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拡散の試算図2千枚、公表は2枚 放射性物質で安全委
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/514.html
投稿者 sci 日時 2011 年 4 月 18 日 20:48:45: 6WQSToHgoAVCQ
 

予想通りだが税金の成果なんだから
間違っている可能性を言った上で、公表すべきだったな
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041801000775.html
拡散の試算図2千枚、公表は2枚 放射性物質で安全委

 SPEEDIの試算結果について記者会見する原子力安全委員会の班目春樹委員長=3月23日、内閣府

 放射性物質の拡散を予測する国の「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」で、福島第1原発事故後に2千枚以上の拡散試算図が作成されていたことが18日、分かった。SPEEDIは原発事故時の避難対策などに活用することになっているが、所管する原子力安全委員会が公表したのはわずか2枚だけ。

 開発、運用には約128億円の予算が投じられたが“本番”でほとんど使われず、国の情報発信の姿勢や防災計画の実効性が問われそうだ。

 安全委がSPEEDIの拡散試算図を公表したのは、3月23日と4月11日。福島県飯舘村など原発の北西方向を中心に、屋内退避区域の30キロ圏の外側でも、外部被ばくの積算値が1ミリシーベルトを超えたなどとの内容だった。

 これら2回の公表は、避難や屋内退避の区域が設定されたり、農産物から放射性物質が検出され出荷制限がなされたりした後だった。安全委は、予測に必要な原子炉の圧力や温度、放射性物質の放出量といった放出源情報を入手できず、事故前の想定通りに拡散予測はできなかったと強調していた。

 しかし、文部科学省がSPEEDIの運用を委託する原子力安全技術センター(東京)によると、風向、降雨といった気象や放射性物質の放出量など、さまざまな仮定の条件に基づいた試算を繰り返している。ほかにも事故直後から1時間ごとに、その時点で放射性物質が1ベクレル放出されたと仮定して3時間後の拡散を予測。これまでに作成した拡散試算図は、2千枚以上になるという。

 安全委は、試算図を公表しない理由について「放射性物質の放出量データが乏しい。試算図は実際の拡散状況と異なり、誤解を招きかねない」と説明するが、未公表の試算図の中には、実際の拡散と近似した傾向を示すものもあった。

 国の拡散予測としては、ほかに気象庁の予測があるが、同庁は「SPEEDIが国の正式な拡散予測」として、今月5日まで公表していなかった。
2011/04/18 19:43 【共同通信】  

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コメント
 
01. 2011年4月19日 01:34:03: oWbillhalg
爆発で作業員は逃げまどい、計器等も大被害にあってる混乱した事故現場から、実際の放出量情報を入手して解析しようなどと思っていたならどうしようもないバカ野郎どもだ。そんな悠長なことをやっていたら予測にもなんにもならんことことくらい判らんのか、原子力安全委のバカども目が。

こやつらは原発事故の場合の拡散予測の役割を何も判ってない。

放射性物質の拡散予測は住民避難のためにあるのだ。学者のお勉強のためじゃない!

そのためには避難に要する時間と放射性物質の到達時間との勝負だ。気象学などで数百m上空の風速は40km/h内外と言われていることを考えれば、風下地域は1時間で30km圏外まで汚染されるのだ。実際の放出量情報など悠長に待っている場合か?事故現場は壊滅してるんだぞ、そんなものはいくら待っても絶対取れはしない。

事故から1ヶ月経ても実際の放出量どころか原子炉状態さえ判らず、今でもどれもこれも推定しているに過ぎないことを見ればこんなことは自明だ。

爆発時に4機全部がチェルノブイリ級の放出を一気にしていたらと思うとゾッとする。

このように考えれば、事故の外観と理論的推定から危険度を多目に見積もった放出量を仮定し、一刻も早く公表するのが当たり前だ。そのために一時的に大騒動になってもやむを得ん、何も起こらないで済めば結果オーライなのだ。このような時間勝負の場合、実際情報を正確かつ必要十分入手してから解析しようなどという学問的正確さなど意味はない。

一にも二にも、即時公表を目指し危険度を高く見積もった推定でやるべきなのだ。

なぜ、この緊急時に安全委のバカどもが実際の放出量情報の入手などにこだわって、即刻予測を出さないかというと、危険度を多目に見積もった予測を出して何事もなかったら、安全委の権威を失いひいては己らの責任が問われることを恐れそれを避けたいだけなのだ。官僚と同じ自己保身がその動機だ。混乱を防ぐためには実際の放出量情報に基づく必要があるなどというのは言い訳に過ぎない。

安全委や東電らの連中は、自己利益は省みず国民の命や安全を何より優先しようなどとは考えていない。



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