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「放射能予防薬」続々と到着…米国、最悪事態を想定か?
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110426/dms1104261612020-n1.htm
2011.04.26 :夕刊フジ
福島第1原発事故を受け、米国から緊急災害支援物資として、安定ヨウ素剤約1万4000錠が、東京都江東区のテレコムセンターに到着した。事故悪化で放射性物質が大量に放出された際、発癌リスクを低減するために飲む薬だ。今後、「最悪の放射性物質」とされるプルトニウムやストロンチウムをブロックする薬も続々到着する。菅直人政権や東京電力が実現困難とみられる工程表を発表するなか、米国は最悪の事態を想定しているのか。
先週21日に到着したのは放射性ヨウ素に対応する安定ヨウ素剤「iOSAT」(14錠で10ドル)。米国系某財団から、原発事故関係のサポートを行っている日本戦略研究フォーラム復興支援・国際連携室に提供された。
放射性ヨウ素は現在も、第1原発から漏れ、都内各地で少量ながら観測されている。これが爆発などで大量放出され、呼吸や食物とともに体の中に取り込まれれば、甲状腺がんの原因になる恐れがある。安定ヨウ素剤を直前に飲んでおけば、放射性ヨウ素が甲状腺に集まることを防ぎ、尿や便から排出される。
同連携室の医薬品・備蓄センターの代表で、医療法人「彩新会」の大矢和光理事長(医師)は「東北や北関東で活動する企業や団体は『万が一のことがあったら…』と心配している。この安定ヨウ素剤は1錠で24時間の効果がある。放射性物質が大量放出されたら『1錠飲んで、すぐ逃げろ』が鉄則。1人3錠所持しておけば、徒歩でも安全な100キロ圏外まで逃げられる。当然、飲むような事態が起こらなければいいが、予防として必要なものを備蓄・処方していく」と話す。
震災後、日本ではなぜか安定ヨウ素剤が入手困難となった。「政府がひそかに回収したのでは」(自民党関係者)との見方も。取材で来日した米テレビクルーは、一度帰国して入手してから再来日した。その後、日本国内に滞在する米国人には配布された。
実は、独自で安定ヨウ素剤などの輸入・備蓄を始めている大手企業はある。今回、支援物資として届いた分は、被災地の復旧・復興を支える輸送関連企業などに、無料提供される予定。同連携室は今後、セシウムやストロンチウム、プルトニウムをブロックする薬を米国から輸入し、各企業の産業医らと連携をとる。
米FEMA(連邦緊急事態管理庁)の外郭団体であるIAEM(国際危機管理者協会)の国際コーディネーターで、同連携室室長でもある唐川伸幸氏は「米国は危機管理として、常に最悪の事態を考えて準備しているが、日本政府にはそうした動きが見えない。第1原発に近づいた米軍兵士も『日本政府がデータを出さない』として安定ヨウ素剤を飲んでいた。連絡室では、国民が安心感を得られるよう、企業や団体などをサポートしていきたい」と語る。
原発事故発生からすでに1カ月半。菅直人首相が国民に安らぎを与えていないのは間違いない。
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