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東電 清水社長 1カ月ぶりデタラメ会見 一部始終
http://gendai.net/articles/view/syakai/129948
2011年4月14日 掲載 :日刊ゲンダイ
アンタは壊れたレコードか!
●「今は言えない」「一日も早く」の繰り返し
一体、誰のため何のための会見だったのか。
入院騒動後もほとんど公の場に姿を現さなかった東京電力の清水正孝社長が、13日、ようやく東電本社で1カ月ぶりの会見を開いた。100人を超える報道陣が詰めかけたが、フタを開けると具体的な説明はゼロ。あまりにお粗末な内容に、「ダメだこりゃ」と呆れる声が続出する展開になった。
清水社長は今回の放射能漏れを謝罪し、日本経団連副会長と電気事業連合会会長のポストを「辞任したい」と明言した。しかし、歯切れが良かったのはここまで……。
原発事故がチェルノブイリ級の「レベル7」に格上げされたことに質問が及ぶと、「国の評価だから申し上げることはない。ベストは尽くした」と弁明に終始し、事態収束に向けた工程表を求められても、「一日も早く出す」と言うばかり。被災者への仮払金も「できるだけ早く」「国と金額を調整する」とノラリクラリ、逃げ回った。
質疑応答は2時間も続いたが、何を聞かれても「今は言及できる段階ではない」「一日も早く対処したい」を連発。呆れた報道陣から「『一日も早く』しか言えない理由は何なのか」と質問が飛んだが、社長は「具体的な案を出そうと、今は対応策を練っているところ。それを早く示したいと言っている」と開き直ってみせるのだからア然だ。要するに、1カ月たっても何ひとつ具体策が決まっていないのである。会見に出席したジャーナリストが憤慨する。
「東電は政府と一体になり、ソフトランディングを図ろうと必死なのです。自分たちの責任を最小限に抑えることしか頭にないから、言質を取られないようマトモに答える気もない。そもそも、菅首相に怒鳴られたくらいでぶっ倒れ、事態を悪化させた、保身第一でヤワな社長が、心から被災者への補償なんて考えられるわけがありません」
当然、報道陣からは進退問題も突っ込まれた。
「原子炉冷却の安定化や廃水処理など、社長の言うところの『喫緊の課題』をクリアすれば、自らの進退を明らかにするのか」と問い詰められたのだが、社長は「今の段階では言えない。そのときに判断する」と想定問答を繰り返すばかり。こんな調子なのに、「私どもは情報公開を徹底している」と胸を張る神経には驚くばかりだ。
会見終了後、記者席から「次はいつ会見を開くんですか」の質問も飛んだ。それを無視して退場しようとする清水社長に対し、「情報公開とはこういうことなのか!」の怒号が飛び交った。
東電本社前はバリケードが準備される物々しい雰囲気で、節電アピールのためか、社内はロビーも廊下も薄暗い。
お先真っ暗の東電の行く末を暗示するような社長会見の崩壊ぶりだった。
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