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毎日新聞 3月29日(火)13時18分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110329-00000051-mai-soci
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発で、1、2号機のタービン建屋外の「トレンチ」と呼ばれるトンネル状の穴から高い放射線量の汚染水が見つかった問題で、経済産業省原子力安全・保安院は29日、東電に対し、汚染水が海にあふれた跡や地下水への影響の有無を調査するよう指示した。また、汚染水の発見について、東電と政府の統合対策本部に連絡がまる1日遅れた点を重視し、社内の情報伝達を円滑にし、適切に報告が行われるよう指示した。一方で復旧作業は、汚染の広がりに加え、高い放射線量によって主要な作業を中断せざるをえない事態になり、事故収束の見通しは立っていない。
保安院によると、トレンチの水位は安定し、現状では海にあふれた跡は確認されていない。しかし、1号機はトレンチの最上部まで10センチと迫っており、東電は土のうやコンクリートブロックで流出防止の応急処置をした。
また保安院は、東電による第1原発付近の海水の分析で、放射性ヨウ素の濃度が上昇傾向にあった南放水口(1〜4号機用)や北放水口(5〜6号機用)付近で、28日に濃度が減少したと発表した。一方で、南に16キロ離れた岩沢海岸付近では上昇傾向にあり、保安院は「汚染がドーナツ状に拡散しているとみられる」としている。
東電は29日、原子炉や使用済み核燃料プールの冷却機能の復旧に向けた作業を続けた。
1〜3号機のタービン建屋地下1階にたまった水は深さ約40センチ〜1.5メートルほどあるといい、立て坑内すべてに水が満たされていれば約3000〜6000トンになり、汚染された水は相当な量になる。所内のタンクに水を移す計画だったが、タンクの容量が足りないことが分かり、新たな方法を検討しなければならなくなっている。
1号機ではタービン建屋内にある復水器に入れて排水を続け、3号機ではすでに復水器に水が入っているため、別のタンクに水を移し始めた。だが、2号機は検討段階で作業は進んでいない。
【足立旬子、藤野基文、関東晋慈】
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