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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-04-21/2011042102_04_1.html
「過酷事故」想定せず増設/吉井氏追及 原発政策改めよ/経産相“安全神話はまったく失われた”
日本共産党の吉井英勝議員は20日の衆院経済産業委員会で、「過酷事故」を想定せず無謀な増設をすすめてきた政府の原発政策を根本的に改めよと迫りました。
海江田万里経産相は「私自身が安全神話を信じ込んでいたことは確か。いまや安全神話は全く失われたわけだから、しっかりした対策を講じなければいけない」と述べました。
吉井氏は福島第1原発について「最初の地震の一撃でプラントのどこが痛んだのか」と質問。原子力安全・保安院の寺坂信昭院長が「確定されていない」と述べたことに対し、政府が状況をつかまずに事故収束の工程表に責任をもつことなどできないと指摘しました。
その上で、吉井氏の質問主意書に対して政府が、崩壊熱を除去できなかった場合の燃料棒焼損については「評価していない」(2006年)と述べ、プルサーマル利用原子炉での過酷事故については「起こるとは考えられない」「周辺の公衆に苦しい放射線災害を与えないことを確認している」(05年)と答えていたことについてただしました。
「確認した以上の事態が生じた」という寺坂氏に、吉井氏は、第1原発の建設に携わった豊田正敏元東電副社長も02年の「記念文集」で「盲点は、所内電源系」「非常用電源の…信頼度が当時極めて低かった」と記していたことを指摘。日本原子力学会も1993年の学会誌で過酷事故研究の現状として電源喪失問題などを列挙して研究報告を掲載していたことを示し、反省が必要だと述べました。
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