http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/202.html
Tweet |
まるで手品!原発を布で覆えば…放射能拡散防止に奇策続々
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110330/dms1103301127000-n1.htm
2011.03.30 :夕刊フジ
福島第1原発事故で、放射性物質の拡散を防止するため、政府が原子炉建屋を特殊な布や膜材などで覆うことを検討していることが、30日までに分かった。また、タービン建屋地下に漏れ出た高濃度の放射能を含む汚染水をタンカーで回収する案や、作業にロボットを使う案も浮上。次々と投入が検討される“秘密兵器”だが、原発安定化には一進一退が続く。
これらの案は、(1)大気や水に漏れた高濃度の放射性物質が、電線敷設やポンプ機能復旧といった原子炉の冷却作業を阻んでいる(2)飛散した放射性物質が、農産物や水の摂取制限につながり、恐怖感につながっている−ことから急きょ出てきた。
朝日新聞によると、大気への飛散対策として、1−4号機の建物内に付着している放射性物質に特殊な塗料を吹き付けて閉じこめ、次に原子炉建屋が吹き飛んだ1、3、4号機を、特殊な布で覆い、応急的な建屋とする。密閉すると水蒸気爆発の危険があるため、換気設備を取り付けることも検討している。
建屋を特殊な膜材で多い、その後に、放射性物質を吸着する化学剤をヘリコプターで散布する案も出ている。
政府高官は、拡散防止策を「1カ月程度を目標とすべき」とした。
一方、汚染水の回収作業は難航している。原子炉から出た蒸気を冷やして水に戻す「復水器」に回収したいが、ほぼ満水。復水器を空にするため「復水貯蔵タンク」に移す必要があるが、こちらも2号機で半分近く、3号機で半分以上、水が入っている。このため、両タンク内の水を「サージタンク」に移す“玉突き”作業が必要になる。
そこで、原子力安全委員会は、汚染水の保管場所として、池やタンカーの使用案を首相官邸に伝えた。原発の港湾部に空のタンカーを横付けし、ポンプで移すものだが、岸壁設備がなく、作業員の安全確保に不安があるため慎重意見もある。
政府はこのほか、高い放射線環境下でも作業ができるロボットを使ったり、リモコンで機材を動かす対応も視野に入れ、米国や産業界と連携して模索している。
原子力安全委員会は29日、原子炉の冷却作業について「かなり長期、年オーダーと考えていい」(代谷誠治委員)と、年単位の時間が必要との見通しを示した。不安な日々は、簡単には終わりそうにない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素8掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。