだ。これは、恐らくマスコミ、政治家、官僚の全てに当てはまる事
なのだと思う。あとの人達は、内容を知らない、忙しさで内容を知る機会もなく、
雰囲気で流されている人々なのだろう
こうした内容を知らない人々には、正確なTPPの内容と恐ろしさを伝えれば
十分、今から反対派になる!
TPPの内容は、簡単で、通常の人なら5分あれば、問題がある事を理解する

引き続き、商工会議所、経団連、政治家の切り崩し工作をしてみる。

今回のTPP反対運動は、我々が本気で動けば、勝てる戦いだし、この問題は
絶対に勝たねばならない!

以下をA4用紙にコピーして、皆さんも配布して頂くようお願いします!
文章は、そのままでもいいですし好きなようにアレンジも歓迎です。


21. 2011年2月18日 02:32:59: 7ISjS0XIxA
TPP絶対反対!

TPP加盟は、日本の国益を損ねるだけで実は輸出に何のプラスにもならない事実をご存知でしたか?
<同10カ国の内需の割合(日本が輸出できそうな場所)>
・米国 73%
・日本 23%
・豪州 3.7%
・残り7カ国合計 0.1%
TPP推進派は、「TPPでアジアの成長とともに日本は輸出が増やせる」と言っていますが、全体の0.1%しかない国々に「アジアの成長」などほとんどなく、ここでの輸出増加と関係ないことがわかります。これは実質的に日米2国間の貿易となる。つまり「TPPに参加しないと世界の孤児になる」などというのは統計上全くの誤りであります。偏向報道の大手マスコミは論外ですが、何故、経団連までもTPP推進なのでしょうか?

2010年10月に住友化学が遺伝子操作の「米モンサント社」と長期的な協力関係を結んでいます
経団連の米倉会長(住友化学)が、日本の国益に反するTPP加盟にまい進している理由は、日本全体の産業の為ではなく自社への利益誘導をしているのです。日本を米国に売り渡す水先案内人が住友化学=米倉会長&廣 瀬社長なのです。(住友化学=モンサント。住友化学の株を世界一のハゲタカファンドであるブラックロックが2009年から大量保有し、実質上は乗っ取られています)

黒いうわさの絶えない、世界中の種子を独占する「モンサント社」により遺伝子操作された発ガン性物質まみれの食品に対して、ひとたび日本の農業の全面的な開放をしてしまうと、取り返しのつかない事になるのは、他国の事例を調べると明らかです。 中国や韓国は、利益がないのを理解しているのでTPPには加盟しません
TPPで入ってくる安い農作物により日本の農業が壊滅した後で、レアアースの時のように農作物の日本への輸入を禁止されてからあわてても遅いのです。食料をコントロールされる事は、他国の奴隷になる事を意味します。

中身の説明なく「TPPで開国か?鎖国か?」と推し進める菅政権は、構造改革という名のもとに日本企業を米国企業に叩き売り渡した、小泉政権の時と同じです。菅政権は、日本を米国に上納しようとしています。

日本の関税率は、先進国の中で最低水準です。これ以上、自由にする部分は、既にほとんどなく、欧州などは、国の根幹部分は、関税により日本以上にガードを固めています。TPPは、農業以外の分野も日本にとって非常に危険な内容です。米国に従属している菅政権、経団連、大手マスコミに徹底抗戦しましょう!

平成の売国法案、TPPを潰すには、以下の三点が重要です。
1、これから行われる統一地方選で、県議会や市議会が、TPP反対決議を乱発するように世論を盛り上げる
2、国会議員、県&市議会議員や、マスメディアにTPP反対という手紙やメールや電話を殺到させる
3、細かな理屈抜きでいいので、感情的に「TPP反対!」「TPP反対!」と徹底反対する。ビラを配る


インターネットで以下のワードを検索をすると15分でTPPの問題点を理解できます。
・怪談TPP環太平洋連携協定(『西部邁ゼミナール』2010年12月18日)


22. 2011年2月18日 12:44:54: Wh7Pa57PC2
浅川の農業大国論は自給率40%でも可能なのか
農作物輸出で外貨を稼ぎ、食糧の安全な確保と供給は自給率
金額では無い、各国のGDPは違うからね
馬鹿と統計は使いよう
円高は輸入業者を潤して大儲けでしょう
円高還元はしませんが
毒茶の白痴投稿は続くのか

23. 2011年2月21日 06:53:52: NoB4T4uYVg
阿修羅さんへ
「額で見るな」と書こうとしたら、他の方が既に同様の指摘をなさってますね。
まあ、とりあえず、「量ではどれだけですか?」と書いておきます。
もう一つ「人間が一日に食べる野菜(家畜の飼料も含む)はどれぐらいですか?」
(人間の消化できる量なんて、成人ならせいぜい二倍程度しか差がないんだよ。物価は10倍にも100倍にもなるけどな。)

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民71掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民71掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧