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人間だれしも変化が落ち着いていれば安心するもの。しかし、こと福島第1原発に関しては、事実に対する慢心・誤魔化しは命取りになる。東電・原子力安全・保安院の技術者は、事務系管理職による公式の「比較的小康状態・安定論」は嘘っぱちだということぐらい分かっているはず。今こそ、職を賭して「決断」の要請を行ってほしい。
彼らだって、福島第1原発がまだ制御できず大きなリスクがあるということぐらいは分かっている。しかし、「温度・圧力が比較的安定してきており、窒素充てんも進んでいるので大爆発には至らず、冷却系を外部からでも設定できれば数カ月はかかろうが何とか落ち着かせることはできよう。」などと信じたいがために、本当にやばい事実を彼らに都合よく説明していないか。
このままこう着状態が続き、外部冷却系が構築できたとしても、それまでには高濃度汚染水の放出をせざるを得なくなりはしないか。余震は大したことはないという前提があるのではないか。Cl38の数字の解釈を誤魔化していないか。プルトニウムや中性子などの数字を隠していないか。今までの経緯を見ていると、最悪の事態の可能性の前でも行動の優先順位に関して甘えが見られる。
このままでは、最悪の事態を防ぎきれず、ギリギリの事態まで何も大した防御行動がとられないのではないかと不安になる。文化系的なノーテンキな安心感の中でのほほんとしている場合ではない。
ただし、行動に出る場合には、多少なりとも罪悪感を持っている原子力安全委員会の先生を味方につけ、米国の専門家にこっそりリークしてサポートを依頼してからにした方がいいぞ。
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