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産経新聞 4月4日(月)22時42分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110404-00000597-san-soci
文部科学省は4日、福島第1原発から約30キロ離れた福島県浪江町で、3月23日から11日間の積算放射線量が「屋内退避」の目安となる基準値10ミリシーベルトを超えたと発表した。
浪江町の測定地点は原発から20〜30キロに指示された屋内退避の区域外となっているが、基準値を定めている内閣府原子力安全委員会では「放射線量は減少傾向にあるし、いまのところ屋内退避区域とする必要はない」とする見解を示した。
文科省は原発事故後の3月23日以降、周辺の13地点で時間ごとだけではなく、継続的に積算された放射線量についても計測・発表している。
原発から北西約30キロの浪江町の地点では、3月23日正午過ぎから4月3日午前11時ごろまでの積算線量を10・34ミリシーベルトと計測。積算線量は、計測時間が伸びればその分、単純に増えていくため、今後、数値が大きくなることが予想される。放射能の外部流出を食い止めるまで数カ月がかかると見られていることも懸念材料となる。
積算線量が10〜50ミリシーベルトの場合、屋内退避の対象となるはずだが、原子力安全委員会では「ここ最近、放射線量は減少傾向にある」などとして、退避圏の拡大には否定的だ。
文科省によると、同地点での計測された1時間当たりの放射線量は最高で170マイクロシーベルト(0・17ミリシーベルト)だったが、今月3日午前10時時点では32・7マイクロシーベルト(0・0327ミリシーベルト)まで下がっている。
また、10ミリシーベルトを超えるまで、11日間という期間がかかっているという事情もある。同委員会では、積算の計測期間については「ケース・バイ・ケース」として基準を定めていないが、国際原子力機関(IAEA)では10ミリシーベルトを超えるまでの基準を屋内退避で、11日より短い2日と定めている。
菊地透・医療放射線防護連絡協議会総務理事は「放射線は同じ量でも瞬時に受ける場合とは異なり、長い期間でゆっくり受ける場合、健康へのリスクは低くなる」と話す。
そもそも10ミリシーベルトという基準自体が、健康へのリスクがきわめて低い値に設定されており、菊地理事も「放射線量が収束に向かっている段階では、新たに屋内退避地域とする必要はないのではないか」と冷静な対応を訴える。
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