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避難住民逆撫で!原発20キロ圏内“封鎖”のトンチンカン
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110421/dms1104211140000-n1.htm
2011.04.21 :夕刊フジ
政府は福島第1原発から半径20キロ圏内について、22日午前0時に一帯への立ち入りを禁じる「警戒区域」に指定する方針を決めた。違反者には罰則もある“封鎖”には「いよいよ故郷での暮らしが奪われる」と住民の不安や反発が根強く、自治体からも「理念を欠く」と批判が出ている。
「罰則とはどういうことだ」「家畜がいる。出て行かない」。一部が対象区域となる福島県南相馬市の災害対策本部には住民から抗議や問い合わせの電話が相次いだ。
20キロ圏内の人口は震災前約7万8000人で、いまだに数十人が自宅にとどまっている。63万羽以上の鶏や豚3万頭以上など多数の家畜が取り残されており、餌やりなどのため短時間の出入りを繰り返している人も大勢いるとみられる。
「この災害にどう対処すべきかという理念がまったく感じられない」。危機管理に詳しいある自治体担当者は政府の姿勢を批判する。この担当者は「報道で見る限り、『空き巣が立ち入っている』などの理由ばかり。それは警察官の増員で対処すべき」と指摘。「危険防止のためということを理解していない。警戒区域を設けてから一時帰宅を認める発想もおかしい。認めるなら設定前でないと」と首をかしげる。
専門家からは、警戒区域の設定方法に疑問も出ている。放射性物質は風向きや地形によって拡散に偏りがあり、国際医療福祉大の鈴木元教授(放射線疫学)は、半径20キロで区切ることについて「現状では科学的根拠はない」。前川和彦東京大名誉教授(救急医学)も「むしろ治安の問題」とし、行政上の判断が優先されたとみる。
ある警察幹部は「警察は市町村の決定や要望を受けて活動する立場であり、住民の逮捕や排除は考えにくい。より強い説得や警告をするにとどまるだろう」と話す。
誰のための封鎖なのか。
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