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産経新聞 3月27日(日)17時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110327-00000531-san-pol
枝野幸男官房長官が27日午後4時10分から首相官邸で行った記者会見の詳細は以下の通り。
−−福島第1原発から半径20キロ圏内の避難指示を受けた住民の一時帰宅の実現性は
「要望が強いのは認識している。安全性を確保したうえでなければできないので、安全性を確保した上でできるのかどうかの模索、検討を始めた段階だ。その意味では要望に応えたいが、今の段階で可能性を答えられる状況ではないということを関係者の皆さんにはご理解頂きたい」
−−避難指示地域の人命救助活動はどうなっているか
「自衛隊、警察の皆さんにはしっかりした防護態勢を取った中で避難地域にも入っていただいてさまざまな対応をしていただいている」
−−首相は昨日、陸前高田市長ら被災地の首長と電話で意見交換しているが、内容は
「できるだけ現場の直接、生の状況を把握したいということは、この間、一環して首相は強い思いを持っている。それぞれの地域の首長さんに順次、連絡を取れる方から連絡をとって、直接、首長の声、ご意見、ご要望を聞かせて頂いているとの報告を首相から受けている。詳細については相手のあることなので、私から発表するというよりは、そうした声を踏まえながら被災者の生活支援についてさらに内容を充実させていくということで対応していく」
−−福島第1原発2号機から高い濃度の放射能が計測されている。現状は
「これについては詳細なデータなどは東京電力や保安院から発表している。その報告は官邸にも届いている。どうしてこうしたところに水がいっているかという原因究明と、できるだけ早く水を別のところに移して、復旧に入れるようにということは当然、官邸としても指示している」
−−たまり水にプルトニウムが含まれているがどうかの調査はするのか
「プルトニウムについての観測、検査できる対応で、原子力発電所内の土壌調査にすでに着手しているとの報告を受けている。なかなか簡単に計測できないとの報告受けている。周辺に土壌に拡散していないという状況であれば、一定の安全性が確保できる。逆に、土壌に出ていることであればそれに応じた対応をしなければならない。まずは土壌調査、分析を急がせている」
−−2号機のたまり水の影響で復旧作業は当面中断するのか
「作業員の安全を確保しつつ、大変高い放射性濃度を含んでいるわけだから、そこら辺にばらまくわけにいかないので、安全を確保しつつ別の場所に移すので一定の時間はかかる」
−−20から30キロの屋内退避だが、物流が滞り生活が困難だ。住民からしてみれば自主避難といわれてもどこへ避難していいのかわからず、そのうえ、理由が原発の影響なのかと不安は高まるばかりだ。一方で、放射線の影響による避難区域の拡大ではないかと風評被害の懸念も考えれば、地域の実情を反映して超法規的に20から30キロ圏内を避難指示区域とする考えもあるのか
「当該地域にいる皆さん、そうした地域を抱えている自治体には不便と苦労をかけていて、申し訳なく思っている。このそれぞれの地域の自治体の皆さんとしっかりと連絡を取れる状況にある。それぞれの地域の状況や実情、特に外部からの物流の状況や当該地域にいる皆さんの、人によって違うが、全体の状況をしっかりと対策本部の方で連携、連絡をとらせていただいて、特に当該地域の皆さんに情報を提供すること、それから地域の実情に応じた対応を進めていくということ、もし自主避難を要望される方には国の方でしっかりと対応する姿勢を示している。きめ細かい対応で生活を支えたいという対応の準備を進めている。そのうえで、指摘のようなあらゆる選択は現時点で否定しないが、そうした状況の中で、さらにこの2週間の間でも当該地域の実情は変化しているので、きめ細かく自治体の首長さんと連絡をとりながら、あらゆる選択肢を否定しない中で対応していきたい」
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