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表題に書いたとおりであるが、日本政府と東電には鎮静消火能力がない。消防署としての仕事が出来ない。
その内に首都圏を中心にして日本国民の内の普通の市民・生活者が怒り出す。
「なんとかしろ」と怒り出す。
いかに大人しい日本の生活者・市民だって、「俺たち私達の知らないところで何でこんな危険な事になってしまったのか。地震津波の大被害の上にこの様では…一体どうしてくれるのか」と騒ぎ出す。
それでも政府と東電はオロオロするだけだろう。
彼らの関心事は、自己保身と責任逃れと地位と利益を手放さない事の他は無いからだ。
その為に言い逃れと誤魔化しで今までを生きて来て乗り切ってきただけで本格的な対応なんかやった事がないからやり方が判らないのだ。
判らないし知らない。そうである以上、彼らに期待できないことは明らかだろう。
では、何処が主導してやってくれるのか?
「外圧」である。
今回の「外圧」は米国だけではない。日本の周りの国々だけではなく世界中の国々である。
この外圧を「援助」と勘違いしてはいけない。
原発が崩壊陰性破裂をしたのは地震津波に因るのであり、そのトリガーを引いた奴等がいたのならばそいつ等のせいではあるのだが、鎮める事の出来ないのは原発運転能力の低い東電ではなく政治の運転能力だろう。
それは言い換えれば日本国民の総体的政治能力だろう。
日本国民の総体的政治能力が崩壊陰性破裂の原発への鎮静消火を決めるのだ。
この能力の高低が日本以外の諸外国への迷惑の懸け具合を決定している事を我々は忘れてはならないだろう。
残念ながら日本国民の総体的政治能力は鎮静不能の菅政権を保持している。
そうである以上は、諸外国からの外圧に従い、鎮静化すなわち福島第一原発埋葬に踏み出す事になるのではなかろうか。
そう遠くない時期に、完全平温化を待たずにコンクリート埋めに踏み出す事になるのではなかろうか。
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