http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/342.html
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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu237.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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風評被害を撒き散らしているのは、CNNなどのアメリカのメディアであり、
在日期間の長い欧米人は日本語のニュースを見ても半分も理解できない。
2011年4月15日 金曜日
◆外国人が逃げたわけは? 4月10日 鈴木和夫
http://agora-web.jp/archives/1302348.html
多くの外国人が日本の地震、原発事故から逃げて戻ってきません。
その理由は、地震による余震の恐怖より原発事故の的確な情報が得られないからでしょう。
特に在留外国人向けの的確な情報が英語で流されなかったことが、パニックになった大きな理由であると、タレントのダニエル・カール氏はNHKの番組で語っていました。
実は、私も時間がある限り見ていたCNNのインターネット放送でも、日本人の原発専門家による海外向け発信は、数は少なく、最初に見たのは、3月16日のこの放送でした。
たどたどしい英語のやりとりで話し、その時はあまりに原発にあまり詳くない人か、あるいは英語が苦手な学者クラスが無理やり話しているくらいしか認識しませんでした。ところが、2週間後に再度この放送を聞き、調べてみると、回答者は、外務省キャリアの首席事務官で、日本を代表する政府のスポークスマンとして、世界に発信していたことに気付きました。
数少ない日本人が英語で直接回答する場面ですから、非難するつもりはありませんが、問題はその内容です。
キャスターの質問に的確に回答しているとは、とても思えません。
原子炉を制御できない時ですから、政府の対応については、よくわからない返事だし、このままでは、浮足立ち、事故処理もおぼつかない。キャスターもいら立っているように、聞きたい情報は得られずに、このまま日本にいては、大きな危害が及びそうだと、不満を持った外国人が多かったのではないでしょうか。
在任期間も長く日本語が流ちょうな外人でも、放射能汚染についての日本語ニュースを聞いても、半分もわからない、という混乱の中にあったとダニエル氏が指摘していますが、日本の情報発信もCNNの中で、私が見る限り、CNNの日系人キャスターが福島県内の肉親と無事であることを確認しあうニュースくらいで、日本人による外国語発信がなく、現地情報が大きく不足していたこと、さらに政府の対応力不足が際立っていたと見るべきでしょう。そして、結果オーライですが、「頼りない日本だからこそ」米軍の早期の本格的支援につながったと思います。そして、原発事故処理の早期解決につながればと思います。(後略)
◆日本の真の色が光るように 外国メディアも混乱しまくった大惨事のその先で 3月22日 加藤祐子
http://news.goo.ne.jp/article/newsengw/world/newsengw-20110322-01.html?pageIndex=4
『サン』の記事をとやかく言うのもバカバカしいのと同じくらいにバカバカしいのは、米フォックスニュースのミスです。今年1月にはエジプトの位置を間違えて地図にしていたフォックスが、今度は「日本の原発地図」を作って放送したはいいが、そのなかに「Shibuya Eggman」の文字も含まれていたというていたらく(渋谷エッグマンは有名なライブハウス)。
それでもこの手の話は、「どうせサンだから」「どうせフォックスだから」と一笑に付せば済みます。影響力という意味で「どうせ」では済まないのではないかと思うのが、CNNのアンダーソン・クーパーの番組「AC360」でした。
番組では「MITの専門家」を毎日呼んで、福島第一原発の情勢について「専門家」としてコメントをさせていました。この人は時にかなり興奮した様子で「大変だ、これは大変なことだ」とまくしたてていたので、ドキドキしながら観ていた私自身も少なからずダメージを受けました。なのにしばらくして経歴を調べてみたら、この「MITの専門家」は原子力発電や原子物理学や放射線学の専門家ではなく、国際政治・米国政治で学位をとっている核戦略や核交渉の専門家だったことに気づき、私はまた別の意味でダメージを受けたものです。ネットでよく使われる「orz」の意味をご存知でしょうか? 「o」を人の頭だとすると、前に倒れ伏して脱力している人の姿に見えませんか? まさに気づいた時の私の姿です。この人の言っていた内容が間違いだったかどうかというより、それすら判断できない私のような素人視聴者に向かって、その分野の専門家でない人が「専門家」として発言しないでほしいという、正直な思いからです。
いずれにしても、そういう状態がCNNでも続き、そのせいもあってかアメリカでは(薬局で一般人が買えるため)ヨウ化カリウムのパニック買いが起き、同じCNNで今度は「アメリカへの影響はほとんどありませんから。いまアメリカでヨウ化カリウムを飲んでも役に立たないどころか副作用が懸念されます」と注意喚起し火消しに走る始末です。
つまり、これもやはりCNNで観たのですが、ハーバード大メディカル・スクールの放射線学教授ジェイムズ・スロール氏が「多くの人にとって放射能は神秘的なもので、よくわからないもの。それだけにパニックが起きやすい」と話していた、まさにその通りの現象です。パニックしているのは読者だけでも視聴者だけでもなく、テレビ局側も、そこに出演する分野違いの「専門家」もしかり。
Twitter上で見ていても、日本人もそう。外国人もそう。それぞれに必死に情報を集めて、さらに恐怖したり、少し安心したり、あるいは開き直ったり。これまで「知識人」とか「有識者」と思われていた影響力のある人の中にも、周章狼狽してデマを流しまくる人も(国を問わず)います。
(私のコメント)
国際的な風評被害が広まってきて、工業製品にすら放射能汚染されていない証明を求める国も出てきました。まさに日本中が放射能に汚染されたような風評が世界に出回ってきているようです。大衆紙なら面白おかしく誇大な煽り記事を書くことも理解できますが、CNNまでもが大衆紙並みのレベルで世界に配信しているから、それを見てアジア諸国などがさらに大げさに恐怖感を煽っているようです。
外国の大使館が続々西に避難している事も、外国人にとっては放射能汚染が広がっていることの裏づけともなり、東京からは外人の姿が消えてしまった。最近になるとちらほら見かけるようになりましたが、このように外人がパニックになってしまった原因は、おそらくダニエル・カール氏が言うように日本語のニュースが分からないのでCNNを見てびっくりしてしまったのだろう。
日本に長く滞在して、日本語の日常会話が出来る外人でも漢字が読めないから、放射能汚染問題などの専門分野の事になると半分も分からなくなってしまう。この事は英会話がぺらぺらの日本人でも原子力工学の事を英語で話せる人がほとんどいない事と同じだ。ここに文化の壁が福島原発災害を通じてみることが出来ますが、外国語の日常会話が出来ることと専門分野の外国語をマスターすることとは別の問題なのだろう。
福島第一原子力発電所の災害についての情報を集めようとしても、英語の資料は僅かしかないだろう。多くの外国人にとっては福島がどこにあるのかも分からないし、東京の直ぐ傍と思っても不思議ではない。日本語の資料はネットを調べればいくらでもあるが、中国人や韓国人だって福島と言われても分からないだろう。日本人が韓国の大田や全州がどこにあると聞かれても分からないのと同じだ。
たとえ英語や日本語が堪能な人であっても、専門分野の事まで理解できる人はまれであり、大災害が起きて情報が無くてパニックになってもおかしくは無い。株式日記を欧米人が読んでいることはまず無いだろうし、日本人の間でも風評を撒き散らしているような人もかなりいた。
加藤氏は、「一部の日本の人の間には、日本政府は信じられないがフランス政府やアメリカ政府やイギリス政府なら信じるという傾向があるようです。また日本のマスコミは信じないが、CNNやBBCは礼賛するという傾向も一部にはあるようです」と書いていますが、それほど日本政府も日本のマスコミも信用が無いのも事実だ。
国際的に有名な記者が日本にやってきても、英語情報が限られているから取材にも往生するだろう。たとえ通訳を伴っていたとしても日本人の被災者の本音を聞きだすのは難しいだろう。だからどうしてもセンセーショナリズムに走って恐怖感を煽るような記事で間に合わせてしまう。BBCなどなら科学専門の記者などがいて冷静な記事も書けるのでしょうが、CNNやFOXあたりは東京スポーツと大して変わりが無い。
今回の放射能汚染被害は、米ソの核実験時代に比べれば海外への影響は僅かなものですが、最近の若い記者はその頃の事は知らない。アメリカや中国の元核実験場に行けば今でも放射能の汚染が残っている。半減期が30年から数万年になるものがあるから近づくのは危険なのですが、映画の撮影などで俳優が滞在して白血病になったりしている。福島もそのようになるのだろうか?
福島原発では水素爆発で多くの死の灰を撒き散らしましたが、このような爆発が起きなければ影響は限定されたのでしょう。現在では僅かな量に収まっていますが、爆発事故が起きたから世界はびっくりしてしまったのだろう。海外のメディアのように不必要に不安を煽るのもよくないが、パニックを防ぐために嘘をつくのも良くない。政府のうそは犯罪的ですが、最近になってレベル7にしたのは嘘がばれそうだからだろう。武田邦彦氏は次のように書いています。
◆原発深層流001 信用できる人、できない人 その1 4月15日 武田邦彦
http://takedanet.com/2011/04/post_0a1f.html
(政府の小さなウソの一例・・政府の発表を信じていると、奇妙なことになって困っている人が多いから)
1)
自然放射線は年間1.4ミリシーベルトなのに、2.4ミリシーベルトと言った(多く見せるウソ)。
2)
東京―ニューヨーク間の航空機の被曝は普通は100マイクロシーベルトなのに、特殊例で200マイクロシーベルトと言った(多く見せるウソ)。
3)
1年間100ミリシーベルトは職業人の被曝限界なのに、一般人(赤ちゃんを含め)に「健康に影響がない」と言った(法律違反).
4)
CTスキャンなどは医療行為でやむを得ず被曝する(それだけの危険を冒す必要性を医師が判断した場合に限る)のに、一般人が被曝する量をCTスキャンと比較した(違うものを比較).
5)
炉心が破壊されていないとでない核種が検出されているのに、「炉心は破壊されていない」と言い続けた。
6)
魚に蓄積するもっとも危険なストロンチウムを測定せずに、「魚は安全だ」と言った。
7)
放射性物質で汚染された土地の作物は汚染されているのに、官庁の食堂で出したり、販売を促進したりした。
8)
福島第一の1号機、3号機、4号機の爆発の映像の発表を、(おそらく)NHKはじめマスコミが報道しないように圧力をかけた(国民が原発の状態を知るもっとも大切な映像をメディアは流さなかった。ネットで見ることができるが)
9)
その他、数え切れない
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