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http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/
放射性物質含む水 特殊素材で食い止めへ
東京電力・福島第一原子力発電所2号機で、原子炉から出たとみられる高濃度の放射性物質を含む水が、海に直接、流出しているのが見つかった問題で、東京電力は、3日午後から、水分を吸収する特殊な素材を水が流れている場所に流し込んでせき止める作業を行い、水の流出を食い止めたいとしています。
福島第一原発2号機では、2日、海水を取り込む取水口の近くにある「ピット」と呼ばれるコンクリート製の施設にひび割れが見つかり、水が海に流出していることが確認されました。
このピットの水の表面からは、1時間当たり1000ミリシーベルトを超える高い放射線量が測定され、高濃度の放射性物質に汚染された水が直接、海に流出していることを示しています。
東京電力は、2日午後から、水の流出を食い止めようと、ひび割れをコンクリートで埋める作業を行っていますが、コンクリートが固まらずうまくいっていません。
このため、新たに、洪水対策で使われる水を吸収して膨張する「高分子ポリマー」という特殊な素材を使って、水の流れをせき止めるとして、3日午後から作業を始める予定です。
東京電力によりますと、タービン建屋からの水が最終的に漏れ出しているとみられる電線ケーブル用の配管に「高分子ポリマー」を入れ、配管を塞ぐことで水の流れをせき止めたいとしています。
これによって、水をせき止めた手前の部分で放射性物質に汚染された水があふれた場合は、回収する措置をとって、敷地内にあるタンクなどの施設にためることにしています。
2号機では、タービン建屋にたまった水から、運転中の原子炉の水のおよそ10万倍という高い濃度の放射性物質が検出されているほか、タービン建屋の外にある「トレンチ」と呼ばれるトンネルにたまった水からも、高い濃度の放射性物質が検出されていて、こうした汚染された水が問題のピットに流れ込んでいる可能性が高いとみられています。
東京電力によりますと、これまでに2号機以外のピットでは水漏れは見つかっていないということですが、ほかにも、水が海に漏れ出している場所がないか確認を急いでいます。
一方、原子炉を冷やすために入れている水の量について、東京電力は、1号機と2号機の原子炉の温度や圧力などが安定しているとして、2日午後8時から減らしているということです。
4月3日 12:55更新
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細野首相補佐官 数か月以内に漏出食い止め
細野総理大臣補佐官は、記者団に対し、福島第一原子力発電所の事故について、少なくとも数か月以内には放射性物質の外部への漏出を食い止め、周辺住民の不安解消に全力を挙げたいという考えを示しました。
細野総理大臣補佐官は、福島第一原子力発電所の事故対応で、東京電力と政府の調整役を務めています。
細野氏は、3日朝、記者団に対し、今回の事故で、高濃度の放射性物質を含む水が海に流れ出ているのが見つかったことについて、「非常に深刻に受け止めている。海にどういう影響があるのか早急に調べて国民に公開したい。また、2号機のタービン建屋の地下にたまっている大量の水を移し替えないと、また同じようなことが起こる可能性があり、できるだけ早く水を移さなければならない」と、述べました。
そのうえで、細野総理大臣補佐官は、放射性物質の外部への漏出が続いていることについて、「住民は、放射性物質の外部への放出がいつ止まるのか、いちばん不安に思っている。原発は、危機的な状況を脱していないが、若干の落ち着きを取り戻しており、今後は、これ以上放射性物質を出さないことに重点を移すべきだ。少なくとも数か月のうちに、そうした状況にしたい」と、述べました。
4月3日 12:55更新
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