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暗黒夜考〜崩壊しつつある日本を考える〜
2011年04月25日
【注目動画】 チェルノブイリにみる8年後のフクシマの姿 〜そこにあるのは悲惨な『未来予想図』〜
【原発事故】安全宣言のカラクリ そして子供になにが起きたか追跡
http://www.youtube.com/watch?v=tWWICnIQE9k&feature=player_embedded
”フォトジャナリスト”広河隆一氏が現地のありのままの姿を取材したドキュメンタリー番組の動画である。
(櫻井よしこがなんとも若いのが時代を感じさせる)
上記動画にて語られているように、チェルノブイリ原発事故から5年〜8年経過した後、子供たちの甲状腺ガン発症数が急激に増加した。
しかしながら、当局は放射能による被害をできるだけ小さく見せかけて「安全宣言」をして幕引きをはかったのである。
当時(1991年)、「チェルノブイリ安全宣言」を発表したのは、IAEA事故調査委員長の重松逸造なる人物である。
重松逸造は、放射線影響研究所の理事長を務めた経験を持つが、同安全宣言は、驚いたことに被害が大きい地域に一切入ることなく発表されたということである。
即ち、IAEAという組織も、世界唯一の原爆被爆国の国民であるはずの重松逸造も、まったくのデタラメということである。
上記動画の中で語られているように、現地の医師の話では、IAEA事故調査委員の重松逸造委員長らは汚染がひどい所には調査に入らず、現地の食糧も口にせず、持参した食料のみを口にしていたというビビリようであったという。
にもかかわらず「安全宣言」をおこなうというのは、デタラメ以外の何ものでもないであろう。
その背景には、広河氏がコメントしているように「旧ソ連とアメリカが”原子力ビジネス”を開始し、チェルノブイリの被害を小さく見せる必要性があった」ということであろう。
即ち、原子力ビジネスのためにチェルノブイリの健康被害を過少評価し、多くのソ連の国民(特に子供たち)を犠牲にしたということである。
今回のフクシマ原発事故においても、このままいけば間違いない「チェルノブイリの悲劇」が繰り返されるであろう。
そのことは、日刊ゲンダイ(2011/4/21付)記事「菅は福島の小中学生を殺すのか 75.9%の学校が被曝量オーバーなのに放置のア然」にて糾弾されている。
同記事によると、 福島県が4/5〜7日に県内1637の小中学校や幼稚園で大気中の放射線量のモニタリング調査を実施したところ、その75.9%にあたる1242施設で「管理区域」に相当する放射線が観測されたにも拘らず、何ら手立てが打たれることがないというのであるから驚きである。
直ちに”集団疎開”のレベルである放射線量の中で、被曝による健康被害を受けやすい小中学生が何も知らずに見殺しにされているのである。
その先のあるのは、チェルノブイリ同様の悲惨な『未来予想図』である。
信じ難いことに、このような”蛮行”が今の日本で、現実に、そして淡々と起きているのである。
このように、国民の人命よりも、”エネルギー利権”や”己の保身”のみを重視する国家権力を断じて許してはならない。
以下の広河隆一氏による動画も併せてご覧いただき、チェルノブイリの教訓を活かして、フクシマをどうすべきか国民一人一人が改めて考えるべきである。
【原発事故】隠蔽工作 ねつ造されたカルテ 安全宣言の罠
http://www.youtube.com/watch?v=gWrfcGlItxk&feature=player_embedded
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