http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/212.html
Tweet |
安全神話を作ったのは東京電力である旨を示唆するブログの記事をみつけました。
参考までにご覧下さい。
-------------------------------------------------------
出典 http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/
原発安全神話---(大槻義彦ブログ)
原発安全神話
『原発は安全』と宣伝して住民を納得させてきた歴代自民党政権、各自治体、マスコミ、教育者などなど、今どう反省をしているのでしょうか。
とくに自民党、公明党は、安全神話に批判的であった民主党現政権の災害対策にケチをつけて手をこまねいていますが、反省のかけらもありません。
もちろんこの安全神話の推進役は東京電力でした。
私はつねに『車は安全ではないが必要です、それと同じで原発も安全ではないが必要です』という立場でしたから安全神話には加担しませんでした。
それがどうしたハズミか、10年ほど前、東電のテレビCMの依頼を受けました。
CMで『原発は安全だ、としゃべってくれ』というものでした。
私は『安全ではないが必要』ということしか言えない、と答えました。
東電はその後、私をはずし、タレント教授Yさんを起用しました。
彼はその後3,4年間、テレビCMで原発は安全です、と叫びつづけたのです。
私はYさんに言いました。明日にでも原発事故が発生したらあなただけじゃなく大学の立場もなくなるだろう、と。
福島の原発災害は自然災害で大地震によって引き起こされた津波災害、またそれによる原発災害、つづく放射能災害という災害連鎖でした。
したがってこれはスリーマイル、チェルノブイリのような人為的ミスによる原発事故ではありません。
自然災害の連鎖です。
だからといってこれが原発の安全神話をいまだに主張する根拠にはなりません。
大津波による災害に無力であるような設計そのものが、大きく言えば人為的ミスとも言えるからです。
『設計上の人為的ミス』とみなすべきでしょう。
その証拠に1号機から4号機まですべて同じような、同じタイプの不具合となっているのです。
繰り返します。
『原発は安全ではありませんが必要です』もしそうなら、今後どうすればいいのでしょうか。
それはおのずと明らかです。
安全性をとことん追求した設計、運用に転換することです。
これによって電力会社、国の経費は増大するでしょう。
採算が合わなくなるまで。
採算が合わなくなればもっと他の発電方法に転換してゆくでしょう。
放射能に関する山のようなご質問をいただいていますが、回答までに時間がかかります。もうしばらくお待ちください。
2011年3月30日 (水)
-------------------------------------------------------------------------------
[プロフィール]
大槻義彦 1936年 宮城県生まれ〜
早稲田大学名誉教授
理学博士(東京大学)
放射線の『水切り運動』を発見。火の玉のメカニズムを世界に先駆けて究明。
物理学雑誌『パリティ』編集長
日本物理学会理事
名古屋大学客員教授
ミュンヘン大学客員教授 など歴任。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素8掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。