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個人的許容被曝線量(*分かり易い被曝教養量の説明です)
http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/893.html
投稿者 taked4700 日時 2011 年 4 月 10 日 13:52:05: 9XFNe/BiX575U
 

http://env01.cool.ne.jp/index02.htm 
の記事から一部引用:

No569 (2011/04/06)
個人的許容被曝線量

 今回の福島第一原発事故によって、既に九州から北海道まで程度の差はあるにしろ放射性物質による汚染が広がりました。その意味で、否応なく人工放射線と付き合って行かなければならないわけです。放射線被曝による何らかの障害の発症に対して閾値は存在しないことは既に述べたとおりです。人工放射性物質から一切の放射線を受けずに生活することは現実的には不可能です。しかし、だからと言って不用意に放射線を浴び続けて障害を受けたり寿命を縮めたくもありません。
 前にも書きましたが、最終的にどの程度までのリスクを受忍するかは、自分自身の責任で決めるべきであり、他者から強制されるべきではないと考えます。そこで今回は、私自身の判断による許容被曝線量について考えてみることにします。
 まず、それを判断するためには、被曝線量によってどのような障害発症の危険性があるのかを示しておきます。

(*ここに画像が入ります。http://env01.cool.ne.jp/frommanager/2011/20110406.jpg )


 この表は、3月26日の槌田氏の学習会の資料として配布されたものです。

 放射線を取り扱う労働者に対する緊急の限度量は表の赤線で示す急性の弱い放射線障害が現れるという100mSvという積算線量を1年間で被曝するという限度でしたが、福島第一原発事故処理においては急遽250mSvに引き上げられました。表から判るように、この線量は急性の弱い放射線障害を容認するものです。報道によるとこの値を更に引き上げることを検討しているといいます。何とひどい話でしょうか。
 現在、TVや新聞報道で伝えられる放射線レベルの単位はμSv/hという単位です。つまり一時間当たりの放射線量として表されています。年間積算線量と放射線レベルの換算法を以下に示します。

1mSv/年=1000μSv/(365×24)h=1000/8760μSv/h=0.114μSv/h
∴1μSv/h=8.76mSv/年

 さて、私の余命が30年とし、生涯積算放射線量を100mSv以下にしたいとします。この場合、

100mSv/30年=3.33mSv/年=0.38μSv/h

つまり、私の余命を30年として急性の放射線障害を発症しないという条件を満足させようとすると、許される時間当たりの被曝放射線量は0.38μSv/hということになります。
 仮に、弱い急性の放射線障害の発症までは許容する、つまり生涯積算放射線量を1Sv=1000mSv以下にしたいとします。この場合は次のようになります。

1000mSv/30年=33.3mSv/年=3.8μSv/h


http://radiation.goo.ne.jp/

 上の図は、今朝8:40の福島県伊達、原発から北西55kmの観測点における値です。ここに私が30年間住み続ければ、弱い急性の放射線障害を発症する可能性がかなり高いということです。伊達の放射線レベルを年間積算線量に換算すると次の通りです。

3μSv/h=26.3mSv/年

 私見ですが、定常的に6μSv/hを超えるような場所は年間積算線量に換算すると通常の放射線を扱う労働者の限度である50mSv/年を超える事になりますから、逃げ出した方がよいように思います。

 今回示した許容被曝線量は、あくまでも私の余命を30年としてその中での積算線量によって判断を示したものです。もしあなたに子供がいれば、その安全を守るためには余命を60年あるいは70年として検討しなければなりません。最も影響を強く受ける子供を基準に行動を考えてください。
 尚、今回紹介したのはあくまでも環境の放射線に対する外部被曝による確定的な影響(=誰にでも必ず現れる影響)と言われる急性の放射線障害についての安全性からの判断であり、内部被曝や晩発的な障害の発症はまた別の問題です。確率的な影響を考慮すれば、出来るだけ放射線を受けないことが重要です。

追記:低線量外部被曝による確率的なガン死亡リスク

 福井県立大学の岡敏弘氏の『放射線リスクへの対処を間違えないために』によりますと、国際放射線防護委員会(ICRP)は、一人当たり100mSv以下という低線量被曝において、被曝線量が1Sv増加することによって1万人の集団に565件(≒570件)の確率でガン死が発生すると推定しており、リスク係数を次のように定めている。

570/10000(1/Sv)=0.057(1/Sv)=0.000057(1/mSv)

 例えば、10mSvの被曝をした場合の晩発性のガン死亡者の発生確率は次のように推定されます。

0.000057(1/mSv)×10mSv=0.00057

人口10万人の都市の住民が10mSvの低線量被曝を受けた場合、この都市におけるガン死亡者の増加は次のように推定できます。
100,000人×0.00057=57人

ただし、このガンによる死亡者に一体誰が該当するのかはまったくわかりません。自分であるかもしれないし、そうではないかもしれません。この値をどう評価するのかはあなた自身の問題です。

 現在、政府は福島第一原発の避難地域の見直しを検討しており、20mSv/年を目安とするとしています。この場合のリスクは、次のように推定されます。

0.000057(1/mSv)×20mSv/年=0.00114(1/年)

 20mSv/年という放射線レベルの地域の1年間当たりの死亡確率が0.00114だと言うことです。例えば、人口10万人の都市であればガン死亡者の増加は次の通りです。

0.00114(1/年)×100,000人=114人/年

つまり、2年間では228人、3年間では342人、・・・、が低線量被曝を原因とするガンで死亡すると言うことです。
(2011/04/08追記)  

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コメント
 
01. taked4700 2011年4月10日 14:31:21: 9XFNe/BiX575U : Dqc5CGFSuB

http://env01.cool.ne.jp/frommanager/2011/20110330t.pdf よりコピー:

(fax O313580-8434)
原子力安全・保安院長 寺坂信昭様2011.3.30
3月16日付および19日付、 27日付で、 FAXを差し上げました。この私の提案の一部が
採用されているようですが、何の連絡もないことに抗議します。お忙しいとは思います
が、提案を採用した以上、ご連絡ください。
なお、復水器に、泥水を入れるということですが、復水器は原子炉を構成する重要な機
器です。これを泥水で汚してはいけません。原子炉の機能回復にとって重大な障害とな
ります。
槌田敦
横浜市緑区寺山町524
faxO45193512141
(fax 03-3580-8434)
原子力安全・保安院長 寺坂信昭様2011.3.27
3月16日付および19日付で. F AXを差し上げました。この私の提案の一部が採用され
ているようですが、何の連絡もありません。お忙しいとは患いますが、提案を採用した
以上、ご連絡ください。
槌田敦
横浜市緑区寺山町524
faxO45-935-2141

原子力安全・保安院長 寺坂信昭楼2011.3.19
3月16日付で、下記手紙(FAX)を差し上げましたが、無視されたようです。
3号建屋への放水についてですが、東京電力は「白煙」のあがったことを成果と考えて
いるようです。しかし、これは重大な結果となることにご注意ください.
「白煙」は水蒸気ですが、その発生の原因は、過熟したウラン燃料に冷水が当たったこ
とによると考えられます。その結果は、燃料の崩壊です。プールの底にウラン燃料が積
もっていくことになり、再臨界の心配がありますので、放水は中止してください。
そのように言う理由は、スリーマイル島原発事故で、最初の燃料崩壊が給水の成功と
同時に起こっていますC その結果.わずかに渡れていた水も閉じることになり、炉心熔
融と熔融物落下になったと考えられるからです。
その代わりに、鉛を投入してください。チェルノブィリで実施されたように、燃料を
熟伝導度のよい液体鉛で包むのです。これで再臨界などは防げるでしょう。鉛は1750℃
で蒸発しますが、この場合プールの面環は広いので自然放熱でも十分でしょう。
過去の経験を生かすことは重要です。さらに深刻な事故にしないために、水にこだわ
らず、これらの方法を真剣に考えてください。
桜田敦
横浜市緑区寺山町524
faxO451935-2141
原子力安全・保安院長 寺坂信昭様2011.3.16
1.原子炉に海水を入れてはいけない。
理由 炉心で蒸発し、食塩が残り、炉心の中を水が凍れなくなる。
2.主蒸気止弁を開閉して、蒸気を復水器に送り、原子炉を滅圧して給水する。
理由1.これにより、放射能の環境への放出を少なくできる。
2.集めた水素を酸化できる。
3.使用済み燃料に冷水をかけてはいけない。
使用済み燃料プールには鉛を投入し、液体窒素で冷却する。
理由 空焚きの使用済み燃料に水を掛けると、燃料は大破良し、
崩れ落ちて再臨界の心配がある。
以上提案します。
a
元理化学研究所研究員 槌田敦


02. 近藤邦明 2011年4月12日 18:03:15: /hxfobNO3iWxs : DYLmA2a8PQ
■コメント01につきまして、お手数ですが槌田敦氏の個人情報(住所、FAX)を削除していただきたいと存じます。

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