http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/586.html
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「低レベルの汚染水 海へ放出」をNHKラジオがさかんに報じていました。そこで批判的な調子も入れて報じていたのですが、同様の記事がネットでも出されていますので下に転載しておきます。
この問題と、報じ方の二つに疑問を抱きました。
表題にも書いたとおり、「敢えて疑う」のであり深読みすぎるかもしれません。
しかし、あり得ない事ではない。
まさか、イラ菅総理が、「そんなことしてる場合か! 直ぐに汚染水を放出せいや」と怒鳴りつけたと毎日新聞は報ずる事はないでしょうが(菅を英雄視して毎日は報じたようですね。それにしてはお粗末な対応の連続ではないか)、何処が今回の汚染水放出を決定したのでしょうかね。
ニュースによれば東電となっています。政府も容認してる訳ですね。
そしてNHKは、次のように批判的に書いているのです。
「ただ低レベルとはいえ放射性物質を海に放出するという重大な決断が何の前触れもなく、急に発表されたうえ、そこまでせっぱ詰まった状況だったのか、国や東京電力も4日の記者会見で、十分に説明しきれていません。
事故の発生から3週間余り、みずから放射性物質を海に放出するという異例な事態となっており、国や東京電力には、海への影響の監視の強化や、汚染された水の放出をできるだけ抑えるための対応が急がれるとともに、こうした措置を取ったことへの詳しい説明が求められます。」
下に全文を転載しておきますからその総てを読んでください。
何故、NHKはこんなに批判的に書くのでしょうか?
批判そのものは当然な内容です。
でも、いいわけ臭くはないですか?
「東電と政府は説明が不十分である。これで太平洋側近海の漁業に大被害が出て壊滅する可能性すら懸念される。」…
…こういったトーンの記事ですよね。
そこでは漁業関係者の不安と怒りの声も報じられている。
私が今回のこの処置について疑問に思うのは、
海上施設を使って汚染水をそこに一時的に保管しておくとの対策も進められていたわけです。
その方法は失敗したのですか?
NHKは、
「ところが、流出を食い止めるために検討されていた対策がことごとくうまくいっていないほか、タービン建屋の地下にある高濃度の汚染水の処理なども難航しており」…
…と報じていますが、これは本当なんでしょうかね?
嘘と言う事、嘘の言い訳を報じている事も考えられますよね。
何故ならば、「対策がことごとくうまくいってない」が具体的に報じられている訳ではないからです。
私にも、この問題について対策として考えるところがありますが、それは古くなった大型タンカーを汚染水保管施設として転用する又は現役の大型タンカーを惜しいけれども転用し新たなタンカーを建造するというものです。
この様に幾らでも方法はある筈であり、意図も簡単に海洋汚染に踏み切り、しかも近海漁業を壊滅に追い込みかねない選択を行うのは、それは、本当に必要に迫られた対策なのか?
今や、日本政府と東電は福島原発災害を自力で収められなくなってなっている。
そこでは米国やフランスの発言力が大きくなっている。
もしも、日本政府と東電は隅に追いやられていて収拾は米仏の主導で為され始めているとしたならば、この過程において日本に混乱と不利益を注入する事に利用できないわけではない。
と深読みすれば、
表題に上げた様に、
「日本の近海漁業を壊滅させ」→「魚から消費者が離れて米国産牛肉を無条件に輸入する」→「土壌汚染により遺伝子組み換え農産物や農薬汚染農産物を無条件に輸入させるTPPを日本政府に飲み込ませる」という事も可能になります。
東電は今や「憎まれ者」になっています。この事は都合の悪い事をすべて東電になすりつけてしまう事を可能にする事態が生じているとも言えるのです。
同様に無能で期待されなくなっている菅政権執行部になすりつけてしまう事が出来る事態が生じているのです。
「東電、あいつ等は無能だから。菅政権、あいつ等は無能でダメだから、だから汚染水を海に放出して近海漁業を壊滅させた」…と国民に思わせて、
自民と民主内対米追随派の主導による悪の連立政権を樹立させ、米仏を「救い主・解放軍」のように国民に崇め奉らせるように引っ張ってゆく事も可能な情勢下にあると考える事は可能です。
国民は、とにかく環境汚染を早く終了に向かわせる形での鎮静化を政府と東電に求めてゆかなければなりません。
政治に無関心であり続けてお任せで生きてきたツケを高利付けで支払わされているのですから、今のままでは健康と命で支払わなければならなくなります。
日本国民の奮起を望みます。
米国やフランスからの支援は受けても福島原発を鎮静化させる事は日本人が世界の国々と人々に対する責任であり、鎮静化の主体は日本国民と日本政府なのです。
原発鎮静化までも他国に頼っていては日本人は世界の人々に対して地球を汚染した上で片付けもしない出来ない無責任人間の集まりと看做されてしまうでしょう。
政治に責任を持とうとしない人は国民は無責任者であるわけです。奴隷の運命を受け入れる人となるわけです。
皮肉ではありますが、今回の事態へのこの投稿が読み違いの深読みである事を願ってもいるのです。
一言付け加え。
信用されない者達は行いを見られているからだ。信用は行いにより造られる。
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/
低レベルの汚染水 海へ放出
福島第一原子力発電所の事故で、東京電力は4日夜、施設内にたまっている低レベルの放射性物質に汚染された水を海に放出するという措置に踏み切りました。
法律に基づく「緊急時のやむをえない措置」として国も了承しましたが、低レベルとはいえ、みずから放射性物質を海に放出するという異例な事態となっています。
国や東京電力には、海への影響の監視の強化や、汚染された水の放出をできるだけ抑えるための対応が急がれるとともに、こうした措置に踏み切った詳しい説明が求められます。
福島第一原発では、2号機のタービン建屋の地下にたまった水などから、高濃度の放射性物質に汚染された水が見つかっているほか、さらに同じような高い濃度の汚染水が海に直接流出し、一刻も早く海への流出を止めることが求められています。
ところが、流出を食い止めるために検討されていた対策がことごとくうまくいっていないほか、タービン建屋の地下にある高濃度の汚染水の処理なども難航しており、東京電力によりますと、緊急に対策を取らなければ外部の環境などに危険が生じるおそれがあると判断したということです。
このため東京電力は、高濃度に汚染された水の貯蔵先を確保する必要があるとして、施設内にたまっている低レベルの放射性物質に汚染された水を4日夜、海に放出する措置に踏み切りました。
これは、原子炉等規制法の64条に基づく「緊急時の措置」で、4日の午後3時に経済産業省の原子力安全・保安院に報告され、その後、30分以内という短時間に国の原子力安全委員会から助言を受けたうえで、「やむをえない措置」として了承されました。
これを受けて東京電力は、4日夜7時すぎから「廃棄物集中処理施設」にたまっているおよそ1万トンの低レベルの汚染水を、また、5号機と6号機の地下水を集める「サブドレンピット」と呼ばれる施設にたまっている合わせて1500トンの低レベルの汚染水を4日夜9時から放出を始めました。
今後、数日かけて海に放出するとしています。
東京電力によりますと、放出される水に含まれる放射性物質の濃度は、法律で定める排出基準の限度のおよそ100倍に当たりますが、付近の魚などを毎日食べ続けた場合に、1年間に受ける放射線量は0.6ミリシーベルトで、一般の人が1年間に浴びても差し支えないとされる1ミリシーベルトを下回るとしています。
ただ低レベルとはいえ放射性物質を海に放出するという重大な決断が何の前触れもなく、急に発表されたうえ、そこまでせっぱ詰まった状況だったのか、国や東京電力も4日の記者会見で、十分に説明しきれていません。
事故の発生から3週間余り、みずから放射性物質を海に放出するという異例な事態となっており、国や東京電力には、海への影響の監視の強化や、汚染された水の放出をできるだけ抑えるための対応が急がれるとともに、こうした措置を取ったことへの詳しい説明が求められます。
4月5日 6:15更新
▲ページトップへ汚染水流出 新たな対策実施へ
東京電力・福島第一原子力発電所で、「ピット」と呼ばれる施設から高濃度の放射性物質に汚染された水が海に流出し続けている問題で、東京電力は、5日からこの施設の周りを特殊な薬剤で固めて、流出を食い止める対策を始めることにしています。
福島第一原発では、2号機の海沿いにあるピットと呼ばれる電源ケーブルを納めた施設から、今月2日に高濃度の放射性物質に汚染された水が海に流出しているのが見つかりました。
東京電力は、このピットにコンクリートを流し込んだり、汚染された水のルートを遮断するため、ピットにつながる配管に水を含むと膨張する「吸水性ポリマー」などを投入したりしましたが、ピットから海への水の流出は止まりませんでした。
このため東京電力は、汚染された水は、配管などの亀裂からピットの周りにある石を敷き詰めた層にしみ出し、ピットを通じて海に流れ出していることが考えられるとして、地上から穴を掘って、石の層に特殊な薬剤を流し込んで固める新たな対策をとることにしました。
また汚染された水が、周辺の海に拡散するのをできるだけ抑えるため、東京電力はピットからの水が流れ込んでいる2号機の取水口付近や、外海への出口になっている防波堤の突端部分など、海のあわせて3か所に「シルトフェンス」と呼ばれるカーテン状の覆いを設置することを検討しています。
4月5日 6:15更新
▲ページトップへ福島県漁連 東京電力に抗議文
福島第一原子力発電所の事故で東京電力が低レベルの放射性物質に汚染された水を海に放出したことを受け、福島県漁業協同組合連合会は4日夜、東京電力に対し、「漁業関係者は漁業を再開できないのではないかと不安を募らせている」として、水の放出を止めるよう求める抗議文を送りました。
東京電力は、福島第一原発の事故で高濃度の放射性物質に汚染された水の貯蔵先を確保できなければ、今後、危険が生じるおそれがあるとして、4日夜、放射性廃棄物を処理する施設にたまっているおよそ1万トンの低レベルの汚染水を海に放出する作業を始めました。
これに対し、福島県漁業協同組合連合会は4日夜、東京電力に対し「震災で漁船や岸壁などが壊滅的被害を受け、原発の事故による水産物への影響に苦しんでいるなか、漁業関係者は低レベルといっても汚染水の投棄で、二度と漁業を再開できないのではないかと不安を募らせている」として、汚染水の放出を止めるよう求める抗議文を送りました。
県漁業協同組合連合会の新妻芳弘専務理事は「県内の漁業に大きな影響を与えかねない事態だ。今後は国に対しても補償も含めた対応を要望していきたい」と話しています。
4月5日 6:15更新
参考投稿↓
福島原発の汚染水、海に放出 東電謝罪、保安院も容認 (TOKYO Web)
http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/563.html
投稿者 七転八起 日時 2011 年 4 月 04 日 23:03:23: FjY83HydhgNT2
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