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今日もさっそく、たねまきジャーナルの内容いただきました。感謝して貼付けます。やはり水野クリスタル晶子さんの質問はなかなかいいです。
02. 2011年4月25日 21:49:06: 2Athd0LvoI
ジャック・どんどんさん、今日の小出先生のお話が来ましたのでお知らせいたします。今日は汚染と、水棺のことです。
毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの案内、毎日新聞ほっと兵庫の平野幸夫さんの解説で放送がありました。
統一地方選、予想された結果で民主党の惨敗、どころか候補者すら立てられない、政権与党が補選とはいえ候補者なしはまずないことだそうです。民主党は菅総理の下で1勝14敗!(注:90年代のダメトラでももっとマシだぞ(笑))です。与野党対決で3勝6敗、震災、原発事故で有権者が批判しており、党の内外で批判のラッシュです。民主党内から菅総理に心がないと言われています。平野さん、震災に対する菅総理の評価は有権者から下された、後は不信任案(本予算の赤字国債が通らないと6月で政府破綻、金の流れが止まる、前例なし)、菅おろしの模様と語りました。今の総理では通らないと、見通しなしです。国民、被災地には不幸なことです。
そして原発事故のニュース、千葉さんより、福島第1原発、東電は水温の上がっていた4号機プールへの注入をしたものの、水漏れ等が懸念されています。燃料集合体もプールにあり、1535体の燃料があり、コンクリートポンプ車で注水したものの、91℃と高い、1日210トン放水しています。4号機のプールの温度は、予想より燃料棒が高温であることにありますが、プールの水漏れも懸念されます。4号機の建屋も破損しており、これを補強しないといけない(重さでプールが壊れる可能性あり)のです。
1号機の圧力容器への注水も行われていますが、格納容器の6mまで水がたまっています。工程表で、対策とした水棺のひとつなのですが、意図しない形でこの対策が進んでいた(意図しないのに1号機格納容器が水で満杯になった)のですが、水が燃料のある位置まで行くか、格納容器の耐震性の問題もあるとのことです。
警戒区域への一時帰宅は、1世帯一人、15歳未満は認めないと政府は地元に伝えています。食品、家畜の持ち出しは認めていません。半径3km圏内の帰宅は認められていません。警戒区域の家畜対策も行われ、処分も行われています。
そして小出先生のお話、原発事故の情報公開に、総理補佐の細野氏が記者会見を行っていたが、東電、経産省保安院などが今まで別々に記者会見していたのを1本化したこと、小出先生はいいのかどうか分からないとの言うことであり、それぞれの人が意見を言うのがいい、政府と東電の言うことがバラバラで何を信じていいのか分からない、意思統一で、それが間違っていたら大変なのです。これはおかしいのではないかと、指摘できなくなるのです。ですから、小出先生は、バラバラのほうが好みだと言われました。東電と国の体制は、国は原子力を進めてきた張本人なのに、責任を東電に押し付けている、国の責任を認めるべきなのです。
昨日、原発敷地内の放射線の汚染地図を示し、どこに何シーベルトか分かるのですが、3月22日に作られ、1ヶ月以上公開されず、これ、他の情報もそうであり、この国は何か、ということです。1,3号機のスポット上に汚染がある、水素爆発があり、使用済みプールで起きた、核分裂の汚染の高いものがむき出しで、燃料取り扱いの、汚染物があるところで、それが水素爆発で飛び散り汚染しているのです。
最大で70ミリシーベルト/時間、これはある場所の測定値で、瓦礫そのものでは1桁上(コンクリート破片で900ミリシーベルト/時間、通常時に許されるのは1ミリ/年、つまり1〜2秒で1年間被曝というとんでもないものです)。瓦礫を取り除かないと作業できない、しかし、撤去した瓦礫は「放射能の墓場」をどこから作る(チェルノブイリでは、処理に使ったヘリ、軍の車両を20km離れたところに「墓場」をつくり廃棄した)必要があるのです。「墓場」探しも必要なのです。消防のポンプ車も、2度と使えません。その「墓場」の近くにも人は近寄れません。
一時帰宅、食品、家畜はダメですが、家畜を大切にした人にはいたたまれない、しかし、科学的には家畜の持ち出しはダメでも、科学に計れないものがあるのです。ペットも同じで、ペットも人も汚染されている、スクリーニングして人は逃がしたが、汚染地帯で死んだ人は遺体の持ち出しができない、難しいのです。
海洋汚染、1〜4号機の地中壁を作ると馬渕補佐官が言いましたが、これは小出先生の専門ではないものの、大量の汚染水が地下にしみこみ海に出た、板を置いても、水がなくなるのではない、せき止めるのは、地下なので、地下水を止めるのは無理とのことなのです。
水のこと、水棺、圧力容器の水を意図的に外へ出すものですが、「意図的」ではないのに、水が高まっている、これは「意図的」ではなく、圧力容器に穴が開き、水が格納容器にたまる、つまり勝手に漏れて水がたまっているので、外から冷やせていいのではない、もっと水が増えて、燃料を冷やしてくれるならともかく、今は何のメリットもなく、圧力容器に穴が開いていたら、この計画は無駄であり、格納容器に何千トンの水を入れるもの、それだけ入れる設計ではない、水棺はやらない方がいい(水棺は世界で例なしなのです。)
車、マイカーを持ち出せるかは政府は検討中ですが、車は洗車したらいいのでは、との水野さんの質問に、車は比較的汚染は落としやすい、しかし、そのために被曝しないといけない(汚染地帯で放射能を落とさないといけない)ので、被曝時間が長くなるという問題があり、全部は落とせないので、あきらめないといけないかも知れない、チェルノブイリでも、多くの車両が廃棄されているのです。
毎日、小出先生のお話を聞いたら、原発事故は、起きたら全ておしまいで、対策なしというのがよく分かりました。これは、戦争と同じです。いや、放射能という勝ち目のない相手に対して、日本は戦争を行っているのかも知れないとすら思いました。この番組、明日もお知らせいたします。
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