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ニュース番組に出てくる御用学者達の統制された発言には、原子炉内で作業したことのある元科学者としてうんざりしておる。
「プルトニウムは重いから拡散しにくい」などと戯れ言を言い続けるのはもってのほか。過去の核実験で生じたプルトニウムが世界中に飛散しておる。彼らはヨウ素に比べれば・・などと後追いの言い逃れでお茶を濁すのであろう。安全、安全と言い張るより、きちんと危険性を知らせるべきである。
さて、福島原発の弱点である圧力容器底部の配管継目から溶融したウラン、プルトニウムが格納容器に漏れ出ておるのであろうが、次の点が気になるところである。
福島第1原子力発電所は非常に古い発電所である。燃料棒中の核分裂に寄与しないウラン238は、数年程度、炉内での中性子照射により毒性の強いプルトニウムに転換する。
3号はMOX燃料で最初からプルトニウムの比率が比較的高いが、1号,2号もプルトニウムの比率が比較的高くなっておるのであろう。
そして、溶融したウラン、プルトニウム、核分裂生成物などは、炉底部の狭い空間から落下し集積する可能性が高い。
落下後も溶融状態を保っておれば、重い元素が下部に集積、分離する可能性がある。
プルトニウム239は臨界に達する質量がウランに比べてかなり小さいので、核燃料棒の10分の1=20kg程度で再核分裂を始める。
そして、プルトニウム239とプルトニウム240の混合体=核融合の核爆弾ほどではないが・・核爆発する可能性は排除できない。
そのような危惧が福島海岸に4基並んでいるのである。気休めでも「安全安全」を連呼することの非科学性をメディアは自戒せよ・・。
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