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金沢大などが開発した、水に溶けた放射性物質を効率良く捕まえて沈殿させることが期待される粉末(太田富久金沢大教授提供)
水に溶けた放射性のヨウ素やセシウム、ストロンチウムなどを、効率良く捕まえて沈殿させる可能性のある粉末を、太田富久金沢大教授(天然物化学)とクマケン工業(秋田県横手市)が19日までに開発した。福島第1原発でたまっている、放射性物質で汚染された水の処理に応用が期待される。
粉末は、天然のゼオライトなど数種類の鉱物や化学物質を混ぜてある。太田教授らは、放射性ではないセシウムを使って実験。1〜10ppmの濃度でセシウムを溶かした水100ミリリットルに粉末1・5グラムを入れて10分間かきまぜると、セシウムをほぼ100%除去できた。ヨウ素やストロンチウムでも同様の結果だった。
太田教授は「放射性であってもなくても、化学的な性質は同じなので応用は可能だ」と話す。福島原発の高線量の汚染水でも、含まれる放射性物質の重量の割合は10ppm程度とみられる。ヨウ素については100ppmでも除去できたという。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110419/scn11041909150001-n1.htm
福島第一を実験台として、ぜひ使って欲しい
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