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非難覚悟で少し辛口に書く。畜産農家の方々の割り切れない気持ちはとても理解できる。
しかし、風評を避けたいのであれば、受入先のことも考え、牛を伴った避難はしない方が得策ではないか?
口蹄疫でもBSEでも、牛は殺処分される。病原性のものと扱いが違うことは科学的には理解できる。しかし、多くの消費者が、ほとんどない被爆リスクを極力排除しようとしている現在、得策とは言えない。
政府は簡単に「風評」と言うが、要はその扱いに社会のコンセンサスが得られていないのである。これを「風評」という言葉で片付けてしまう政府のやり方には、憤りを感じるが、まさかの原発事故において、消費者の行動を責めることは出来ない。
「計画避難」というおかしな表現ではあるが、既に、人体に影響を与えるとして、避難勧告が出されている地域である。「計画」の名のもとに猶予が与えられて、今回の家畜避難の是非みたいな事態になっている訳ではあるが、あまり猶予はない筈である。
金銭的損害や自分が手塩に掛けて育ててきた動物を見捨てなければいけないという状況は、大変受け入れがたいものであることは痛いほどわかる。
しかし、食に係わる者としては、消費者の健康に被害を与えるようなものは、絶対出してはいけないということも併せて考慮しなければならない。
飯館牛ブランドの再興を目指すのであれば、消費者に放射能汚染の印象を強く残すことよりも、一度断ち切って、土壌を含めた飯館村の安全が確認された後で、ブランドを復興させる方が得策に思う。
ペットの受け入れなら、まだ理解できるが…
子供や病人のいる家庭を優先し、まずは、一刻も早い村民の避難を願うばかりである。
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<福島第1原発>県がスクリーニング検討…計画避難区域の牛
毎日新聞 4月19日(火)2時33分配信
福島県は、福島第1原発から半径20〜30キロ圏内や計画的避難区域の肉用・乳用牛について、放射線量を確認するスクリーニング調査を行う方向で検討を始めた。同県は、牛約1万頭を移動させる方針を示しており、受け入れ先の懸念も考え、対応を決める。
県などによると、20〜30キロ圏には今も「牛を見殺しにできない」という畜産農家が相当数残っている。県は農水省と協議しながら県内外の受け入れ先を探しているが、放射性物質の影響は肉牛と乳牛で異なり、「全頭の受け入れ先が確保できるか分からない」(畜産課)のが現状という。スクリーニング結果によっては除染作業が必要な牛が出てくることも予想される。
同課は「畜産農家に避難してもらうことと、福島の食の安全を守ることを同時に実現するには牛を移すしかない」としている。【古関俊樹、種市房子】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110419-00000006-mai-soci
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