27. 2011年4月23日 14:52:30: YBLHnRIN5Z
元原子炉解析担当者 孤艇 剛(@minazoko)さんの4月18日-22日のつぶやき http://togetter.com/li/125663 「水棺」に関するツィート 時事通信によると、東電はロードマップ中に3ヶ月以内に「水棺」作業にとりかかる旨を表明しているとの事。本当だろうか。 だとしたら私の懸念が現実になってしまったということか minazoko 2011-04-21 14:53:54 循環系の配管やポンプの損傷はそれ程酷いと確認されたということであろうか。それとも燃料棒の損壊により、例え復旧したとしても循環水流が正しく冷却に寄与しない可能性大なのか。 後者の可能性については私も危惧していた。今夜、情報を整理してみよう minazoko 2011-04-21 14:59:05 1F1の水棺作業が始まった模様。帰宅してから各社の報道内容を比較。しかし… 東電は詳細を明らかにしていないようだ。 代わりに窒素注入前後の炉内圧力の推移等は事細かに発表されていた。 それはそれで有り難いのだが。注水、窒素注入と炉内圧力、温度の移り変わりの関係がどうにもよく判らない minazoko 2011-04-21 23:54:44 データのcvsファイルがあるとの事なのであとで探してみよう。個人的に気になる点は多いが、再臨界から圧力容器破損→格納容器崩壊で大量の放射性物質漏洩という危険性は今の所、低いまま経過している。 圧力容器底面の温度が比較的低く推移してきた1F1だけに、このままでいてくれという思いが強い minazoko 2011-04-22 00:01:49 水棺は石棺よりマシですが、隔離主体である事については否定的に考えています。 水棺となった炉心内部では何が起こるでしょか? …確かに冷却材たる水は確保されますが、それは直接に格納容器から圧力容器に流れ込む訳ではありません。 風呂にシャンプー瓶を入れたら泡だらけになりますか?なりません。 minazoko 2011-04-22 00:10:29 イメージとしての水棺は「内部水浸し」ですが、実際には「水の入った器を、もう1つの水の入った器にいれた」だけに過ぎません。 格納容器に満たされた水が配管の隙間や亀裂から圧力容器内に入ることは期待出来るかも知れませんが、流入口に相当する破断や亀裂がどの程度か不明では期待は少ないでしょう minazoko 2011-04-22 00:16:49
圧力容器と、格納容器。この2つには当面、別々に注水する必要があるでしょう。 つまり注水の手間は2倍になります。それでも一旦は冠水すれば一息はつけるでしょうね。現地作業員の苦労も当然、倍になります。 仲間が心配です。今でもいつぶっ倒れてもおかしくないでしょうし。 minazoko 2011-04-22 00:22:20
圧力容器内圧が下がっているのも気がかりです。何処かに破損があるのか、圧力容器の蓋の接合部がダメージを負っている可能性があります。 この状況での二重注水は格納容器の破損にも繋がりかねません。慎重にも慎重を期さねばならないでしょう。 まして冠水を考慮して設計されていない格納容器です minazoko 2011-04-22 00:27:14
水棺時の循環について。能動的循環による冷却は出来ません。圧力容器内部にアクセスする方法はなく、格納容器に冠水する事でその方法を考える事も断念しなければなりません。 手出しの出来ない状態で、では中はどうなっているかと言えば、残存した燃料棒と溶融した燃料の周囲で水が暖められます minazoko 2011-04-22 00:33:22
ここからは皆さんにも容易に想像出来ます。つまり本当に「ただのドラム缶風呂」と同じになります。 暖まった冷却材は自然対流によりゆるやかに容器内を循環します。圧力容器の壁に触れている水は冷却され(外側はやはり水なので熱交換が起こります)再び下降、燃料の残留熱で暖められ…この繰り返しです minazoko 2011-04-22 00:39:29
再循環ポンプのジェット水流による撹拌と比べ恐ろしくのろい循環です。しかも効率は悪く、人為的に制御することも不可。可能ならば避けて欲しかった所以です。 再循環系の復旧によしんば2ヶ月以上かかったとしても、一旦機能し始めれば冷温停止までは3日か4日、遅くても1週間あれば辿り着けます。 minazoko 2011-04-22 00:44:46
しかも緊急時には流量の調整で対処出来ますし、警戒すべき再臨界の兆候にもホウ酸水(ボロン)の急速注入で対応可能です。 ただの水浸しではボロンの急速注入すら既存の冷却水や炉内圧力に阻まれる可能性があります。緊急時の対応がよけいに難しくなってしまう、これが水棺方式の欠点なのです minazoko 2011-04-22 00:50:36 とはいえ、高レベル放射線に阻まれ作業員が近づくことすら出来ない状態が「この先もずっと続くのなら」、東電の決定を否定する事は部外者である私に出来る筈もありません。 かっこ書きにしたのは、その確証がないからです。遠隔ロボットによる内部探索が始まった今、確かめることが出来る筈と思うのです minazoko 2011-04-22 00:56:30
一般に「冷温停止」と言えるのは燃料温度が100度以下になった場合を言います。対流での冷却だと(私の目分量なのでかなりアバウトですが)恐らく通常の30倍以上の時間がかかるのではないかと。 通常時のゆっくりペースで1週間とすれば、約30週以上。半年かかってもそこまで行けるかどうか… minazoko 2011-04-22 01:04:37 東電の見込みで3〜6ヶ月以内に冷温停止という根拠を示してもらわなければ、にわかには信じられないというのが感想です。 水棺を構築して尚、自然対流にプラス可能な冷却方式となると、今日少しツィートした外部ラジエター方式くらいしか思い浮かびません。冷却水自体の熱を奪う位しか選択肢はないかと minazoko 2011-04-22 01:10:23 方法はともかく、この事態が長引くほど漏洩する放射性物質の危険性も長期化することになります。そして予測される最大級の余震や、別の直下型地震の懸念も増えます。 …書いてるそばから揺れてるし(^_^;) minazoko 2011-04-22 01:13:22
今は、現地の仲間が倒れる事ないよう祈るのみです。人手も機材も不足している現状であのロードマップ… 政府も東電も、現地作業員に死ねというのでしょうか。 愚痴もでてしまいます。しかしサイは投げられてしまいました。やるしかないでしょう。菅そーりのどこか得意気だった顔が憎らしくてなりません minazoko 2011-04-22 01:18:58 1F2の漏洩水は今の所処置無し状態らしい。組み上げては漏れを繰り返していて、とにかく近寄れないと。1F1は仕方無いとして1F2、1F3は何とか再循環系の復旧を祈りたいのだが、聞いた状況はどれも悲観的なものばかり。 このままだと3機全てが水棺処理も充分にありえるという感触 minazoko 2011-04-23 00:34:48
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