http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/204.html
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(回答先: 東電のカネに汚染した東大に騙されるな!(INSIGHT NOW!) 投稿者 gataro 日時 2011 年 3 月 30 日 13:20:44)
http://www.asahi.com/paper/column.html
http://kwout.com/quote/mrvjaz8p
天声人語
2011年3月30日(水)付
放射能を封じ込める作業が放射能を広げ、時と労力を奪う。福島の原発事故は、ひとたび暴走した巨大システムの怖さを教えている。現場の死闘に心から声援を送りながらも、「がんばれ東京電力」の声に力が入らない
▼「津波が想定を大きく超えた」という。早い話が、東電の想定が間違っていた。地球や自然への畏敬(いけい)が足りず、結果として津波に負ける原発を海辺で動かし続けた。天災が暴いた人災である
▼福島第一の記録映画は、「この地は数百年にわたり、地震や津波で大きな被害を受けていません」と胸を張る。全電源が長らく使えない事態も見込んでいなかった。想定の甘さは、「千年に一度」が無残に証明した
▼『最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか』(J・チャイルズ著、高橋健次訳、草思社)に、興味深い一文がある。「起こるはずがないと思いたい災難の多くは、起こりえないのではなく、起こるまでに時間がかかるだけのことである」
▼多くの学者が国策になびく中、脱原発を貫いた高木仁三郎(じんざぶろう)氏がご健在ならばと思う。11年前、亡くなる年の講演で「私はそもそも、原子力は電力として使うには無理なエネルギーだと感じていました」と語った。「それがある種の政治的圧力により、強引に電力供給の主流に乗せられようとした」
▼科学とは、市民の不安を共有し、その元を取り除き、人々の心に希望の火を灯(とも)すものであるべきだと、氏は力説した。電力業界は論敵の視座から出直すしかない。「最悪」を免れ、原発という科学が残ればの話だが。
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【関連サイト】
高木仁三郎さんの残した種 『原子力資料情報室』
http://d.hatena.ne.jp/masaya50/20110312/1299959273
原子力資料情報室(CNIC)
http://www.cnic.jp/
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