http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/928.html
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『母乳調査・母子支援ネットワーク』が発表した、首都圏の母乳から放射性セシウムが検出された件は、あれからどうなったでしょうか。
体内被曝と食物汚染についてアップされると、またたくまに投稿が続き下のほうに隠れてしまうので、投稿します。私もゆで蛙の1ぴきです。
原水爆禁止運動や『だます心だまされる心』などの著書で有名な、立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長の安斎育郎同大学名誉教授は、報道によれば母乳セシウムについて、『検査結果によると、もし乳児に母乳を飲ませ続けても、健康への影響は起きない、過度な心配は必要ない・・・・・・政府は迅速な調査を行うべき』と述べたとのこと。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0421&f=national_0421_129.shtml
フランス厚生省から技術資格証明書を認定された研究所を有する、NGO団体CRIIRAD(放射能に関する調査および情報提供の独立委員会)は、セシウムでなく放射性ヨウ素についてですが、次の試算を発表しています。
http://www.criirad.org/actualites/dossier2011/japon_bis/en_anglais/iode_131_ingestion_En.pdf
『もしだれかが80Bq/lの水を0.7リットル飲むと、56Bq/lが摂取される。それが2歳の幼児だとすると1日で10マイクロSvになる。当局は10マイクロSvを超える摂取の危険性は、受け入れられるがもはや結果を無視できる程度ではないと考えている。年10マイクロSvから上限である年1ミリSvまでは、被曝は道理的に可能な限り下げられるべきである。年1ミリSvを超えると、放射線の危険性は(つまり発癌性は)あまりにも高すぎて許容されないとみなされる。
・・・・・・
汚染が持続し、子供たちが、毎日56Bqの放射性物質を、3週間に渡り摂取すると、摂取される量は212マイクロSvとなる。これは飲料水の1年間の基準100マイクロSvの2倍に等しい。・・・大人では26マイクロSvにしかならない。・・・・・
このことは子供たちに対して、特別な保護手段を確立する必要性を示している。』
また、フランスの公的機関IRSNフランス放射線防護原子力安全研究所は、4月13日付けで、日本に滞在しているフランス市民に対して次の勧告を出しています。
http://www.irsn.fr/EN/news/Documents/IRSN_Information-note-for-french-citizens-in-japan_N3-13042011.pdf
『日本に住むすべてのフランス市民に対する食品消費についての勧告
・3月11日以降、福島・栃木・茨木・宮城・群馬で作られた、野菜(ホーレンソウ・ハナワサキ・カキナ・コマツナ・レタス・菊・キャベツ・白菜・セロリ・ブロッコリー・ボクチョイ・パセリ)と新鮮な牛乳を食べることを避けてください。
・安全な摂取の上限を超えた汚染食品が検出された地域(埼玉・東京・神奈川・千葉)の生鮮食品については、それらが対応する日本の規制に従っているか確かめてください。
・生鮮食品の生産地と放射能の程度についての情報がないときは、食べ物に変化を与えてください、できる限り葉野菜を繰り返し食べる事は避けてください。
食事の準備と調理に水道水を利用することに関しては、制限は必要ではありません。
密封された製品(缶詰・ドライフード・ロングライフ牛乳・湧水のペットボトル)は、たぶんリスクなしに摂取できます。
これは重要ですが、たまに規制値を少し超える食品を食べても、深刻な健康被害をもたらすことはありません。・・・・』
私は細かいことはわかりませんが、36Bq/kの母乳は選択の余地があるなら避けたほうがいいかと思います。
国や運動の立ち上がりを待たず、家族・親戚・心ある知人の力を借りて、粉ミルクと軟水を手に入れましょう。宅急便もあります。
ご自身のご子息は、訴訟や平和運動の『正義』のための手段ではありません。
かけがえがないのは、訴訟の勝利やだれかの『正義』の予言的自己完結ではありません。
千葉や茨木なら車で100キロ走れば、粉ミルクも水もまだ今のところあります。
気にしなかったりあきらめた人が多いですから。周りに呼びかける前に、自分の子供を守ってください。
この先原発がどうなるかは祈るしかなくとも、できることがあるはずです。
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