http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/896.html
Tweet |
*
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1712432101&owner_id=6445842
チェルノブイリ原発事故が起きた1986年、事故から5か月ほどが経った同年の秋、オーストリアの首都ウィーンで、二つの会議が開かれました。
一つは、今回の福島第一原発の事故でも度々登場するIAEA(国際原子力機関)によるチェルノブイリ事故に関する会議でした。
もう一つの会議は、AAI(国際反原子力会議)と言ふ、原子力に批判的な科学者や運動家の会議で、こちらの会議は、IAEAの会議にぶつけて開かれた在野の人々の会議でした。
そのAAIと言ふ会議で、或るアメリカ人科学者が行なった発言を、日本の物理学者、高木仁三郎博士(故人)が、著書の中で回想しておられます。
その回想の一部をお読み頂きたいと思ひます。
--------------------------------------------------------------------
(以下引用)
AAIの参加者の中ではアメリカのウェブ博士が最も注目を集めた。彼はウェスティングハウスの技術者だった人で、TMI(スリーマイル島)事故のようなメルトダウンだけではなく、今回のチェルノブイリのような、短時間に一気に大爆発にいたるような核暴走事故が、大型原発でも起こることを、具体的に的確に予測した世界で唯一の学者である。
ウェブは、この会議で「チェルノブイリの事故は、場合によっては400倍もの規模の事故になった可能性があり、そういう意味では今回は“軽かった”といえる」と述べた。そして、「われわれがなじんでいる軽水炉は、チェルノブイリ型にくらべ炉心へのエネルギーの集中が強いため、暴走事故が起こった場合は、チェルノブイリの最大限のケースをさらに上回る可能性が強い。しかも、原子炉は一ヶ所に何基も集中しているので、ひとつの原子炉が核暴走を起こすと、連鎖反応を起こす可能性が非常に強い」と指摘した。
また、プルトニウムを炉心にためこんだ高速増殖炉で事故が起きた場合、文字どおりの核爆発が起こる。そうした場合には一発の核暴走事故でヨーロッパは全滅するだろう、とも断言した。
これまで、核暴走についてのウェブの警告について、誰もがそんなことはありえないと否定してきた。大規模なメルトダウンについても、彼のほか予言する人が少なかった。いわば、変人のようなあつかいをうけながら、「いや、大規模事故が必ず起こる」といい続けてきたのだ。それが先のTMIのメルトダウンでも、今度のチェルノブイリ事故でも、幸か不幸か見事に的中してしまった。特に、彼が、『原発の事故災害』という本に書いた、核暴走事故のさいの原子炉の出力の変化図と、ソ連の発表した出力の変化図とがピタリと符合していたのである。
もはやウェブの新たな警告を無視できる原子力科学者、技術者は誰もいないはずである。
(高木仁三郎+水戸厳+反原発記者会『われらチェルノブイリの虜囚』(三一新書・1987年)16〜17ページ)
--------------------------------------------------------------------
反原発派と言ふ訳ではなかった元ウェスティングハウスの原発技術者が、チェルノブイリ原発事故は、「場合によっては、400倍もの規模」に成って居たかも知れない、と発言して居た、と言ふのです。
皆さんは、これでも、原子力発電を支持しますか?
2011年4月26日(火)
チェルノブイリ原発事故から25年目の日に
西岡昌紀(内科医)
(原発賛成派の皆さんへのメッセージです)
↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1699134693&owner_id=6445842
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1712097579&owner_id=6445842#feedback
--------------------------------------------------------------------
チェルノブイリ事故から25年 現地で追悼
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1583179&media_id=88
チェルノブイリ事故から25年 現地で追悼
(日テレNEWS24 - 04月26日 13:55)
チェルノブイリ原発の事故から25年を迎えた26日、ウクライナでは、市民らが花やロウソクを手に犠牲者を追悼した。
チェルノブイリ原発から約40キロ離れた町では、事故が起きた時間にあわせて追悼行事が開かれた。犠牲者の顔が刻まれた石碑に数百人の人々が花を手向け、祈りをささげた。
地元住民は「日本の原発事故を目にすると、チェルノブイリの事故を思い出します。私たちも日本の人たちと同じように心を痛めています」と話した。
86年に起きた事故では、処理に当たった警察官ら33人が死亡し、その後の被ばくで少なくとも4000人が死亡した。原発の周囲30キロは今も居住禁止区域となっている。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素9掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。