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放射能水“ダダ漏れ”止めたけど…今度は地下水が危ない!
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110406/dms1104061558022-n1.htm
2011.04.06 :夕刊フジ
福島第1原発2号機から海へ流れ出ている高濃度の放射性物質を含む水は、流出経路への「水ガラス」の注入が効果を上げ、6日午前5時38分ごろ、止まったことが確認された。だが、あくまで海への漏出を物理的に止めたに過ぎず、建屋の地下には相変わらずしみ出したまま。強引にせき止められた汚染水は、どこへ向かうのか。
これまで、太平洋への“ダダ漏れ”が続いていた高レベル汚染水。法令濃度限度の750万倍という、1立方センチメートル当たり30万ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたにもかかわらず、これまで流出経路は一向につかめなかった。
5日午前、入浴剤投入により、ようやく配管の裂け目から、下の敷石層を通じて流れ出ていたことが判明し、延べ52人の作業員が徹夜で1万2000リットルの水ガラスを注入。どうにか水の通り道をふさいだ。
しかし、配管の裂け目が修復されたわけではなく、炉心冷却のための注水作業は続いていることから、今後も敷石層への漏出は続くとみられる。海への逃げ道を失った汚染水は地中に染み込む可能性もある。
土壌汚染が専門の高村弘毅・大正大元学長は、「(土中へ浸透した場合は)海の汚染に匹敵するほどの重大な問題。地層によっては地下水が重大な汚染に見舞われる可能性がある」と警告する。
「人体への影響が明らかになるのは、20〜30年かかる場合もあります。早急に、浅い地層の影響を調べて、地下水汚染を確認すべきでしょう。結果によっては、海産物以上に農作物への影響が拡大する恐れもあります。土壌はあらゆる生物の生存基盤であり、東電と政府は大至急調査を開始するべきです」
海へ放出された汚染水には、半減に18年もかかるストロンチウム90が含まれる可能性も指摘されている。セシウム137は人体に取り込まれても排泄などで約70日で半減するが、ストロンチウム90はカルシウムと性質がよく似ているため、人体に取り込まれた場合、骨に蓄積され被曝が長く続く可能性が高い。死の海に次ぎ、死の大地も生み出しかねない事態に直面している。
【水ガラス】 ケイ酸ナトリウムの通称。常温では粘性のある透明な液体だが、薬剤と混ぜることで寒天状になる。軟弱地盤に薬剤とともに注入すると、砂や砂利の隙間に入り込んで地下水と置き換わり、水漏れを止めたり地盤を固めたりする効果がある。合わせる薬剤の種類によって固まる速度や硬さを調整することができ、地盤改良剤として地下鉄や下水道工事などに使われている。
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