http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/359.html
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上の表を見て「1960年代いまの一万倍の放射能汚染があった」などという『原子力安全神話』をふりまいている人が居るようです。
しかし、このグラフは「今」ではなく「2003年」までです。
「今」の「飯館村」の放射能汚染は「1平米当たりのCs137は、9780KBq」となるようですから、表の単位である mBq で表現すると
9780KBq=9,780,000,000mBq=0.978*10^10 mBq
となります。
この値は、上のグラフを4段階突き抜けた場所にあたります。
「チェルノブイリ原発事故」の際の「つくば」での 10^5mBq の10万倍の放射能汚染が飯館村の「今」だということです。
−−−−
http://www.koshu-eisei.net/cgi/topics/disp.cgi?mode=detail&id=1372
福島第一原発による土壌汚染(新潟検疫所 福田光様提供)
10 環境と公害 5 トピックス 2011.03.24
国連原子放射線影響科学委員会 (United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation (UNSCEAR))の最新レポート5ページのチェルノブイリ事故の際のCs137による土壌汚染の分布地図には、色々と考えさせられるものがあります。
特に土壌汚染は決して同心円状に広がるものではないこと、気象条件によっては、チェルノブイリから相当離れた地点でも高濃度に汚染された土地があることなどは、非常に興味深い点です。
文部科学省から、今回の福島第一原発事故に関する土壌汚染の調査結果が公表されています。
福島第1発電所及び第2発電所周辺の環境試料の測定結果
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1304006.htm
ダストサンプリング、環境試料及び土壌モニタリングの測定結果(平成23年3月23日10時00分時点)
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/03/23/1304007_2310.pdf
これによると、福島第一原発から北西40キロの地点の土壌から、163KBq/Kgという高濃度のCs137が検出されています。
報道によると、地表から5センチの土壌を採取して測定したと言うことなので、土の比重を農地並みの1.2と仮定して計算してみると、深さ5センチの1平米の土壌の重さは60Kgとなり、1平米当たりのCs137は、9780KBqという値になります。
この値は、チェルノブイリ周辺の居住禁止地域のレベル(555KBq/m2=15Ci/Km2)に匹敵します。
文科省は「直ちに退避が必要なレベルではないが、長期的な影響については専門家の判断が必要だ」としていますが、これ程の高濃度に汚染された地域に、長期に渡って人間が住み続けた例は過去に無いので、その影響の有無は分かりません。
チェルノブイリにおける調査は、37KBq-555KBq/m2(1-15Ci/Km2)と言ったレベルの汚染地域に住み続けた人達には、健康への影響が無かったということだと理解しています。
ちなみに、10KBq/Kg以上の濃度のCs137(総量で10KBq以上)を含む『土』は、放射線障害防止法による「放射性物質」に当たるので、密封するか、一般人の立ち入れない「管理区域」に保管しなければなりません。また、18歳未満の者に触れさせてはいけません。
また、このような放射性物質(土)を発見したら、文部科学省[科学技術・学術政策局原子力安全課 放射線規制室]へ、直ちに連絡して下さい。
「放射性物質を見つけたら 直ちに連絡してください」
http://www.scc.kyushu-u.ac.jp/RI/pamphlet.pdf
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