http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/885.html
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大雨とか降っても大丈夫なのかね
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/index.html
高濃度汚染水の処理 作業難航
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、冷却機能を回復させる作業の妨げになっている、高濃度の放射性物質に汚染された水の処理は、水を移す先の施設の点検や、水を送るためのホースを敷く準備などに、予想以上に時間がかかり、作業は難航しています。
福島第一原発では、タービン建屋やトレンチと呼ばれるトンネルから高濃度の放射性物質に汚染された水が大量に見つかり、高い放射線量を出す原因ともなっていて、冷却機能の回復に向けた作業の妨げとなっています。
これらの高濃度の汚染水は少なくとも5万トン以上あるとみられ、東京電力は施設内にためておく方針で、このうち、およそ3万トンの水をためることのできる「廃棄物集中処理施設」では、タービン建屋からホースをつなぐための準備を進めています。
作業員の被ばくをできるだけ減らすため、ホースはそれぞれのタービン建屋の1階を通す予定で、ホースを通すための直径30センチの穴が、合わせて5か所、建屋の壁に開けられたということです。
しかし、建屋の中には放射線量が高い場所がある可能性もあり、ホースを敷く作業はまだ始まっていないほか、汚染水を送る先の「廃棄物集中処理施設」の点検も必要なため、排水作業は進んでいません。
一方、2号機のトレンチにたまった高濃度の汚染水の水位は、海への流出が止まって以降、9日夕方までに11センチ上がっていて、水面から地上までの高さは、9日午後6時の時点で93センチとなっています。
東京電力は、まず2号機のトレンチの汚染水から水を排出する方針で、10日にも復水器に水を移す作業を始めることにしています。
4月10日 6:00更新
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2号機の汚染水 排水作業へ
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、高濃度の放射性物質に汚染された水を別の貯蔵先に移すのに必要なホースをつなぐ作業が行われ、東京電力は、準備が整いしだい、まず2号機の汚染水から排水作業を始めることにしています。
福島第一原発では、タービン建屋やトレンチと呼ばれるトンネルから高濃度の放射性物質に汚染された水が大量に見つかっていて、高い放射線量を出す原因ともなり、作業の妨げとなっています。
この汚染水の処理を急ぐため、東京電力は、貯蔵先となる「復水器」や、「廃棄物集中処理施設」を空にする作業を続けてきた結果、9日午後1時10分、2号機の復水器から水をすべて別のタンクに移し替える作業が終わりました。
東京電力によりますと、2号機のトレンチと水を移す先の復水器との間をホースでつなぐ作業を行い、準備が整いしだい、汚染水を復水器に移すということです。
また、「廃棄物集中処理施設」とタービン建屋とをつなぐホースの設置のための準備も行われたということです。
一方、2号機の「トレンチ」にたまった高濃度の汚染水の水位が、8日夜から9日朝にかけてさらに1センチ上昇し、海への流出が止まって以降、上昇した水位は10センチとなりました。
トレンチの水の水面から地上までの高さは、9日午前7時の時点で94センチあるということで、すぐにあふれるような状況ではありませんが、東京電力は水位の監視を強めています。
9日はこのほかにも、これまでに海に流れ出た高濃度の汚染水をこれ以上拡散させないよう、2号機の取水口を鉄の板で塞ぐ作業も行われました。
さらに、9日は悪天候のため中止された、赤外線カメラなどを搭載した無人の小型ヘリコプターを使っての上空からの撮影は、10日以降行うということです。
4月9日 22:25更新
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福島第一原発 北側で放射性物質上昇傾向
東京電力福島第一原子力発電所では、2号機のピットと呼ばれる施設から流れていた高い濃度の放射性物質に汚染された水が止まったあとも、海水の放射性物質の濃度は、汚染水が流れ込んでいた地点で依然として国の基準を大幅に上回り、発電所の北にある放水口周辺でも引き続き上昇傾向にあります。
福島第一原発2号機では、ピットと呼ばれる施設から高濃度の放射性物質に汚染された水の流出が続いていましたが、水がしみ出している地下に特殊な薬剤を注入した結果、今月6日の午前5時半すぎに流出が止まりました。
汚染水が流れ込んでいた2号機の取水口付近で、東京電力が8日午前9時に海水を採取して調べたところ、法律で定められた基準値の2万3000倍に当たる、1cc当たり930ベクレルのヨウ素131が検出されました。
この場所で採取された海水のヨウ素131の濃度は、今月2日に基準値の750万倍だったのが、今月6日には基準値の14万倍、7日には基準値の6万3000倍と、数値が下がる傾向にありますが、極めて高い濃度が続いています。
一方、福島第一原発では、今月4日の夜から、比較的低い濃度の放射性物質に汚染された水の放出が続いています。
5号機と6号機の放水口の北およそ30メートルの地点では、8日午前9時15分に採取した海水から、基準値の1300倍に当たる、1cc当たり50ベクレルのヨウ素131が検出されました。
この地点のヨウ素131の濃度は、今月6日には基準値の1000倍、7日午前には基準値の2800倍と上昇していて、今回の数値は前の日より下がりましたが、東京電力は引き続き上昇傾向にあるとみています。
また、沖合15キロの海域での調査は、8日は悪天候のためできなかったということです。
経済産業省の原子力安全・保安院は、「放射性物質が北側の海域に流れ込んでいることも考えられる。海に放出された放射性物質は、どのように流れていくか分からないことも多く、濃度の高い場所でより細かなモニタリングをするなど、監視を強化していきたい」という見方を示しています。
4月9日 22:25更新
原発付近 西風から東風に
気象庁によりますと、福島第一原子力発電所の周辺では、10日午前6時の時点で、陸側の西から海側の東に向かって弱い風が吹いているとみられます。
このあと風向きが変わり、日中は海側の東から陸側の西へ向かって吹くと予想されています。
4月10日 6:18更新
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福島 学校に屋外活動控える指示も
福島県内の小中学校は、放射線量を調査した結果、ほとんどの学校で健康に影響がないとされる値でしたが、国から、子どもを安全に学校に通わせるための基準が示されないなか、教育委員会によっては、屋外での活動を控えるよう学校に指示するなど、対応にばらつきが出ています。
福島県が、今月7日までの3日間、東京電力福島第一原子力発電所の半径20キロ圏内を除く、県内の小中学校や保育所など1600か所以上の地点で放射線量を測定したところ、ほとんどの学校で、放射線量が1時間当たり10マイクロシーベルトを下回り、健康に影響がないとされる値でした。
ところが、国から、子どもを安全に学校に通わせるための基準が示されないなか、福島第一原発から30キロ以上離れ、屋内退避の指示もない地域の教育委員会の中には、屋外での活動を控えるよう、学校に指示するところも出ています。
このうち、福島市と本宮市は、「基準が出されるまでは、屋外での体育の授業や学校の行事をすることは自粛するよう求める」としています。
一方、福島県内では、屋外での活動を認めている学校もあるということで、基準がないなか、学校現場では対応にばらつきが出ています。
福島県は「学校側が判断に困らないよう、国が、学校施設での放射線に関する基準を、一刻も早く示してほしい」と話しています。
4月10日 5:40更新
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学校での放射線 指針を公表へ
子どもたちを安全に学校に通わせるための基準が明らかではないとして、福島県が国に求めていた、学校施設での放射線に関する安全のガイドラインについて、文部科学省は、原子力安全委員会から技術的な助言を受けたうえで、週明けにも公表することになりました。
放射線に関する安全基準は、新学期を迎えるにあたって、子どもたちを学校に通わせてよいのかといった不安の声が保護者から寄せられていることから、福島県が国に求めていました。
文部科学省は、福島県が県内の小中学校などで行った放射線量の調査や、校庭で行っている土壌のサンプリング調査などを基に、子どもたちの健康への影響を評価し、ガイドラインを作るとしています。
具体的には、体育の授業や休み時間に校庭にいた場合などに直接受ける放射線の量や、呼吸などによって体内に取り込まれた放射性物質から受ける放射線量を推定し、一定の数値を超える場合、学校を休校にすることや、校庭での体育の授業などを控えること、登下校時のマスクや、手洗い、うがいなどの徹底を求めることにしています。
文部科学省は、原子力安全委員会から技術的な助言を受けたうえでガイドラインをまとめ、週明けにも公表したいとしています。
これについて、原子力安全委員会は、9日の記者会見で、「放射線量のデータとしてかなり高いところがある。授業を再開するにしても、条件をつけざるをえないところが、かなりの数に上ると思う」と話しました。
4月10日 4:40更新
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避難者約3万人 所在未確認
福島第一原子力発電所の事故で、30キロ圏内にある福島県双葉郡の8つの町村が、避難先など、3万人近い住民の所在を確認できずにいることが分かり、福島県は、支援が行き届かない住民が出てくる可能性もあるとして、「福島県双葉郡支援センター」の専用電話を通じて、避難先を知らせてほしいと呼びかけています。
センターの電話番号は、0120−006−865で、受付時間は、毎日、午前8時から午後10時です。
福島第一原発から30キロ圏内の、福島県双葉郡の8つの町村には、合わせておよそ7万4000人の住民がいましたが、震災や原発の事故を受け、多くが各地に避難しています。
ところが、福島県によりますと、8日の時点で、各町村が避難先や自宅にいることなどを確認できた住民は、合わせて4万4000人余りで、40%に当たる3万人近い人の所在が確認できていないということです。
大半は避難しているとみられますが、福島県は、避難所ではなく、親類や知り合いなどを頼って個人の家などに避難した住民と、連絡がつかず、各町村が避難先を把握できずにいるとみています。
連絡が取れない場合、支援が行き届かないケースも考えられることから、福島県は、住民に対し、「福島県双葉郡支援センター」の専用電話を通じて、今の避難先を知らせてほしいと呼びかけています。
センターの電話番号は、0120−006−865で、受付時間は、毎日、午前8時から午後10時です。
4月10日 4:40更新
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“一時帰宅 万全の態勢必要”
海江田経済産業大臣は、東京電力の福島第一原子力発電所を視察したあとの9日夜、記者団に対し、避難指示が出ている半径20キロ圏内の住民の一時帰宅について、住民の安全確保に万全の態勢をとる必要があると述べ、実施に向けた検討を続ける考えを示しました。
海江田経済産業大臣は、9日、東京電力の福島第一原子力発電所などを視察したあと、経済産業省で記者団の取材に応じました。
この中で海江田大臣は、避難指示の対象となっている半径20キロ圏内の住民から、一時的な帰宅を求める要望が出ていることについて、「住民にとっては一日も早く、とにかく家に帰り、必要なものを取ってきたいという思いはあると思う」と述べました。
そのうえで、海江田大臣は、「私も20キロ圏内には防護服とマスクを着けて入らなければいけないほど、放射線の量が多かった。一時帰宅は急がなければいけないが、万全の態勢をとっていかなければいけない」と述べ、一時帰宅の実施に向けた検討を続ける考えを示しました。
4月10日 4:40更新
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東通原発トラブル 部品取り付けミスか
青森県の東北電力東通原子力発電所で、外部電源が失われた場合に備え設置されている非常用ディーゼル発電機が、燃料漏れのため使えなくなったトラブルは、部品の取り付けミスが原因とみられることが、東北電力の調査で分かりました。
青森県東通村にある定期検査中の東通原発では、7日の余震で外部電源がすべて失われ、非常用ディーゼル発電機で電源を確保し、使用済み燃料プールの冷却を行いましたが、8日午後、この発電機が燃料漏れのため使えなくなりました。
このトラブルの前に外部電源が復旧したため、核燃料の冷却に影響はありませんでしたが、東北電力が原因を調べていました。
その結果、非常用ディーゼル発電機の「オイルシール」と呼ばれるゴム製の部品が欠けていたため、燃料漏れが起きていたことが分かりました。
この発電機は先月中旬に検査を受けていて、東北電力は、この際に作業員が部品の表と裏を間違えて取り付けたミスが原因とみられるとしています。
東通原発は、7日の余震のほかに、先月11日の大震災のときも、停電で外部電源がすべて失われ、非常用ディーゼル発電機で対応していて、東北電力は、今回のトラブルの原因をさらに詳しく調べています。
4月10日 0:40更新
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福島第一原発 津波は最大15mに
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、先月11日の津波は、建物や設備に残された跡から、最大で15メートルの高さに達し、主要な建物があるほぼ全域で、高さ4メートルから5メートル程度浸水していたことが分かりました。
作業員が撮影した動画からは、がけに激しくぶつかって、20メートル以上の高さまで跳ね上がる津波の様子が映し出されています。
福島第一原発は、先月11日の東日本大震災の津波で、非常用発電機の海水ポンプが水につかってすべて使えなくなり、原子炉などを冷やすための冷却機能が失われ、深刻な事態が続いています。
この津波について、東京電力が建物や設備に残された水の跡などを調べた結果、原子炉建屋やタービン建屋など主要な建物があるエリアの海側の津波の高さは、設計段階の想定の5.7メートルを大幅に超える、14メートルから15メートルに達していたことが分かりました。
また、1号機から6号機までのほぼ全域で、高さ4メートルから5メートル程度、浸水していたことが確認されました。
これについて、東京電力の武藤栄副社長は、9日の記者会見で、「安全確保のための取り組みにもかかわらず、こうした結果になってしまった。設計で想定した津波の大きさを超える経験をし、こうしたことを踏まえて検証する必要がある」と述べました。
一方、この津波を作業員の1人が避難した高台から携帯電話で撮影した動画が公表され、がけに激しくぶつかって、20メートル以上の高さまで跳ね上がる様子が映し出されています。
また、同じ付近を撮影した航空写真には、海岸付近に植えられた樹木が根こそぎ流されている様子が写っていて、津波の激しい威力を物語っています。
一方、福島第一原発から南におよそ12キロ離れた福島第二原発でも、設計の想定の5.2メートルを大きく超える津波が観測されていました。
津波の高さは、海側のエリアで6.5メートルから7メートルに達し、特に1号機の南側では14メートルから15メートルに達していました。
ただ、建物が水につかった高さは、福島第一原発に比べておよそ半分の2メートルから3メートル程度で、浸水したエリアも主要な建物の周辺部分に限られたため、津波による影響は福島第一原発に比べ小さかったものとみられます。
4月10日 4:35更新
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