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http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1710877913&owner_id=6445842
(転送・転載を歓迎します)
ノンフィクション作家の広瀬隆さんが、昨年(2010年)発表した著作(『原子炉時限爆弾』(ダイヤモンド社)の中に、次の様な一節が有ります。
驚かずに、お読み下さい。
−−実はこの最終原稿を書いている最中の2010年6月17日に、東京電力の福島第一原発二号機で、電源喪失事故が起こり、あわやメルトダウンに突入かという重大事故が発生したのだ。日本のマスコミは、20年前であれば、すべての新聞とテレビが大々的に報じたであろうが、この時は南アフリカのワールドカップ一色で、報道陣として国民を守る責務を放棄して、この深刻な事故についてほとんど無報道だった。ショックを受けた東京電力がくわしい経過を隠し、それを追求すべきメディアもないとは、実におそろしい時代になった。そもそもは、外部から発電所に送る電気系統が四つとも切れてしまったことが原因であった。勿論、発電機も原子炉も緊急停止したが、原子炉内部の沸騰が激しく続いて、内部の水がみるみる減ってゆき。ぎりぎりで炉心融解を免れたのだ。おそろしいことに、この発端となった完全電源喪失の原因さえ特定できないのである。この四日前の6月13日に福島県沖を震源とするかなり強い地震が原発一帯を襲っていたが、それが遠因なのか?いずれにしろ、事故当日には地震が起こっていないのに、このような重大事故が起こったのだから、大地震がくればどうなるか。−−
(広瀬隆『原子炉時限爆弾』(2010年・ダイヤモンド社)69〜70ページ)
清水正孝社長の様な無能な経営者にとって、今回の原発事故は「想定外」だったのかも知れません。
しかし、それ以外の人にとって、今回の原発事故は、決して「想定外」ではなかったのです。
東京電力社内の心有る人々が、広瀬氏の様な人の警鐘に謙虚に耳を傾けて居たら、或いは、今回の原発事故は回避出来たか、或いは、もう少し小規模な物に押さえ込めたのではなでしょうか?
そして、東京電力がこうむる経済的損害も、もっと小さな物に出来たのではないでしょうか?
無能な経営者の為に、東京電力の社員とその家族の生活が影響を受けようとして居ます。
残念でなりません。
平成二十三年四月二十三日(土)
西岡昌紀(内科医)
(この日記も併せてお読み下さい)
↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1706250241&owner_id=6445842
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東京電力、海外事業を売却へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1580057&media_id=4
東電、海外事業売却へ=原発賠償に数千億円規模
(時事通信社 - 04月23日 03:03)
東京電力が海外中心に非中核事業や子会社の売却を検討していることが22日、明らかになった。福島第1原発事故の損害賠償に向けた資金確保策の柱で、国内電気事業に経営資源を集中する。東電の海外事業は発電、資源投資など多岐にわたり、総資産価値は1兆円規模。売却が一部にとどまった場合でも数千億円を捻出できる見通しだ。
既に東電は日米の金融機関から売却可能な事業や手法について提案を受け、事前協議を始めた。対象には米欧、アジアで風力発電を手掛ける子会社ユーラスエナジーグループや、東南アジア、オーストラリアの発電・投資子会社などが浮上。大手商社や海外の投資会社が買収に関心を示しているもようだ。
また、東電は海外事業とは別に、国内のリゾート、環境関連子会社などの売却も検討している。
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