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福島第1原発、1号機地下水も汚染 高濃度のヨウ素検出
2011年4月1日 01時55分
東京電力は31日夜、福島第1原発1号機のタービン建屋付近の地下水から、法令で定める濃度限度の約1万倍の放射性ヨウ素131を検出した、と発表した。地下水の汚染が確認されたのは初めてで、東電は「非常に高い値」との認識を示した。2号機の建屋外にある配管などが通るトンネル(トレンチ)内の水からは、運転中の原子炉内の水の3万倍に当たる放射性物質が検出された。東電は一部数値に疑義があるため、あらためて検証したうえで正確な数値を公表したいとしている。
東電によると30日朝に採取した1号機の地下水のヨウ素131の濃度は1ミリリットル当たり430ベクレル。2号機の地下水は80ベクレル、3号機は22ベクレルだった。東電は「大気中の放射性物質が雨で地面に落ち、地下に染みこんだ可能性がある」としている。
地下水は通常、ポンプでくみ上げ、側溝から海に流しているが、地震でポンプが停止したため、海に流れた可能性は低いという。
2号機のトンネルの立て坑のたまり水から30日朝に検出された放射性物質は、1ミリリットル当たり690万ベクレルのヨウ素131、200万ベクレルのセシウム134など計1200万ベクレルという極めて高い濃度だった。
2号機のタービン建屋地下のたまり水からは運転中の原子炉内の水の10万倍の濃度の放射性物質が見つかっており、東電は溶融した核燃料と接触した水がタービン建屋地下を通じて流れ込んだとの見方を強めている。
一方、東電は31日、建屋内と立て坑の汚染水の水位監視のため、2日までにカメラと計測器を設置することを決めた。原子炉への注水と建屋地下、立て坑の水位変動の関連を調べ、水漏れの場所と量を把握したい考え。2号機は建屋内の線量が低い場所と立て坑に、1、3号機は立て坑にのみ設置する。
汚染水処理では、1号機は汚染水でいったん満水になった復水器を空けるため、復水器内の水を移す予定の別のタンクを空にした。2号機の同じ作業は1日で終了の見込み。
福島第1原発を冷却する真水を積んだ米軍提供の台船2隻のうち1隻が31日、原発の岸壁に接岸。もう1隻の到着を待ち、注水態勢を整える。
(中日新聞)
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