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福島原発の放射能汚染、惨禍は日を追って酷くなりつつある。
スリーマイル島もチェルノブイリも人里離れた孤島か広大な領土のほんの一部だった。
しかし、福島原発の惨禍は、狭い日本の国土、しかも人口密集地帯に近接した生活圏で起きている。最悪の事態になれば放射能汚染は東日本全域に広がりかねない。
すでに東京の飲料水が汚染の危険に晒されていることがそれを証明している。
半径30km圏外でも汚染が検出された。はたして本当に30km圏外は安全なのか?
少なくとも福島県の農・畜産業は今後十年以上も営農できないだろう。漁業も壊滅的な影響がでるだろう。否、しばらくは人が住めないかもしれない。
日本全国の海岸に原発が稼働し、計画されている。
しかし、福島や柏崎のようにいつ何どき地震がくるかもしれないし、島根原発のように平素の点検不十分が事故を招くかもしれない。
ロシアやアメリカなど広大な領土を持たない島国日本、狭い農地と海を放射能で汚しては食糧もなくなる。しかも、地震大国日本、すでに地震活動期に入っているという。
今一度言おう。日本に原発は要らない。
そもそも「原子力」に手を染めてはならなかったのだ。「原子力」は「核」である。
「非核三原則」を国是とする日本がなぜ?「原子力の平和利用」の美名=虚偽のもとに
原発を作り、拡大したのか? 中曽根にはじまる自民党に全ての責任がある。
菅政権はそのツケを払っているだけだ。それを見誤ってはならないであろう。
青森六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場で果たして「核兵器」が製造されていないだろうか? プルトニュウムが米国に渡っていないだろうか?
今回の政府や東電のウソっぽい公表をみると、そんな憶測すらしたくなる。
1950年朝鮮戦争の警察予備隊の創設以来、それが保安隊になり、自衛隊になり、ついに防衛庁が防衛省になって防衛大臣ができ、その間、全国各地の米軍基地に思いやり予算を出し、どれだけの軍備を米国から買わされてきたか?
ヒロシマ・ナガサキの悲劇をー米軍によってもたらされた悲劇を自民党政権下で忘れ、風化させたからに他ならない。
「安らかに眠ってください。過ちはくりかえしませぬから」−ヒロシマの原爆慰霊碑で誓った日本が。あれから65年ー犯してはならない過ちを繰り返してしまった。
今一度、あの誓いの原点を思い起こそう。
1970年ころまで歌われた歌がある。
ふるさとの海荒れて 黒き雨喜びの日はなく 今は波に舟もなし
ああ許すまじ原爆を みたび許すまじ原爆を われらの海に
もう一度言おう。核兵器(原爆)だけが核ではない。原子力(発電)が核なのだ。
全国の原発を直ちに廃止すべし。原発建設に投資する費用を自然エネルギーの開発に、世界をリードする技術の開発にむければ必ずや成功の期はある。
それこそが唯一の被爆国日本の行くべき道だと信ずる。
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