04. 2011年4月18日 13:58:45: cqRnZH2CUM
単に不安への配慮不足で申し訳ないって言ってるだけのようだが 「コンプライアンス課題を正しく認識できていなかった」ってのは 意味不明だな 勝間らしいw http://real-japan.org/2011/04/15/421/ 原発事故に関する宣伝責任へのお詫びと、東京電力及び国への公開提案の開示 Posted: 4月 15th, 2011 ˑ Filled under: 政治, 環境, 社会, 経済 今回の福島第一原子力発電所の事故に関し、電力会社(中部電力)のCMに出演したものとして、また、電気事業連合会後援のラジオ番組に出演していたものとして、宣伝責任ある人間として、まずはみなさまの原子力に対する重大な不安への理解、および配慮が足らなかったことについて、そして、電力会社及び政府のエネルギー政策上のコンプライアンス課題を正しく認識できていなかったことについて、心からお詫びを申し上げます。 真っ先に反省をさせていただきたいことは、みなさんにご不安、ご心配をおかけしている事に対するお詫びです。私が、事故後のコメントにおいて、過去のデータや科学的根拠ばかりを強調したあまり、多くの方々が感じている将来への不安や精神的なダメージやに対する配慮を欠くコメントをしてしまったこと、また、不愉快と思われる発言を行ったことについて、重ねて深くお詫び申し上げます。 これまで、単なる事実としてのデータの積み上げだけではなく、その事故を受けたときに健康被害が出る可能性や、風評被害が出る可能性、あるいは精神的なショック全体における心理的なダメージを十分に推し量ることができなかったと感じ、反省をしております。人によって感受性の違いがある、なしではなく、「そう感じている人が多く、不安になっている」という事実こそが、過去データよりも重要であり、その点を十分に理解できておりませんでした。 今後の発言においては、心理面、及び将来リスクの点を十分に理解の上、コメントを行っていく所存です。 また、もう一つの強い反省は、政府及び電力会社が組織内に包含するコンプライアンスの課題を理解していなかったことです。 本来コンプライアンスとは、後で言い訳をするために決められたルールに形式的に従うといった悪しき「法令遵守」ではありません。天災と津波という大災害に対し、今回の原発事故のような有事の際には、まず事態を収拾することを最優先し、場合によっては平時のルールを破ってでも事にあたるのが本来のコンプライアンスであるはずです。 ところが、いま批判されているような東京電力による情報開示の遅れ、政府の指揮命令系統の混乱などは、有事であるにも関わらず、平時の「法令遵守」にこだわった結果として発生した人災です。このような、マネジメント上のリスクの顕在化が今回の事故の深刻化長期化を招いていることは否めません。 特に、初動における菅政権の対応には下記のような重大な問題がありました。 ・冷却機能喪失に伴う燃料融溶リスクの過小評価と情報開示の遅れ ・燃料融溶に伴う水素爆発リスクの過小評価 ・現場の混乱を助長した菅首相の現地視察 ・SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)など気象データ開示の遅れ ・放射線量と健康への影響に関する不適切な情報開示 上記のことは、国会質問およびマスコミ等の追求により明らかになってきましたが、本来は政府が主導で情報開示をすべきことだったでしょう。 私は、原子力政策がコンプライアンス面において高いリスクを持っていたことについて、過小評価していたことを認め、認識の甘さを痛感しております。 これまで中部電力及び電気事業連合会の仕事を行ってきたことの責任を勘案し、私自身も当事者の一人として本件についてお詫びするとともに、東京電力及び業界全体の改善に向けた申し入れを積極的に行っていくことを約束します。 そして、私は今後の電力業界のあり方および政府の電力行政について、「私案」として、以下のような「公開提案」を行います。これはあくまで現時点での私の提言ですが、とり急ぎこの場を借りて開示させていただきます。 電力業界のあり方および政府の電力行政に対する公開提案 (勝間和代) 1.今回の事故の対応として(是正処置) ・東京電力役員総辞職 ・福島第1原発の国家管理 ・東京電力の分割(被害者補償会社と事業会社) ・全原子力発電所の徹底した調査(非常用発電機) ・電力会社にいる天下り官僚の総辞職 ・原子力保安院の解体 ・原子力安全委員の総辞職 2.リスクを軽減する恒常的な枠組みとして(予防措置) ・電力自由化の推進(発電、送電分離により、組織論理の独走を防ぐ) ・電気事業法改正(発電規制の緩和、売電自由化、分散化) ・全原子力発電所の冷却装置の改良(電力に頼らない冷却システム) ・軽水炉の新規建設の永久凍結。(その代わり、ガス冷却方式のウラン型原子炉やトリウム融溶塩炉のようなそもそも放射性廃棄物があまり出ないタイプの新しい技術については安全性を充分に検証した上で導入する。) 3.改められた仕組みの有効性(監査と監視) ・国際機関による定期的な査察 ・保安院に代えて、リスクマネジメントに関する、総合的な意見聴取の場を国が新たに設け、メンバーには分野を問わず幅広い人材を登用する。(原子力発電に否定的立場を取る専門家でも、数字やデータで議論出来る人は積極的に登用する。この会の提言は強制力を単なる勧告ではなく、強制力を持った命令とする。) ・定期的なストレステストの実施。(当面は原子力安全委員会に専門機関を設ける形で対応し、将来的には国際機関など第三者によるテストが望ましい。) 上記はあくまで、私の草案ですが、これらの課題について、一部の専門家だけではなく、多くの専門家やユーザーが参加、情報をできる限りデータベースの形式で公開し、聖域なしに議論に参加できる環境を整えることが最優先と考えます。 これまで、電力会社は実質的な地域独占という仕組みが故に、過度な責任を持つことになり、結果として「安全神話」に囚われ、かつ、その担い手としてのリスクを背負い続けました。ところが、今回の事故も含め、これだけの大きな社会的使命とリスクをもった事業をひとつの閉じた系の中で完結させることは、むしろリスクを管理不可能にし、かつ、見えていないリスクについては「なかったもの」と排除させることになるでしょう。 今回は原子力×津波という形で新しいリスクが顕在化しましたが、どの発電方法においても、さらに、どのようなきっかけにおいても、これまで見えていないリスクは無限にあるはずです。だからこそ、リスクをないものとして扱うのではなく、リスクは必ず一定確率で存在するのだから、いかにそれを事故以前、事故の時、そして事故以後に最小化するのかという仕組みの構築こそが、コンプライアンスのあり方だと考えます。 繰り返しになりますが、私自身もその「閉じられた系」の中でしかリスクが見えていなかったことを大きく反省しており、その対応として真摯に今回の公開提案を開示すると共に、その実現に向けた最大限の努力を行っていきたいと思います。本当に申し訳ありませんでした。 投稿者:勝間 和代 勝間 和代(かつま かずよ): 1968年東京生まれ。経済評論家、中央大学ビジネススクール客員教授。 早稲田大学ファイナンスMBA、慶応大学商学部卒業。 当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得、大学在学中から監査法人に勤務。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。 現在、株式会社監査と分析取締役、内閣府男女共同参画会議議員、中央大学ビジネススクール客員教授として活躍中。 ウォール・ストリート・ジャーナル「世界の最も注目すべき女性50人」選出。エイボン女性大賞(史上最年少)。第一回ベストマザー賞(経済部門)。世界経済フォーラム(ダボス会議)Young Global Leaders 下村 茂孝 勝間さんが出ていた朝までTVはもろに原発推進派だけを集めて行われた東電・マスコミによるプロパガンダであり、それに意図的ではないにしろ利用された勝間さんの責任は大きい。 影響力のある立場の人間がTVなどの影響力の高い媒体で発言するには、それなりの知識をもって挑まなくてはいけないのは当然の話だ。 特に勝間さんは東電のCMに出演しているのだから罪はおもい。 本当の知識人ならCM依頼がきた時に安易に出演せずに、多少の企業調査をするのが当然であり、そうでなければタレントと名乗るべきだ。 僕があの番組で一番不快に感じたのは、勝間さんもホリエモンも、まったく東京目線でしかこの事態を捉えていなかったことだ。 住む場所をおわれた何十万人の立場で多少でも物事を考えることができたならば、あの数々の発言はされなかったはずです。 真摯に自己を見直されたことは評価されるべきことですが、まずは東電のCM出演料を全額被災地に寄付し、きちんと勉強した上で発言をしていってほしい。 影響力の高い人が、己の発言を撤回し真実を訴えることができればその効果は計り知れない。 あなたにはそれをしなければいけない義務があるとおもいます。 もしも自分の家の横に原発が建てられようとしたら。。。 もしも自分の子供がそこで一生を過ごさなければいけないとしたら。。。 そういう目線でこの問題を捉え、語ってほしい。 決して経済至上主義に汚染された東京目線ではなく。 |