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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110410/t10015218481000.html
原発事故 収束の時期見通せず
4月10日 21時59分
東京電力福島第一原子力発電所の事故から11日で1か月がたちます。事態の収束に欠かせない原子炉の冷却機能の回復に向けた作業は、高濃度の放射性物質に汚染された水に阻まれて思うように進まず、収束の時期を見通せない状態が続いています。
福島第一原発は、先月11日の東日本大震災で、電源がすべて失われ、原子炉を冷やせなくなり、政府が「原子力緊急事態」を初めて宣言するという、かつてない深刻な事態となっています。事故から11日で1か月、10日も原子炉や使用済み燃料プールを冷やすための水の注入が行われていますが、今も外部に放射性物質が放出されており、依然として予断を許さない状況が続いています。事態の収束に向けてこの1か月、冷却機能を回復させようと懸命の作業が続けられた結果、外部からの電源が復旧し、仮設のポンプで原子炉や燃料プールを冷やすための真水を安定的に注入する態勢が整いました。しかし、大量の水を注入した結果、原子炉から漏れ出たとみられる高濃度の放射性物質に汚染された水が、タービン建屋の地下や、建物の外のトレンチと呼ばれるトンネルの中にたまる事態となっています。この汚染水が妨げとなって、原子炉を安定的に冷やす仕組みの復活に必要なポンプや配管などがある場所に近づけず、今も故障や損傷がないか確認すらできない状態となっています。冷却機能が復旧する見通しについて、経済産業省の原子力安全・保安院の西山英彦審議官は、10日午前の記者会見で「原子炉ごとにいくつかの発想があるが、今こういう形でできるという方針をはっきり示す段階にはない。めどが立つのは数か月オーダーと思うが、はっきりしているわけではない」と述べました。作業の妨げとなっている汚染水の処理は、貯蔵先の確保や、水を送るためのホースの敷設などの準備が思うように進んでいません。一連の汚染水の処理としては初めてとなる、2号機のトレンチの水を復水器に入れる作業が10日夜にも始まる予定ですが、少なくとも5万トン以上あるとみられる高濃度の汚染水の処理のめどは立っておらず、収束の時期を見通せない状態が続いています。
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