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・15日、首相官邸は「チェルノブイリ事故と福島原発事故の比較」を公表した。
以下はその内容。
1. 原発内で被ばくした方
*チェルノブイリでは、134名の急性放射線傷害が確認され、3週間以内に28名が亡くなっている。
その後現在までに19名が亡くなっているが、放射線被ばくとの関係は認められない。
*福島では、原発作業者に急性放射線傷害はゼロ、あるいは、足の皮膚障害が1名。
2. 事故後、清掃作業に従事した方
*チェルノブイリでは、24万人の被ばく線量は平均100ミリシーベルトで、健康に影響はなかった。
*福島では、この部分はまだ該当者なし。
3. 周辺住民
*チェルノブイリでは、高線量汚染地の27万人は50ミリシーベルト以上、低線量汚染地の
500万人は10〜20ミリシーベルトの被ばく線量と計算されているが、健康には影響は
認められない。例外は小児の甲状腺がんで、汚染された牛乳を無制限に飲用した
子供の中で6000人が手術を受け、現在までに 15名が亡くなっている。福島の牛乳に
関しては、暫定基準300(乳児は100)ベクレル/キログラムを守って、100ベクレル/キログラムを
超える牛乳は流通していないので、問題ない。
*福島の周辺住民の現在の被ばく線量は、20ミリシーベルト以下になっているので、
放射線の影響は起こらない。
一般論としてIAEAは、「レベル7の放射能漏出があると、広範囲で確率的影響(発がん)の
リスクが高まり、確定的影響(身体的障害)も起こり得る」としているが、各論を具体的に
検証してみると、上記の通りで福島とチェルノブイリの差異は明らかである。
http://www.kantei.go.jp/saigai/senmonka_g3.html
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