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放射性物質:飯舘の学校の砂から検出…文科省注意呼びかけ
http://mainichi.jp/select/today/news/20110406k0000m040103000c.html
2011年4月5日 20時50分 :毎日新聞
文部科学省は5日、先月28日に福島県飯舘村内の40カ所で採取した土や草から1キログラム当たりで、放射性ヨウ素131が1万3200〜15万8000ベクレル、放射性セシウム134は3670〜5万4700ベクレル、放射性セシウム137は3800〜5万8500ベクレル検出されたと発表した。小中高校の砂などからも放射性物質が検出された。文科省は「ただちに健康に影響を与える数値ではないが、舞い上がった砂などが口に入らないように注意したほうがいい」と説明した。
福島第1原発の爆発事故以来、高い放射性物質が検出されている飯舘村について調査が必要と判断した福島県が土、砂、草を分析し、文科省にデータを提出した。
学校施設では、深谷地区の高校の土(ヨウ素131が8万2800、セシウム134が3万3500、セシウム137が3万6300)▽草野地区の小学校の砂(同3万5500、同2万8900、同3万2500)▽伊丹沢地区の中学校の土(同4万8000、同2万2500、同2万4500)=単位はベクレル=などから検出された。半減期はヨウ素131が8日、セシウム134が2年、セシウム137が30年という。
先月23日から4日までの累積放射線量は、原発から北西約30キロの同県浪江町の国道399号沿いで10.99ミリシーベルト、同町内の別の地点で5.125ミリシーベルト、北西約32キロの飯舘村で6.482ミリシーベルトとなった。
4日採取の水道水1キログラム当たりでは、関東7都県と岩手、新潟県で放射性ヨウ素0.23〜11ベクレル、関東5都県で放射性セシウム(134と137の合計)0.19〜4.8ベクレルを検出。1時間当たりの大気中放射線量は5日午前9時時点で茨城、栃木など7都県で通常値を超えた。
また、原発から20〜60キロ離れた福島県内37カ所の屋外で5日午前6時〜午後2時27分にかけて実施したモニタリングカーによる調査では、1時間当たりの大気中放射線量は0.3〜58.3マイクロシーベルトだった。【篠原成行】
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