http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/876.html
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福島原発の放射能を理解する。(Ben Monreal)
http://ribf.riken.jp/~koji/jishin/zhen_zai.html
http://ribf.riken.jp/~koji/monreal.pdf
・・最初の方の放射能自体の説明は省略。最後の4ページ・・
福島での不幸中の幸い
原子炉は地震でも損傷なく生き延びた(!!!!)
緊急炉心停止が適切に行われた
最初の一時間の閉じ込めで放射性物質の危険が 1/5 に
最初の一日で危険が 1/20 に
避難が適切に行われている
最も危険な火災のリスクが100日前まで使われていた使用済み燃料に対してあるが、これはチェルノブイリにくらべて放射能の危険は100分の1
訳注:福島第一4号機に貯蔵されていた使用済み燃料は約100日前に取り出されている
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注意すべき核種
核種 半減期 チェルノブイリの影響
ヨウ素131 8 日 短期間に東欧のすべての住民が 0.5mSv 被曝
セシウム137 30 年 加えて30年にわたって、1mSv
ストロンチウム90 30 年 総量はセシウムより少ないが骨に蓄積。
プルトニウム241 14年 原子炉近くで影響大、ただし除染が容易
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火災発生の場合 粉塵中に
核種 半減期
ジルコニウム95 60 日
モリブデン99 3 日
ルテニウム103 40 日
セリウム141 30 日
バリウム140 14 日
現場で対応する人にとって最も危険。天候によっては、粉塵が拡散される(チェルノブイリの危険な汚染物質は60Km飛散した。)
粉塵内の放射性物質が屋内退避の理由。道路にある粉塵では被曝しない。衣類についた粉塵が被曝の原因。
粉塵は道路や建物から除去可能。農業漁業従事者は汚染が取り除かれるまで生産できない。(汚染土壌の上部10cm を取り除く方法がある。)
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まとめ
チェルノブイリにおける最悪の一般公衆への影響はストレスと恐怖であった。教育と情報周知に失敗した。
我々は情報を持っている。mSv を数えてどのように対応するか決めよう。
私見:福島原発の放射能の危険は最悪の場合でも軽減可能であり局所的(初期避難と食品中のヨウ素131 摂取をコントロールする必要がある。)
私見:地球規模災害の恐れはない。
津波被災者と50人の福島原発の作業従事者のためにみんなのエネルギーを集中しよう。
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* 「最も危険な火災のリスクが100日前まで使われていた使用済み燃料に対してある」ということは、3/11に緊急停止してから100日間は必死になって冷却し続けなければならない、ということでもある。半減期30日くらいの核のゴミが、10分の1になった頃まで、ということか。
* 「福島第一4号機に貯蔵されていた使用済み燃料は約100日前に取り出されている」にも関わらず、水素爆発←ジルコニウムの化学反応が生じたということは、100日では足りない、ということかも。
* ちょっと、不安を煽ろう。この講演の前提は、水を注入して冷却が継続できている、ということである。何らかの事情で、冷却ができなくなると(できなくなっているとするなら)・・。
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