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私はテレビを見なくなってもう20年以上になる。だから東電の会見などもインターネットで少し知る程度なのでジャーナリストがどのような質問をして誰がどのような回答をしているかあまりよく知らない。それで大層なことは言えないのだが、誰か原子力保安員なり東電なりに最悪の場合どのような対処をするのか尋ねたことはあるのだろうか。
最悪の場合というのは、メルトダウンのことであり同時に水蒸気爆発が起こった場合のことである。こうした質問を日本人は忌み嫌う。縁起でもない。一生懸命やっているのだマイナス思考はかえって事態を悪化させる。その時はその時だ、などと言って開き直る。 子供の頃を思い出す。大人に質問を次から次へと浴びせると終いには大抵怒り出す。特に答えに窮すると”子供が何を言うか、そのうちに分かる。自分で勉強しろ”だ。子供というのは無知だから往々陳腐な質問もする。しかし、一生懸命考えているからたまに鋭い突っ込みが入る。そんなときに大人が真摯に向き合わないと後々手痛いしっぺ返しがあるだろう。
今回の原発が良い例ではないだろうか。原発を不安に思う素人衆に対して玄人衆は専門知識で煙に巻いて
”原発は安全だ、あらゆることを想定して建設される。だから安心して任せて下さい。”
とやんわりと子供扱いにして推し進めた。そしてこういう事態に陥ると次から次とその不備を晒け出した。ここに来て権威と言われる学者達が雁首そろえて、大量の放射能を閉じ込める術はないとギブアップしたようだ。いかに権威というものがあやふやな存在であるかが露呈したではないか。血液製剤によるエイズ感染の時もそうだった。遡れば次から次と出てくる筈だ。我々はいつまで権威というものに翻弄されれば目を覚ますのか。人間には失敗がつきものだ。しかし、もっとも腹立たしいことは権威という人々が最悪の場合被害を少しでも減らす方法を考えていないことにある。”もしもの時はどうする”ということがまるで頭にない自信家ばかりなのだ。そんな連中だから一度足下に火がつくと思考停止で慌てふためくばかりだ。”火がついたら火を消せ”小さければ手ではたいても消える。水をかける方法も消化剤をまく方法もある。要はありとあらゆることを考えようとする気持ちがあるのか無いのかだ。原発事故においても最悪の場合でも僅かでもその被害を押さえる方法はある筈だ。それを考えることが玄人の責務ではないか。お詫びしたら後は天に祈りましょうでは虫が良すぎるというものだ。自国民のみならず近隣諸国に対しても責任を負っていることをお忘れなく。
そこで一つ提案というか質問してみたいことがあるのだが、私は、文系の人間であって理系のことは今時の小学生程度の知識しかないかも知れないので一笑に付されるかも知れないが敢えて提言したい。最悪のシナリオのメルトダウンが起こった場合人は全く近寄れなくなるだろう。それでも放射性物質の広範囲な拡散を防ぐ手立てはないだろうか。メルトダウンが起これば恐らく水蒸気爆発もあるのだろう。そうすると後は放射性物質が風に運ばれて次から次と手当たり次第に汚染すると言うことになるだろう。それを少しでも押さえるために原発全体を霧のカーテンで囲むことは出来ないだろうか。そしてそれは多少なりと効果があり現実味のある方法だろうか。原発全体の周囲を取り囲むようにパイプを高い位置に巡らせ自動的に霧を吹き付けてカーテンのように覆うのである。当然汚染された水の処理などの事後の対策も練られなければならないが、技術的にはそう難しいこととも思えない。唯どのくらいの時間撒き続けなければならないのか水の量はどれくらいになるのか想像もつかないが、要は効果があるものかどうか、或いはかえって被害を大きくしてしまわないか専門家に教えて頂けると有り難い。どなたか無邪気な大人の提案に真摯に答えてくれる御仁はいらっしゃいませんか。どうぞよろしくお願いします。
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