http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/297.html
Tweet |
今週のたねまきジャーナル、京大原子炉小出さん解説
昨日は、放送時間変更になっていたのに、うっかりして京大原子炉の小出さんのお話ききそびれてしまいました
今日も、今帰宅したところ小出先生のお話は終わってしまっていたが、幸いなことに、読者の方が、おととい、昨日、今日の3日間の小出先生のお話の内容を、コメント欄でフォローして下さいました。
もったいないので、まとめて投稿いたします。
お名前は存知あげませんが、コメントいただいた方に心から感謝いたします。
以下は、そのコピペですが、大変重要なお話ですので、読んでみて下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今週のたねまきジャーナル、京大原子炉小出さん解説は、20:00〜です。radiko.jpで全国聴取可能
http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/209.html
投稿者 ジャック・どんどん 日時 2011 年 3 月 30 日 16:12:01: V/iHBd5bUIubc
なかなか信頼できる研究者の方が見当たらないこのごろですが、「わからない」ことは「わからない」と正直な先生です。一般のリスナーにもわかるように解説してくれます。
関西じゃなくても、
http://www.mbs1179.com/tane/
の ラジコ(radiko.jp)で、パソコン、スマートメデイア等で、クリアな音声が、全国北は北海道から南は九州まで聴けます(震災地域対応のため今月一杯までですが)
未だに、光明の見えない感じの福島原発事故。
日ごとに深刻さが増して来てるように思うのは(
というより、最初からかなり深刻な状況だったけど、その情報がだんだんあきらかになってきただけ?)私だけでしょうか?
そこんとこを、小出さんが解説してくれます。
01. 2011年3月30日 16:18:59: ihHLlVVrbA
昨日のお話の概略です。
プルトニウムの話で、土から出たことは、どうしてプルトニウムが環境に出たか、その情報が出た、つまり原子炉が融けているわけで、濃度はごく微量なものの、人体に影響はもちろんあるが(影響がないとの話はウソ)、プルトニウムより、すでに出ている放射性物質のほうがはるかに影響が大きいということで、それだけのものが(ヨウ素、セシウム)が出ている、スリーマイルのヨウ素の14万倍というとてつもないもので、これまで原発事故はスリーマイル、チェルノブイリがあったが、福島はスリーマイルは比較にならない深刻さ、もうすぐチェルノブイリになるという見解(放出する放射能、今出ているのはチェルノブイリの1/10だが、これから増えるので、チェルノブイリを越える可能性すらある)。
またアメリカにも出ており、放射能は環境に出せは、偏西風により西から東へ流れて、日本→アメリカ→ヨーロッパ→また地球を一周して日本となる、チェルノブイリもそうなった、ということです。プルトニウムの量より、すでに出ているものが問題ということです。必ず増え続けるが、今は劇的に増えるかの瀬戸際で、これを防ぐには原子炉を冷やすしかないということです。小出さん、この点は枝野氏に同意する(枝野氏に同意することはほとんどないが)。事故が破局的に行くかどうかの境目は1週間と思っていたが、それが決しないうちに半月たった、作業員の努力により破局は避けられているが、作業員はヘトヘトであり、人的資源がどこまで耐えるかが心配ということです。専門技能を持った(福島の現場を知り尽くした)人材が居るのに、これ以上被曝して作業員がいなくなったら大変ということです。特殊な現場なので、現場、ポンプを知り尽くした人が、被曝の中で短時間で(15分)やらないといけないのです。
たまってしまった汚染された水を除くには、昨日小出さんのお話の、復水機に戻そうと東電らも思っているものの、復水機が満杯、2番目の空いているとおもっていたタンクすら一杯であった。汚染水が地下道に1万トンたまっているものの、こんなものを入れるタンクなし、海へ流すのはやってはならない(世界から批判される、他の国からはとんでもないこと)。
では、水の処理を、特殊な船で出来ないかと水野さんが言うと、小出さんは巨大タンカー(何万トン)に汚染水を入れて、東電柏崎で排水処理装置がある、そこへ持っていけばよい、それくらいの作業しか思いつかなかったと言う事です。しかし、この案を東京の政府に伝える術を小出さんは知らないということです。水野さん、小出先生のような意見を取り入れるべきときだが、そういう動きは全くないということです。対策者は推進派ばかりということです。巨大タンカーは出来ると思うということです。巨大な汚染水をどうするかが急務ということです。
海に流れないように、コンクリートパネル、土嚢をやっているがそんなものでは防げないということです。処理できるのは柏崎ということです。
土壌汚染、地下の汚染を遮断するのは、想定すらしておらず、全く防げないということです。
1号機のたまり水の高さは海水面からあと10cmであり、これを防がないと海に出て行くのです。
陸上での応急の処置施設を作る余裕はないとのことです。
巨大タンカー案が実現したら、何万トンの汚染水(半月でたまった)を柏崎へ持っていければ何とかなるということです。
プルトニウム検出は、燃料棒が溶融(損傷ではない)、原子炉が水蒸気爆発で圧力容器、格納容器が壊れたら今の何倍もの放射能が出る、ともかく、燃料が融けているのは確実、プルトニウムがどこから出ているかは不明(3号機には燃料にプルトニウムがあるし、1,2号機に運転によりプルトニウムが出来て、それが出ているかも知れない)、プルトニウムはどこから出ているかは問題ではないが、プルサーマルはばかげている、危険性は初めから高いということです。プルサーマルがどういうものか水野さん聞きたいのですが、その余裕があるかは不明、破局を避けないと全て終わり、ということです。
02. 2011年3月30日 17:06:43: YGMTkLfRn6
01様 ありがとうございます。ジャック・どんどん様同様放送時間9時からだと思い聞きそびれました,今日は8時からしっかり聞きます。
04. リベンジ 2011年3月30日 20:31:40: Qd30zXTdWrrwo : Jg7MrTFbss
タンカーを使うには大きな一つの問題がある。つまり、誰がタンカーに入れ、又、到着した所で排出作業をするかという問題?船員や船長も高濃度の放射線にやられるわけだから・・引き受けてくれるかどうか? 又、放射能を大量に含んだものの扱いにも慣れていない。またこの運搬に使ったものはもう二度と通常の輸送には使えない。5000dのタンカーで50億円位するので、通常のタンカーを使用するには問題なのでタンク型バージ船を使用することが望ましい。動力機関は無いし、その分価格も安い。そして、バージ船は曳航されるので船に人が大勢乗り組まなくともよい。
2000トンのものを2隻を買い取り(東電)使用し。それぞれ、2往復で8千tのみ汚染水が運べる。用が済めば放射能汚染船としてどこかに永遠に破棄・・
出し入れはどのようにするか?もし、作業中漏れたら?そういった問題もあり、簡単にことは運ばないと思う。
東電社員・幹部連中が一緒にやるのであれば請け負う人もでてくるかもしれない・・
05. 2011年3月30日 20:51:49: YPkol6yRR2
3月30日、今日の小出先生のお話が来ました。
まず、昨日汚染水をタンカーで回収したらと小出先生のお話があり、それが実際に官邸に影響しており、これはリスナーが保安院他に電話して、話が届いたそうです。
福島「第2」原発1号機でタービン建てやから煙が出たことは、小出先生今初めて聞いたことで、地震に襲われており、何かの被害があると思うが、原子炉は冷温停止しており、安心していたのに、タービンでのトラブルは問題だが、停止している原発からの煙は、可燃物があり通常でも火災が起こるので、原子炉ではない火災であると期待したいということです。
そして汚水処理のタンカーのこと、今日のニュースで枝野長官がそれを言っており、多くのリスナーが昨日の小出先生のお話のタンカーについて指摘しています。小出先生は、リスナーが広めてくれているので、それが官邸に届いたならありがたい、懸念材料は、福島第1の海の深さが浅いのですが、これは小さなタンカーに入れて、その後大きなタンカーに移せばいいということで、タンカーは放射性廃液を入れることを想定しておらず、船員の被曝が心配される、これが問題で、専門家をどれだけ確保できるか、これこそ国の出番であるということです。今はとてつもない事態で、危険を避けつつ、どうするかということでした。
またリスナーが原子力保安院に電話し、保安院の人がタンカーの油層がコバルトに変わると言ったのですが、小出先生はそれはないとの話でした。しかし、タンカーのタンクは汚染され、二度と油のためには使えない、鉛のブロックを入れて放射線を防ぐ手もある(ガンマー線遮蔽に鉛が役に立つ)ということです。ここまで来たら、危険は仕方ないとのことです。
8万平方メートルに遮蔽物のゴムなどを巻くのはチェルノブイリでもやった、飛び散らないようにするには、敷地8万平方メートルにものすごい汚染を残すことになるということです。合成樹脂で固めたら空気、海には出ないが、その上では作業する人は被曝する、またテントで覆うには、どれだけ時間がかかるか、第1,3号機は建屋が吹き飛んだ、放射能を閉じ込めるテントなら、水素も閉じ込めて、また爆発すると言う事でした。水素を逃がして放射能を閉じ込めるというのは魔法の話ということです。
海水の汚染で、ヨウ素が基準の3350倍、この数字の意味は、小出先生は原子炉研で、放射性廃液の仕事を36年間しているが、法律限度以上のものを流したことはない、つまり1倍を超えることはなかったわけで、3350倍とは、途方に暮れる数字(環境に薄められてこの数字、大元はどんなものか想像もつかない)、周辺の海草などは大変な汚染とのことです。ヨウ素だけでなく、セシウムなども出ていて、一度汚せばなかなか復帰しないということです。人間が海産物を食べるには薄まっていると保安院の人が言っているものの、大丈夫なことはない、どんな微量の放射能も危険、海に頼る日本人には大変なことで、海草には何百〜何万倍に濃縮、魚にも汚染が起こるとのことです。
06. 2011年3月30日 21:30:21: twj5ahaLgQ
タンカーで汚水処理出来るなら例え一兆円かかろうが現在の事態を考慮すれば問題にならないが、とても現実的とは思えない。
小船からタンカーに揺れる海上で移し替えるだけでも大変で不可能だろう。
原発内の敷地は広いのだからどんどんタンクを集積して処理する以外に方法は有るまい。 少なくとも海上より陸上の方が作業し易いの自明だ。
例えタンカーに移し替えられたとしても、沈没でもしたら大変なことになるじゃないか。
07. 2011年3月30日 22:33:38: xDSRSBQsrs
保安員はなんでタンカー案を潰そうとしたんだろう?
「どうしてボクたちがそんな危険な仕事を引き受けなければならないの?」と思ったに違いない。
そんな危険なことに関わるくらいなら汚染水を海にぶちまけて、みんなで危険を分け合った方がいいと思ったんだろう。
そんな役人に対して「これこそ国の出番」と言った小出さんはさすが。
でも役人は安易な方を選択して、責任転嫁しながらズルズル最悪の状況へと向っていくんでしょう。
08. 2011年3月31日 20:53:35: hIwd8Ds5Yo
今日のお話が来ました。
無断転載歓迎とのことです、
福島第1の海でヨウ素が4385倍という値、原発の内部で原子炉自身が破壊、融けており、放射能が出ており、格納容器も破損していて、タービン建屋にも汚染水が出て、トレンチ(水を漏らさない構造ではない)に出たら海へ流れるしかないということです。除去しない限り、海に出るのです。これから放射能の濃度は高くなり、減らすには、トレンチから水を抜くことであり、作業にかかっているが、時間がかかるほど漏れる水は増える、タンクがないからどうしようもない、タンカーを連れてきて水を移すしかない(タンカー会社が拒否、こんな時こそ政治の出番である)、タンカーを調達する(2度と使えないが)必要ありとのことです。
リスナーより、飯舘村の土からIAEAの基準の2倍が出た件について質問があり、これに小出先生はとんでもない政府の言い分であり、日本の法律で放射線管理区域の100倍!小出先生のような特殊な仕事をする人が、飲み食い、寝てはいけないところの100倍であり、そんなところですぐに影響が出ないという政府は何かという批判がありました。IAEAの組織すら原子力推進組織であり、それすら日本政府を批判している、日本政府の対応はあまりにひどいとのことでした。屋内退避のところではないが、コンパスで10km30kmではない、風の吹いているところになる、この固有名詞を出さなかったが、汚染されているのが分かったら、行政はすぐに動かないといけない、それが出来ないのが日本なのだということです。同心円の避難範囲見直しは当たり前ということです。他の手段はもちろんある、時々刻々どう放射能が拡散するかは計算できる、そのためにスピーディーがある、それを分かって決め細やかに対応しないといけないのにやっていない、原発は絶対安全、住民に被害を与えないと言って来た延長であるということです。
また、原発周囲に数百対の遺体があるのに、放射能汚染で持ち出せない、これは、ちゃんと運んで、遺族とともに被曝を伴いつつ、送るべきとのことでした。それはやらなければいけない、飯館村の人を避難させるのと同じ、何が人間にとって大切なのか、ということでした。
東電の社長が入院、会長は津波対策をあまり感じていないのですが、個人の感情は入れたくないが、恥ずかしい人たちだと、この期に及んで何を、ということです。
福島原発と同じ原子炉での電源喪失で危険であるとアメリカが30年近く前に指摘していたのですが、それは昔からみんな知っていた、それなのに改善していない、だから対策を取らないといけないと小出先生他が言ってきたのに、日本の国、電力会社はそんなことは起きないと言って来たのです。そんなことを考えたら原発は建てられないからなのです、そういう事故を「想定不適当事故」と言っていた、起きないから考えないと言ってきたと言うのです。想定不適当事故は1975年以降、36年前から使われてきた、しかし現に起こっている、想定不適当と言われてきたということで、シビアアクシデントと言われる(過酷事故)、日本ではそんなことを考えなくていいとされてきたと言うのです。それを考えると原発は出来ないのです、だから都会に原発を建てなかったのです。
フランスへの期待が巷にあり、協力すると言うのですが、全く期待できないというのが小出さんの見解で、原発の最大先進国がアメリカ、それで事故が起こり、それを利用してフランスが儲けようとしているとの見解でした。フランスに技術があるなら見せて欲しいということです。国際的な協力は、ロボットは、放射線量の高いところで測ってくるだけであり、ポンプの修理、配線をつなぐことは出来ない、最後は人間がやらないといけないとのことです。規定の仕事しかロボットに出来ない、今の福島では想定外のことが起こっている、大変な過酷なことであると言うことです。
トレンチに水を運び出せないと、海に流れて海水汚染であり、海産物にもちろん影響が出て、海草は大変な汚染で、なぜテータが出てこないのか。今の状況は20日経ち、事故が起きて以来、決着(破局になるかどうか)は1週間と思っていたが、今、破局に至るかどうかは分からない、相手が悪すぎる、放射能そのものであり、「放射能は疲れを知らない」、放射能は今まで1日で1/10になるのだが、これからは減らない、福島の人が被曝しながら持ちこたえているのに、これからも被曝すると作業をする人のマンパワーが持たなくなる、作業できる人がいなくなり、出来なくなる、それが1ヶ月持ちこたえられるのか、という状態なのです。しかし、原子炉冷却に年単位の時間がかかるが、人が確保できるか不安とのことなのです。避難している人は、何年も避難しないといけないとのことなのです。
破局は、燃料棒の被服管(燃料の鞘)が破損しているのは、水素爆発ですぐ分かったが、燃料ペレットは融けていないと思っていたのに、プルトニウムが出て、ペレットも融けている、ただし部分的に融けているので、全体が融けたらメルトダウン、水蒸気爆発、原子炉圧力容器が破壊され、放射能の防壁の格納容器もアウトであり、今までの10倍〜何十倍の放射能が出るということなのです。その破局を避けて欲しいとのことです。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素8掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。