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冷やす、閉じ込めるを誰もが言うが、政府・東電の従来型復旧や、手直しの工程表では、後手後手の対応は変えられない。そこで、工程表の対策と並んで、別の視点から、次の方策を提案する。
それは、高松城の水攻めのような、原発の水棺だ。原子炉・タービン建屋を含め1〜4号機を、鋼鉄とコンクリートの障壁で囲み、周囲を盛り土で固めて、施設全体を冷却タンク(水棺)にする。
また既存・増設のタンクに加え、臨海の取水口、排水口を閉鎖して、入り江を汚染地下水の受け入れ・保管タンクとし、原発の水棺とつないで、冷却と閉じ込めの別回路を構築する。こうして、溢流水を保管、除洗、熱交換し、現在の外部キリン注水に再利用して、できる所から冷却水の循環と均衡の回復対策を開始するのだ。
次に、今の政府、東電は、低濃度汚染水を人為的に海に放出した。今後も、後手後手の対応が続き、この事故を収束できないのではないだろうか。そして菅政権と東電は、戦争責任と似た、原発事故の処理責任を問われることとなる。
そこで、有志議員の特別立法で 、原発事故の収束に一切の権限を付与する、国を挙げた対策本部の設置を提案する。それは、技術方策を始め、原発の推進・反対を問わず、国民の知恵と力を結集する新しい体制だ。
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