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原発で最も怖い冷却剤喪失事故 (LOCA) が地震直後に発生した可能性 (元原子炉技術者・田中三彦氏)
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/816.html
投稿者 i^i 日時 2011 年 3 月 27 日 08:31:49: uYCM.EuCxbqec
 

元バブコック日立の原子炉設計技術者でサイエンスライターの田中三彦氏が、首相官邸サイトから入手した福島第一原発1号機の圧力・温度等のデータを解析したところ、タイトルの事故が史上初めて発生した可能性が高いと推測されました。
このことは原子力安全保安院や東電なども承知していながら隠蔽していた節があります。
その上、最後の頼みの綱であった緊急炉心冷却装置 (ECCS) が、全電源喪失で機能しなかったという最悪事態です。
同様の疑いのある3号機についても現在解析中とのことです。

推測の具体的内容や、その技術的・社会的意味については、原子力資料情報室 (CNIC) のUSTREAMアーカイブ (http://www.ustream.tv/channel/cnic-news ) をご覧ください。
CNIC News 03/26/11 記者会見 -01 ~ 3
http://www.ustream.tv/recorded/13572861
http://www.ustream.tv/recorded/13573218
http://www.ustream.tv/recorded/13574257

なお、データのソースは http://www.ustream.tv/channel/junstv のライブ中にあったコメントによると、首相官邸災害対策ページにある
「平成23年(2011年)福島第一・第二原子力発電所事故について」
http://www.kantei.go.jp/saigai/201103261400genpatsu.pdf
の「別添1 福島第一原子力発電所パラメータ」(52ページから) とのことです。

以下は原子力資料情報室からの関連告知。

http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1055

> 地震・事故:福島原発 : 本日(3/26)19:00〜緊急記者会見(第8回)のお知らせ
> 投稿者: 原子力資料情報室 投稿日時: 2011/3/26 15:45:10 (12158 ヒット)
>
> 福島原発に関する緊急記者会見(第8回)のお知らせ
> 2011年3月26日
> 原子力資料情報室
>
> ― 福島第1原発事故:冷却剤喪失事故発生の可能性 ―
>
>  福島第1原発の1〜3号機では、原子炉の危機的な状況が継続しています。東京電力公表の事故の初期データの解析から、第一原発1号機で大口径配管の破断事故発生の可能性のあることが明らかになりました。東京電力は非常に不十分なデータしか公表しておりませんが、分析結果を公表いたします。
>
> 日 時:2011年3月26日(土)19:00〜
> 場 所:原子力資料情報室
>      http://cnic.jp/map.html
> 出 席:上澤千尋(原子力資料情報室・原子炉安全問題担当)
>     田中三彦(サイエンスライター)
>     後藤政志(元原子炉格納容器設計技師)
>     *英語の逐次通訳付
>
> * カメラ撮影をご希望の方は、設置できる台数に限りがありますので、下記連絡先にご連絡お願いいたします。
> * CNIC-Ustream中継を実施いたしますので、会場が狭いことをご了承ください。
  http://www.ustream.tv/channel/cnic-news
> *CNIC公式Twitter: @CNICJapan
>
> 問い合わせ連絡先
> ************************************************************
> 原子力資料情報室
> 〒162-0065 東京都新宿区住吉町8-5曙橋コーポ2階B
> TEL:03-3357-3800  FAX:03-3357-3801
> ***********************************************************


http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1057

> 地震・事故:福島原発 : 資料:3/26記者会見資料、福島T-1パラメータ
> 投稿者: 原子力資料情報室 投稿日時: 2011/3/26 22:33:01 (3383 ヒット)
>
> 本日(2011/3/26)の第8回記者会見で使用した配布資料をUPしました。
>
> 福島第一原子力発電所1号機 詳細パラメータ推移(2011/3/26)
> http://cnic.jp/files/earthquake20110311/F1parameter110326_a.pdf
> 福島第一原発1号炉プラントパラメータの推移(2011/3/26)
> http://cnic.jp/files/earthquake20110311/F1parameter110326_b.pdf
>
> 出席:上澤千尋(原子力資料情報室・原子炉安全問題担当)
>    田中三彦(サイエンスライター)
>    後藤政志(元原子炉格納容器設計技師)
 

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コメント
 
01. 2011年3月27日 08:40:53: jXuEVR7J7o
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110327/k10014924361000.html

経済産業省の原子力安全・保安院は、福島第一原発の「放水口」近くの海水から、25日、国の基準の1250倍余りの濃度の、放射性のヨウ素131が検出されたことについて、仮に500ミリリットル飲んだ場合、一般の人が1年間に浴びても差し支えない限度とされる1ミリシーベルトに相当すると説明していましたが、正しくは、その半分余りに当たる0.55ミリシーベルトであると訂正しました。


02. 2011年3月27日 08:46:50: EJniQ3GxYY
東京電力は、昨日26日に中央制御室に給電できたとの事だけど、地震のあと2週間に、何を制御できたのでしょうか。

圧力と、温度のデータくらいしか、取れていなかったのでは。


03. 2011年3月27日 10:03:52: FiDDH0bCSU
ケミカルプラント従事者ですがが、動画を見ました。非常にわかりやすく解説されており圧力の推移には物理化学的にも正しいと思いました。冷静な分析ですね。冷却剤喪失とは、とんでもないですね。もしこの冷却剤喪失の事実を関係者が隠しているとしたら、原発処理で現在必死で作業されている方々はパフォーマンスに利用されているということ。メルトダウンの可能性が全く否定できないので呆気にとられています。この後どうなることやら・・・・・・・・・。

04. 2011年3月27日 13:22:19: UfWHcAF5ys
2号機の下部で水素爆発が起こっていたというのはホントですかね?

まとめ
(1)第一原発1号機の公開されたデータから、原子炉内の配管は既に破断されており、世界初の冷却剤喪失事故が発生している可能性がある。これによって、タービン建屋に大量の放射線を含んだ水たまりがあったり、早期に水素爆発が発生したことの説明がつく。
 東電はこの事実を知っているにもかかわらず、全く公表していない。

(2)水素爆発が発生したのは、格納容器の上部にある蓋(フランジ)部分が圧力によって隙間が生じ、破断した配管から漏れた水素がその隙間を通り、建屋上部にたまって爆発したものである(御用学者の説明と違う)。

(3)2−4号機についても原子炉内の配管は破断しているだろう。

(4)2号機の原子炉建屋の上部は破壊されてないが、格納容器の下部で水素爆発が生じている。

(5)冷却剤喪失(配管破断)によって、圧力容器内にいくら海水を入れても抜けている状態なので、核燃料が溶融して圧力容器を底抜けして、格納容器を通るメルトダウンのおそれがある。


05. 2011年3月27日 15:55:26: TD7i9vvqMo
結局ネトウヨどもの言う「米軍提供の冷却材=ホウ酸投入」などしても意味がなかったと言うことか。
まぁそれ以前にホウ酸は制御材であって冷却材ではないので、再臨界の起きていない段階で投入しても無意味なのだが。

06. 2011年3月27日 23:32:30: MzQ0dNuj7k
「想定外の津波」による非常用電源喪失事故、と喧伝されているが…
この田中さんの報告を読むと…

第一義的には、1号炉では<地震の揺れ>による原子炉(圧力容器)配管の損傷=冷却材喪失がまず起こった。
(同時に、2号炉では、地震の揺れによって圧力抑制プールの継ぎ目が損傷した。その後、そこから水素ガスが漏れ爆発した)

<この程度の(想定内の)「揺れ」でも>原子炉配管(と圧力抑制プール)が壊れた、ことが重要だと思う。

どこの原発でも、地震によって(津波がなくとも)、同じことが起こる危険性がある。
当然、政府は認めたがらないだろうが…

圧力容器内の核燃料の現状が喫緊の課題。


07. 2011年3月28日 00:44:35: f8wsefoLI1
06様
その通りだと思います。
要するに原発本体が耐用年数を過ぎて、ガタがきていたということでしょう。
それを隠して運転を続けていて、こんなことになってしまった。
人災も人災、完全な犯罪。
真実を公表するはずがない。

08. 2011年4月09日 00:32:12: RmiKbnOWaI
読売新聞 『ずれた配管、やばい水!…原発作業員の恐怖証言』 2011年3月16日
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110316-OYT1T00550.htm
強い横揺れで天井のパイプがずれ、大量の水が漏れてきた――。

東日本巨大地震が発生した11日、東京電力福島第一原子力発電所で、稼働中だった1号機棟内にいた
男性作業員の証言から、建物内が激しく損壊した様子が初めて明らかになった。

この作業員は、同原発の整備などを請け負う会社に勤務。昨夏からたびたび同原発で作業しており、
地震があった11日は、稼働していた1号機の建物内のうち、放射能汚染の恐れがなく防護服を
着用する必要がないエリアで、同僚数人と電機関係の作業をしていた。「立っていられないほどの
強い揺れ。横向きに振り回されている感じだった」。地震発生の午後2時46分。
上階で作業用クレーンや照明などの機器がガチャンガチャンと激しくぶつかり合う音も聞こえた。
「これは普通じゃない揺れだと直感した」

建物内の電気が消え、非常灯に切り替わった。「その場を動かないように」という指示が聞こえたが、
天井に敷設されていた金属製の配管の継ぎ目が激しい揺れでずれ、水が勢いよく流れてきた。「これは
やばい水かもしれない。逃げよう」。誰かが言うのと同時に、同僚と出口がある1階に向けて階段を駆け降りた。

建物内で漏水を発見したら、手で触ったりせず必ず報告するのがルール。だが、この時は余震が続いており、
放射能に汚染されているかもしれない水の怖さより、このまま原子炉といっしょに、ここに閉じこめられて
しまうのでは、という恐怖の方が強かった。

1階は作業員でごった返していた。外に出るには、作業服を着替え、被曝(ひばく)量のチェックを
受けなければならないが、測定する機器は一つだけ。細い廊下は長い行列ができていた。
激しい余震はその後もさらに続き、「早くしろ」とあちこちで怒声が上がった。被曝はしていなかったが、
「水素爆発した後の1号機の建物の映像をテレビで見た。あそこに閉じ込められていたかもしれないと
思うと今でも足がすくむ」。(影本菜穂子)



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