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東電社長・自衛隊機利用問題 枝野氏らが責任転嫁 「車を飛ばすのが当然だ」 実際には不可能(産経MSN)
2011.4.26 23:40
東電社長・自衛隊機利用問題 枝野氏らが責任転嫁 「車を飛ばすのが当然だ」 実際には不可能(産経MSN)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110426/plc11042623410023-n1.htm
東京電力の清水正孝社長が、福島第1原子力発電所が深刻な状況に陥った3月11日夜、出張先から東京に戻るため航空自衛隊輸送機で離陸した後、政府の判断でUターンさせられた問題で、枝野幸男官房長官と北沢俊美防衛相は26日の記者会見で「清水氏は陸路で帰京できたはずだ」として、政府の対応に問題がなかったとの考えを強調した。実際には、東日本大震災直後に東海道新幹線は運行停止し、東名高速など主要道路も通行止めや渋滞で利用できなかった。何でも東電に責任転嫁する政権の体質がまた浮き彫りとなった。
枝野氏は「名古屋−東京間は車を飛ばしても走れる状況だ。なぜ自衛隊に頼んだのか。自衛隊機が飛ばないなら自動車を飛ばすのは当然だ。常識ではないか」と強弁。「北沢防衛相は(輸送機について)被災者救援の輸送を最優先すべきだと指示していた。被災者救援に総力を挙げていた状況だったので防衛相の指示は妥当だった」と正当性を強調し、清水氏を輸送機にいったん乗せた自衛隊に対して「防衛相決裁を受けずになぜいったん飛び立ったのか、逆に不思議だ」と不快感を示した。
北沢氏も「新幹線が動いていて高速道路が閉鎖されていない中で対応する道がそれぞれあったのではないか」と述べ、責任を清水氏に押しつけた。
清水氏は3月11日午後、地震発生を受けて奈良市から名古屋市に移動。その後、陸路は厳しいと判断し、空自小牧基地から輸送機に搭乗したが、約20分後Uターンさせられた。
だが、JR東日本とJR東海によると、東海道新幹線(名古屋−品川区間)は地震発生当時に運行中の列車が約4時間後に運転再開したのみで、他は運転を見合わせていた。在来線の東海道本線も運行を取りやめている。
さらに中日本高速道路によると、3月11日夜の東名高速道路は清水(静岡県)−富士(同)インター間が通行止め。中央自動車道で迂回(うかい)しようにも山梨県内の2区間が通行止めとなっていた。主要国道も大渋滞が起きており、枝野氏らの言うように「車を飛ばす」のは不可能だった。
首相、事故直後の原発視察で「初動対応の遅れまったくない」否定(産経MSN)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110329/plc11032909520003-n1.htm
経団連会長、「原発賠償は国の責任」 東電国有化論は一蹴(産経MSN)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110411/biz11041119000023-n1.htm
以下、『福島原発事故の経緯まとめ(http://dragonfantasy.blog45.fc2.com/blog-entry-431.html)』より。
★★★福島原発事故のまとめ★★★
@米軍は、ホウ酸を空輸し、原子炉に注入することをを提言。
Aしかし、東電は、ホウ酸注入で原子炉の復旧が難しくなると注入を拒否し、
軽水注入での冷却に固守。
Bところが、配管ラインの一部が損傷のため冷却水が十分に供給できず、
水位があがらないことが判明。
Cそこでやむを得ず、11日未明に政府に蒸気放出の要請を出す。
Dところが、管総理が視察に行くため、政府は蒸気放出をやめるよう指示。
E蒸気放出は、結局、菅総理の視察が終わった夜明け以降に実施。
Fこの遅れのため、原子炉外部容器内の圧力が既定値の2倍以上に高まる。
G蒸気放出作業は2時過ぎに実施できたが、3時半には爆発事故を起こしてしまう。
H東電は、1号機の運用維持をようやく破棄し、廃炉覚悟の海水とホウ酸注入を決定。
(結論)
原発事故は、菅直人のパーフォーマンスと
東京電力の危機管理より利益を優先させたための人災
平成23年3月12日(土)午前2-内閣官房長官記者会見
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg4477.htmlの
06:10〜
【記者】総理が原発を視察する地点で大気への作業は行われるのか?それとも何時に作業を?
【枝野】これは東電が技術的な点を含めて最終的な調整をする話ではありますが、これを行う前にしっかりと国民の皆様に予めご報告しなければならないということを東電のほうに要請というよりも指示を行った、・・・・ (つまり放出作業を首相視察まで待てと強く命令)
09:20〜
【記者】現地ではどのような視察を?
【枝野】あのー、まさにあのー総理ぃは、あーこうしたあの技術を含めて専門的な素養をお持ちでございます、・・・
※失われた時間に炉圧が高まり過ぎてバルブが開かなくなったとみて間違いないでしょう
※そして東電トップは国会でも度々の批判を受けつつ言い逃れを続けている民主党の天下り人事です
■放射性物質外部漏洩事故、福島原発危機の流れ
1) 米軍がホウ酸を空輸、原子炉へ注入を提言。
2) しかし東電はホウ酸注入=廃炉の為これを拒否。
3) 東電は軽水注入冷却を計画し、政府に蒸気放出を申請。(炉の蒸気は放射性で蒸気放出は政府許可が必要)
4)ところが翌日菅総理が視察に行くので海江田大臣は蒸気放出をやめるよう指示。
5) 蒸気放出は結局、菅総理の視察が終わった夜明け以降実施。
6) この遅れで1号炉外部容器内圧力が既定値の2倍以上に。
7) 蒸気放出作業は14時過ぎに実施できたが、15時36分、1号機が爆発。
8) 現場の放射線線量上昇。制御室作業困難に。
9) (8)が理由で放置してた3号機、爆発。
10) 2号機が爆発。
11) 4号機が爆発。
12) 現場の放射線線量が膨大となり人間作業ほぼ不可能に。
13) 東電、作業継続は困難と判断。政府に全面撤退を打診。(あとは自衛隊と米軍に対応委ねるつもりだった)
14) 菅総理これを拒否。作業継続を叱咤激励。
15) 打つ手ないまま2日間経過。
16) 4号機の再臨界可能性が政府に認識される。菅総理はこの時点で「東日本がなくなる」と説明受けた。
17) 陸自ヘリによるバケツ投水作戦。効果見られず。
18) 東京都消防員に遺書を書かせた上で手動放水を命令。効果見られず。
19) オバマ大統領、放射能下で活動可能な特殊部隊を沖縄に配備。「日本政府の要請あれば即座に福島原発に投入可能」
20) 菅総理これを拒否。
21) 菅総理、自民党谷垣総裁に原発問題担当相として入閣し一連の原発事故の全責任をとることを要請。
コメント
・直人首相の電力福島第1原発視察は3月12日午前。
・それに対して、東電・清水社長が東京に到着したのは同日午前10時。
・12日の15時36分に福島第1原発1号機が爆発。制御室での作業が困難になり、以降、3号機、2号機、4号機が立て続けに爆発。
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