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放射能汚染の成れの果てか
2011.03.27 Sunday
僕は放射能の長期的な影響に対して
さまざまな取材を通じ不安を持っています。
今日、書くことはインドの例であり、
さらに原発周辺のできごとでもありません。
放射性物質の管理がずさんといわれる
インドのウラン鉱山周辺でのできごとなので
同じことが日本で起こることはないと思います。
けれども、放射能を甘く見てはいけないという意味で、
このインドの例を紹介させていただきます。
まず、この写真を見てください。
インドのジャドゥゴダという場所で撮影した子ども写真です。
指がありません。
この子はこのとき3歳くらいだったと思いますが
まだ一人で立つこともしゃべることもできませんでした。
このジャドゥゴダはインドで唯一のウラン鉱山がある場所です。
ウランは原子力発電の核燃料としてりようされるものですが
ウランそのもから放射線が出ています。
以前からウラン鉱山の労働者や掘り出した鉱滓からの被曝は指摘されていました。
そしてジャドゥゴダでもこのように地域住民に深刻な健康被害が出ています。
僕は2007年にここに取材に入りましたが、
その健康被害の大きさに言葉を失いました。
当時、周辺の村では半分近くの女性が
生理不順や不妊症などの問題があると聞きました。
しかし、何よりも驚いたのはこういった先天性の障害児の多さです。
村を歩いているだけでもこのような先天性の障害児を何人も見かけます。
何十人もの先天性の障害児に出会いました。
彼らは決して、どこから集まってきた人ではなく
もともとここに住んでいた人たちです。
ウラン鉱山で働いていて癌になったという人にも
会いました。
しかし、インドのウラン鉱山を経営する会社は
「住民に深刻な健康被害はない」としていると聞きました。
もちろん放射能と健康被害の関係性は明らかになっていません。
ここを調べた京都大学の小出先生によれば
この集落周辺のγ線線量率は0.1μシーベルト/hで「驚くほどの高さではなかった」
と言っています。
しかし鉱滓池という鉱滓が流し込まれる池は
1μシーベルト/hという値がでていました。
小出先生はここからの汚染を疑われているようです。
また地下水などの影響もあるのかもしれません。
日本とは環境も管理も教育も全く違うので
日本でこういう被害が出るとは全く思いません。
そしてこういった状況を起こさないために
懸命の努力が続けられています。
しかし、これも現実の話です。
決して放射能汚染を(汚染されているレベルであれば)
甘く考えてはいけないと思います。
では具体的にどうするべきなのか?
僕が野菜を送っていただいている茨城県の農家の方は
当面の処置として以下のようにすると
手紙を送ってくださいました。
@ホウレンソウなどの葉菜は暫定基準値を
超えるものが検出されているので出荷を停止します。
A放射性物質は地表に付着し短期的には
地中にあるものはほとんど汚染されないという
ことですので根菜とネギは出荷します。
ネギは心配であれば白い部分のみを使ってください。
B加えて以前に収穫されていたイモ類や豆類を
お届けしますので工夫して食べていただきたいと思います。
C鶏は葉物のえさを中止し、穀物のえさのみを与えて
出荷を続けます。
原発が今後どうなるか状況が変わり次第改めてご連絡いたします。
この農家の方は「30年以上前から原発の無謀を訴えて」きました。
参考にしていただければと思います。
右足が生まれつきない女性
背中に大きなコブのある女の子
彼は歩くことができない
彼はよろめきながらなら歩くことができる。
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